【晴れの国おかやまは、天文県!】日本初の民間天文台「倉敷天文台」と2018年夏のお勧めイベント!

「平成30年7月豪雨による災害」にご支援、ありがとうございます。
今回は、倉敷美観地区の近くにある日本初の民間天文台「倉敷天文台」と2018年夏に岡山県内で開催される2018年夏のお勧めイベントをご紹介いたします。

上の写真は、貴重な古き時代の「倉敷天文台」風景です。(写真提供:公益財団法人倉敷天文台)
掲載日:2018年08月10日
  • ライター:船橋弘範
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①倉敷天文台(倉敷市)

倉敷天文台は大正時代、原澄治氏により創設されました。
当時は官立の天文台しかなく、一般の人は望遠鏡を覗くことができませんでした。
そこで京都大学教授の山本一清博士が設立した天文同好会の岡山支部長、水野千里氏により晴天日数の多い岡山で天文台設置運動が興り、大正15年(1926年)、イギリスより購入した32cm反射望遠鏡(鏡はカルバー研磨)の設置により誕生したのが倉敷天文台です。
現在でも地域の人々に天文一般知識普及活動を無料で行い、月に一回の天体観望会を実施しています。
昭和27年(1952年)当時に建造された5mドームを備えた天文台の建物を「原澄治・本田實記念館」として公開されており、平成5年(1993年)11月21日に開館しました。
「原澄治・本田實記念館」の1階は、「本田實記念室」として、本田實が愛用した観測機や星の写真の撮影フィルム、新彗星、新星の発見により贈られたメダル、少年のころ初めて作った小さな望遠鏡のレンズや彗星捜査を決意させた図書などの遺品や写真を展示しています。
「原澄治・本田實記念館」の1階「本田實記念室」には、新彗星・新星の発見により、日本天文学会より贈られたメダルなどが展示されています。

本田實は生涯に新彗星12個・新星11個を発見し、「天体発見王」とも呼ばれた世界的アマチュア天文家です。長年「倉敷天文台」の天文台長を務め、この倉敷の地を拠点に次々と彗星や新星を発見し、倉敷、そして岡山県の名前を世界に轟かせました。彼の偉業は、現在も世界のコメット(彗星)ハンターや天文愛好家たちの間で語り継がれています。
「原澄治・本田實記念館」の2階は、「原澄治記念室」として天文台設立時に購入した32cm反射望遠鏡・昭和27年に設置の12cm屈折望遠鏡・創設の頃やその後の天文台関係の文献や新聞記事・創設者原澄治の書や陶芸作品・蔵書を展示しています。
「原澄治・本田實記念館」の2階
原澄治(はらすみじ)は、倉敷紡績(現在のクラボウ)専務として、大原孫三郎の右腕として実業界で活躍したほか、大正7年(1918年)から大正12年(1923年)まで倉敷町長としても活躍し、倉敷市名誉市民です。
ライター(私)は、大原美術館における大原孫三郎と児島虎次郎の関係が、原澄治と本田實(ほんだみのる)との間でも成立しており、倉敷天文台が天文学界における聖地となったように思います。
「原澄治・本田實記念館」の2階
ドーム回転用ハンドルに、「昭和27年7月8日 倉敷天文台ドーム落成式(本田實主事報告)」が掲げられています。

本田實が岡山県吉備中央町に、個人で開設した観測所「星尋山荘(せいじんさんそう)」があります。
現在も天文愛好家の皆さんにより守られています。下記のリンクをご覧ください。
2018年8月6日19時54分の倉敷天文台の風景です。綺麗な星空が見えていました。
中央の建物が観測室で、屋根が手前側に移動するスライディングルーフです。

②倉敷天文台「倉敷応援観望会」(倉敷市)

豪雨で被災した倉敷市を応援する星空観望会「倉敷応援観望会」が天文ボランティアの人たちにより、「倉敷天文台」で開催されています。
場所 倉敷天文台 倉敷市中央2丁目19-10
期間 8月末まで(8月19日と21日を除く)毎日開催
時間 19時30分~21時00分 天候が悪い場合は、中止となります。
観望対象 木星、土星、夏の大三角・月(15日~25日)
料金 無料です。
駐車場はありませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。
お父さんと小学校のお子さんお二人、土星や木星のスケッチを書いておりました。将来は、女性天文学者さんになるかもしれません。
お客様が少ない時に、ママがスマホで木星を撮影されているところです。ママもボクも大興奮でした。
中央で望遠鏡操作をされている方が、このイベントの発起人さんです。毎日、たくさんの天文ボランティアさんと頑張っておられます。

