HOMEおか旅TOP記事一覧 > 雨でも超楽しい!瀬戸内市の美術館&博物館5選
雨でも超楽しい!瀬戸内市の美術館&博物館5選
瀬戸内市 歴史 アート
ライター:藤田 恵
掲載日 2018.06.28
1457 ビュー
穏やかな美しい海に面し、最近は移住者も増加中の瀬戸内市。実は博物館・美術館・資料館などが多く、雨の多い季節でも存分に遊べる街なのです。
中でも定番の5スポットがこちら。webで「瀬戸内市内美術館・博物館施設共通割引券」をプリントアウトすれば、入館料がとってもお得に!
あんな名作・こんな名画も…!「瀬戸内市立美術館」
オリーブの画家として親しまれている「佐竹徳」など、瀬戸内市ゆかりの作家の作品を中心に、今見ておくべき展示や、勢いのある若手作家の展示など、意欲的に企画展を実施している瀬戸内市立美術館。
取材時(2018年6月25日)は愛媛県にあるセキ美術館から「加山又造」「小磯良平」「ロダン(版画)」…と、作家名も作品も超メジャー級な数々を借りて、「セキ美術館コレクション展」という見応えのある企画展の真っ最中。愛媛まで行かなくても名作の数々が楽しめるとは…!2018年7月22日まで開催です。
入り口は、瀬戸内市役所牛窓庁舎4階。海が見える大きな窓付きエレベーターで、ゆっくりと最上階へと上がり、そこに広がる非日常なアート空間を楽しみましょう。
御刀ファン大絶賛の有名施設「備前長船刀剣博物館」
瀬戸内市長船は、日本有数の刀剣の名産地。同博物館では、刀剣が神具や武器として用いられ、現在では美術品として愛されるようになった歴史のほか、刀工による制作過程の動画やパネルなどで、刀剣について丸ごと学べます。
もちろん、歴史的価値の高い業物の数々も常時約40口を展示公開。抜群のライトアップで展示された美しい刀たちに、うっとりと魅入る来場者でにぎわっています。
刀剣ブームを受けてテレビ番組でもよく取り上げられているため、県外からのお客さんも多いんだとか。日によっては迫力の古式鍛錬や、職人さんによる作業の様子も見られるので、ぜひ訪問前にwebサイトでチェックしてください。
夢二の過ごした幼少期と晩年「夢二生家・少年山荘(夢二郷土美術館分館)」
築200年を超える味わい深い古民家。ここは、今なお多くの人達から愛されてやまない画家「竹久夢二」が16歳まで過ごした生家です。
岡山市にある本館から運ばれる肉筆の作品を展示するだけでなく、夢二が描いたネコちゃんやお花などのモチーフのスタンプでミニトートが作れたり、お手玉・けん玉など昔あそびが楽しめる体験型施設でもあります。
週末は、数々のワークショップを楽しめるのが◎。夢二もこんな風に幼少期を過ごしたのかな…と、思いを馳せられるのが同館ならでは。その気持を俳句にしたためれば、夢二の絵ハガキがもらえます。風流!
すごいのは、夢二が晩年に建てたアトリエを再現した「少年山荘」も見学可能なところ。夢二自身が設計したとあって、遊び心があちこちに。ドアがいくつもついていたり、意味もなく段差があったり、当時は斬新だった吹き抜け天井を採用したり。50代の若さで生涯を終えるまで、東京で生き生きと過ごした日々が感じられ、思わず笑顔に。
今日からアナタも通信使「牛窓海遊文化館」
鎖国の続いていた江戸時代、徳川将軍へのお祝いなどのために、はるばる朝鮮から江戸を訪れた使節団「朝鮮通信使」。実は瀬戸内市牛窓へ15回も寄港しおり、街に大きな影響を与えたんだとか。その記録の数々は、2017年にユネスコ世界記憶遺産にも認定されたとのことで、大きな注目を集めています。
同館では、当時の行列をジオラマで再現。朝鮮の通信使・官僚の衣装やかわいいチマチョゴリを着て写真が撮れるスペースもあり、華やかな装いに大はしゃぎ!
秋の牛窓をアツくする「だんじり巡行」の展示室もあって、実際に祭りで引っ張る重要文化財に指定された舟型の「だんじり」が間近で見られます。どれも江戸時代から明治時代初期に作られた貴重なもの。精密な彫刻は目を見張るばかり。圧巻です。
備前市じゃないの!?備前焼のルーツはここ「寒風陶芸会館」
なんと瀬戸内市は、古墳時代〜平安時代にかけて中国地方最大の「須恵器」の産地でした。特にこの寒風陶芸会館周辺で焼かれた焼き物は、色が白く貴重だということで奈良の都へ税として納められていたほどハイクラス。そんな歴史と出土品の数々が見られる上、陶芸体験や現代作家の作品展示・販売も行われています。
地元に生まれた時実黙水(ときざねもくすい)さんは、寒風で完全な形の須恵器を見つけてからドハマりし、約60年間で1万点以上の須恵器を収集。発掘調査の成果を書籍にまとめて、寒風古窯群の重要性を広く世間に伝えた功労者です。彼のおかげでこの施設があるんですね。
会館の裏手には広い原っぱ。そう、ここが国指定史跡の寒風古窯跡群です。5つもの窯跡に、工房とみられる建物の跡、須恵器関係の有力者の墓跡などがぎゅっと集まっており、もはや”須恵器のアミューズメントパーク”と呼んでいいレベルの満足度なのです。
瀬戸内市の美術館&博物館は、どれもとっても個性的。下記URLから「瀬戸内市内美術館・博物館施設共通割引券」をダウンロードして、心に刺さるアートを探しに出掛けましょう!
注目の記事
自然 歴史 絶景 ロケ地 グルメ 高梁市
ライター:船橋 弘範
同じテーマ(歴史)の記事
自然 歴史 絶景 ロケ地 グルメ 高梁市
ライター:船橋 弘範
同じテーマ(アート)の記事
自然 アート 絶景 倉敷市 津山市 玉野市 瀬戸内市 矢掛町
ライター:おもと まちこ
自然 歴史 アート 体験 津山市 鏡野町 奈義町
ライター:青柳 紀子
このライターの別の記事
ランキング(1week)
テーマ
エリア
ライター紹介
横浜生まれ。おかやまへ。
築80年超古家生活。免許なし。
窓にはヤモリさん4匹。
田んぼ...
和歌山県で5年間、地元情報誌のライター編集を経験。2016年、結婚を機に、あれよあれよと岡山県に移住してきました...
生まれも育ちも岡山県。
生まれ育った県南を離れ、県北住まいも早3年目突入。
県北に来て、趣味はド...
岡山の魅力を地元ライターが厳選して紹介する、記事発信サイト「おか旅」の編集部です。テーマを絞って、観光スポ...
風景写真や星景写真(星のある風景写真)を岡山県内やニュージーランドなどで撮影しています。倉敷市生まれで、旅...