待ってました新作!宇野港アートめぐりに行ってきた!【瀬戸内国際芸術祭2022】

ついに来ました! 3年ぶりの瀬戸芸イヤー。からくり装置の赤い家!? 天から塩が降ってくる!?などなど。待望の新作から進化する常設アートまで! 開放感たっぷりの宇野の町で一期一会のアートな世界に浸ってみませんか?
築港商店街への展示や1DAYチケットなど、今回初の試みも注目ですよ。駅ナカで購入できちゃう限定のお弁当もおすすめです。
掲載日:2022年05月13日
  • ライター:おもとまちこ
  • 1138 ビュー

赤い家は通信を求む(玉野市/築港商店街)

通りを歩けばアートに遭遇する!?
2022年宇野港周辺会場の今までにない試みといえば、築港商店街の中でアートが楽しめることです。下町風情たっぷりの町の中。この路地の奥!?この病院の中!?空き家とアートが、3人の作家の作品によってつながれて。開放感たっぷりのイベントになっていますよ。さあ、1つ目の青い看板みつけました!

せわしなく回りつづける人工芝と地球儀!?見てはいけないパンドラの箱を開けてしまったような、生きもののような赤い家の中では、ナゾの装置たちが回転したり、浮いていたり。2階の上皿天秤にも驚かされました!緊張と緩和。静と動。アートユニット(片岡純也+岩竹理恵)のお2人による立体と平面の、響き合いがたのしい作品ですよ。
所在地:玉野市築港1-10(やさい屋ポッケの右路地入る)

実話に基づく

まるで油絵のような築100年の洋館も、まるごとアートな世界になっていますよ!包帯、ブラウン管テレビ、鳥かご!?かつての病院開業時まま、時が止まってしまったような異空間に、破壊されてゆくパリの建物の映像。根っことは。アイデンティティとは。モロッコの港町育ちの作家・ムニール・ファトゥミさんから、問いかけられているような作品です。
所在地:玉野市築港1-15-16(旧三宅医院)

時間屋(イメージ画像)

さらさら。きらきら。塩が、光の中から降り注ぐ!?元くつ屋さんの建物のカーテンの奥。コップを手にする10秒間で、あなたは何を感じるでしょうか。社会✖自然。やさしい視点の作家・長谷川仁さんの、空間使いのセンスも際立っていますよ。かつて塩の生産も盛んだった海の町玉野で、塩に触れる。生命誕生までさかのぼれる!?作品です。
所在地:玉野市築港1-11-26

S.F.(日の出公園)

ソテツの生えたオーシャンビューの公園には、夏会期からの新作が展示されます!
S.F.シリーズなど、素材や枠組みにとらわれない作品で注目を集める作家・金氏徹平さんの新作。今から楽しみです!宇高連絡船の遺構ものこる、宇野港突堤には、トルコ生まれの作家アイシャ・エルクメンさんの作品も展示予定。どちらも「作品に選ばれた」海町玉野ならではの空間ですよ。
所在地:玉野市築港5-20

アートプロジェクト(JR宇野駅舎)

前後不覚の浮遊感!?不思議な凹凸を感じる、モノトーンの駅舎です!イタリヤ生まれの作家エステル・ストッカーさんにより、大胆にラッピングされています。アート列車「ラ・マル・ド・ボァ」に乗って降り立ちたい!駅舎まるごとアートな宇野駅では、限定グッズや限定グルメなども販売されていますよ。

白桃を食べて育った桃鯛と瀬戸内パエリア弁当

数量限定のカラフルすぎる公式お弁当!ついつい手に取ってしまいました。
塩釜焼きローストビーフなど、地元食材として「玉野の塩」をテーマにしたメニューが揃っていて、なんと穴子の蒲焼きのふりかけ付き!目で見て。味も食感も楽しめる。思い出にのこるお弁当ですよ。お野菜もたっぷり。玉野の豊かさが詰まってました!

海の記憶(中央公園)

さあ、お腹が満たされたらお散歩がてら公園へ!
構成要素は、チタニウム・瀬戸内周辺の自然石・海水!?船のようなオブジェの中には、瀬戸内海の海水が封入されているいるんですって。みどり、白、きいろ。鏡面に映り込む「玉野」が反射したり、揺らいだり。色んな角度から、ぐるぐる回って光沢の変化を楽しめる!作家・内田晴之さんの作品です。
所在地:玉野市宇野1-25

宇野コチヌ

大きな口をパッカーンと開けて、たくさんの乗客をのせた直島行きフェリーをお見送りするコチヌさん!宇野のチヌと共に、パーツの「ゴミ」のお色直しをしてもらって、晴れ晴れとした!?表情です。みなさんしげしげと眺めて、滑り台をすべって。滞在時間が長くなる、現役愛されアートですよ!不用品や漂着ゴミでオブジェなどを制作する作家・淀川テクニックさんは、岡山県真庭市の出身です。
所在地:玉野市築港1-1-4(おまち堂前)

船底の記憶(宇野港第一突堤)

芝生の緑と、空の青。そして黒い鉄のかたまり!?港の広場では、作家・小沢敦志さんの鉄のアツい作品が2点、常設展示されています。ノルウェー船のスクリューや、軍艦のいかり。かつての船の一部たちは岡山へ来て、こうして余生をすごしている。しかも、年ごとにパーツが足されているんだとか!経年進化しつづける、終わりなきアートですよ。
所在地:玉野市築港1-1-4

終点の先へ(JR宇野駅前)

かつての放置自転車も、鉄アート作家の小沢さんの手にかかればこの通り!何ということでしょう。色とりどりの、かわいい姿へと変身してしまいます。
宇野駅前でオブジェのように飾られていますが、なんとレンタルOK!
実際にこの日も、2台のアート自転車とすれちがいました。再生するアートでめぐる港町はまた、格別ですよ。
春会期は5月18日(水)まで。夏~秋へとまだまだつづく瀬戸芸イヤー。たっぷり楽しんでくださいね。
所在地:玉野市築港1-2
マップを見る

同じテーマの記事

このライターの記事