③八塔寺星まつり2018(備前市)「8月11日に盛況で終了しました」

「八塔寺星まつり」は今年で5回目、今年は開催時期を子供たちが動きやすい夏に開催することになりました。
日時:2018年8月11日(土)、17時00分~22時00分
場所:望ヶ丘レストラン・キャンプ場 岡山県備前市吉永町加賀美1393
TEL 0869-85-0312
※ポスターは終了時刻が21:00となっておりますが正しくは22:00です。
詳細は、下記のリンクをご覧ください。
晴れましたら、素晴らしい天の川を見ることが出来ます。

写真提供:吉田隆行さん(八塔寺 星を観る会)2018年4月19日午前3時40分撮影
吉田隆行さんのホームページ「天体写真の世界」 http://ryutao.main.jp/

2018年05月16日記事「【晴れの国おかやまは、天文県!】備前市八塔寺の星空・日本の原風景を歩く」は、下記のリンクからご覧ください。

④チャリティー観望会inRSKバラ園(岡山市)

日時:2018年8月19日(日) 18:30 - 21:00(最終受付20:30)
場所:RSK バラ園(岡山県 岡山市撫川1592-1)
主催:星でつながろう岡山
備考:☆予約・参加費不要、☆会場には募金箱を設置します。チャリティーにご協力ください。☆集まった募金は全額を倉敷市西日本豪雨災害義援金として振り込みます。

天体望遠鏡を使って惑星(木星、土星、火星)や夏の代表的な一等星(織姫星、彦星)を観察します。
木星のシマシマ、土星のわっか、赤く輝く火星を見てみませんか?普段目にしている月の表面もどんなふうになっているのか、気になりませんか?夏休みの宿題にはうってつけです。
お問い合わせは、「倉敷星のネットワーク」 kurashiki_hoshi_no-20180819[at]yahoo.co.jp
写真は、イメージです。写真提供:倉敷星のネットワーク 世話役 杉山誠さん
バラの見頃は、5月中旬~6月中旬と10月中旬~11月下旬です。
開園時間 午前9:30~午後5:00(入園は午後4:30まで)
休園日 毎週水曜日(祝・祭日の場合は翌日休園) 但し、4月~6月・10月~11月は無休
入園料が必要です。
写真提供:RSKバラ園

⑤岡山天文博物館「夏のこどもまつり」(浅口市)

日時:2018年8月25日(土)、26日(日)9時00分~16時30分
会場:岡山天文博物館、国立天文台、京都大学岡山天文台
内容:最新式のプラネタリウム特別投映や天体・星座ビンゴゲーム・工作など親子で楽しめるイベントを開催します。
なお、8月25日(土)のみ、普段は入れない国立天文台188㎝反射望遠鏡や完成したばかりの京都大学3.8m「せいめい」望遠鏡も見学できます.
※8月26日(日)は、188㎝反射望遠鏡・京都大学3.8m「せいめい」望遠鏡ドームには入れません。
夏のこどもまつりでは、「せいめい望遠鏡」(京都大学岡山天文台3.8m望遠鏡)を見学できます。

2018年07月02日記事「【晴れの国おかやまは、天文県!】「せいめい望遠鏡」(京都大学岡山天文台3.8m望遠鏡)」は、下記のリンクからご覧ください。

⑥倉敷科学センター「現行プラネタリウム引退企画」(倉敷市)

現行プラネタリウム引退企画が、2018年9月2日(日)まで開催されます。
平成5年のオープン以来、25年間倉敷の星空を投映し続けてきたプラネタリウムが引退します。投映回数1万8千回、利用者数150万人。現行プラネタリウムのラストスパートを、ぜひお見届けください。
※プラネタリウム機器更新工事のため、平成30年9月3日(月)から平成31年3月下旬まで、プラネタリウムおよび全天周映画の上映を休止します。(注:科学展示室は通常どおりの営業です。)
旧倉敷天文台スライディングルーフ天体観測室(登録文化財)が倉敷科学センターに移設・保存されています。

2017年07月24日記事「【晴れの国おかやまは、天文県!】デート・夏休みの自由研究にいかが?倉敷科学センターを探検する!」は、下記のリンクからご覧ください。
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