井原線で往くのんびり鉄旅~訪ねたい沿線の観光スポット案内~

総社駅と広島県福山市の神辺駅間を結ぶ井原鉄道「井原線」。田園風景や町並みの中をゆったりと走る車両に乗って、沿線の町へでかけてみませんか?

井原鉄道「井原線」

岡山県西南部(総社駅)から広島県東部備後地方(福山市神辺駅)を結ぶ井原線は全長41.7km。沿線には総社市、倉敷市、矢掛町、井原市、福山市などの地域があり、全区間の乗車時間はわずか1時間10分ほどです。車両はディーゼル車両で、1両又は2両編成。ドアの開閉はドア横のスイッチを乗客が押して行います。
のどかな田園風景の中を走る姿が絵になる井原線は、線路のほとんどが高架で眺望は抜群。岡山県出身の工業デザイナー・水戸岡鋭治氏が手掛けた茜色の車両「夢やすらぎ号」を目当てに全国から観光客が訪れており、木の床や座席など趣ある内装は必見です。
※夢やすらぎ号の運行情報は公式Facebookでご確認ください。

倉敷美観地区(倉敷市)

江戸時代に幕府の直轄地として栄えた町並みが今も残る、岡山県内でも有数の観光地。柳並木の連なる川畔には風情ある白壁土蔵のなまこ壁や町家が並び、古い建物を改装したショップや飲食店も多数。日本初の私立西洋美術館「大原美術館」や、世界各国の美しい民芸品を約15,000点も所蔵する「倉敷民藝館」、蔦の絡まるレンガ造りの「倉敷アイビースクエア」といった文化施設も点在しており、一日を通して楽しめます。JR倉敷駅から徒歩約10分です。

横溝正史疎開宅(倉敷市)

金田一耕助シリーズの作者として知られる横溝正史が、70年以上前の疎開中に暮らした家。井原鉄道清音駅を始点とし、疎開宅周辺をめぐり川辺宿駅に至るウォーキングコース「金田一耕助の小径」には、小説にまつわる見どころがあちこちに点在し、金田一シリーズに登場する6体のキャラクターの像も立っています。川辺宿駅から徒歩約40分です。

井山宝福寺(総社市)

画聖・雪舟が幼少時代に修行した禅寺。叱られて柱に縛られた際に、流れた涙で描いたネズミが本物のように見えたという逸話が残っています。境内には山門、仏殿、三重塔などがあり、なかでも三重塔は国の重要文化財に指定されています。JR総社駅から車で約7分です。

備中国分寺(総社市)

奈良時代、聖武天皇の発願により建てられた国分寺の一つで、境内の五重塔は岡山県で唯一のものです。田園風景の中に建つ五重塔をバックに咲く菜の花やれんげ、ひまわり、秋に色づく赤米など、季節ごとの写真撮影スポットとしても人気を集めています。JR総社駅から車で約15分です。

旧矢掛本陣石井家住宅(矢掛町)

参勤交代の時に、大名や公家などが宿泊した石井家は、間口20間(約36m)、奥行50間(約90m)、敷地約1,000坪の広大な屋敷です。江戸時代中期から後期にかけて建てられた十数棟の建物がほとんど改変されることなく残っており、御成門や蔵、鬼瓦、虫籠窓、なまこ壁などが、当時の繁栄を物語っています。井原線矢掛駅から徒歩約10分です。

矢掛屋(矢掛町)

江戸時代に参勤交代で栄えた旧山陽道沿いにある、古民家を改装した複合施設です。すべての間取りが異なる宿、瀬戸内の魚介と地元の野菜を使った食事処、木のぬくもりがあふれる日帰り入浴施設があり、地元の人から観光客まで幅広く利用されています。井原線矢掛駅から徒歩約10分です。

井原デニムストア(井原市)

井原駅の構内にあるショップです。世界の有名ブランドの製品にも使用されている、最高級のデニム生地についての資料展示のほか、高品質のジーパン、シャツ、ジャケット、生地などを販売しています。また、バッグやキーホルダー、ランチョンマット、コサージュなど、デニム生地の加工体験も可(要予約)。

井原堤(井原市)

小田川の堤防沿いに約2kmに渡って続く並木道です。春は桜の名所として有名な市民の憩いの場で、満開時には桜のトンネルが迎えてくれます。井原線井原駅から徒歩約20分です。

廉塾(福山市神辺町)

江戸時代の儒学者、菅茶山(かんちゃざん)によってひらかれた私塾です。40年間郷学のために尽くした塾舎で、講堂、寮舎、菅茶山の居宅などが現在も当時の景観を維持しています。井原線神辺駅から徒歩約15分です。

神辺本陣(福山市神辺町)

江戸時代、参勤交代の大名が休泊した施設で、延享5年(1748年)に建てられた建物は重厚な黒塗りの土塀に囲まれています。神辺宿には西本陣と東本陣があり、こちらは西本陣で筑前黒田家専用の本陣でした。井原線神辺駅から徒歩約10分です。