勝山竹細工

かつやまたけざいく
清々敷く美しい青竹で作る竹細工

真庭郡勝山町(現真庭市)で生まれた勝山竹細工は、素朴な力強さが印象的な実用性の高い竹細工です。かつては「そうけ」と呼ばれるザルを中心とする農業用の運搬具や家庭用の容器などが生産されていましたが、時代の移り変わりとともにパン籠や盛り籠、花器といった用品も作られるようになりました。ほかの多くの竹細工に見られる河むきや晒(さらし)などの加工を一切行わない勝山竹細工は、地元や周辺市町村で育った真竹そのものの清々しい色と甘い香りが特徴です。
竹表面と内側から取った青と白の2色の「ひご」を交互に編み込む「ござ目編み」ならではの独特の美しい模様が、使い込んでいくうちに飴色へと変化。その様子を楽しむのも魅力のひとつです。

国指定郷土伝統的工芸品:昭和54年8月

エリア
美作
カテゴリ
伝統工芸品・民芸品

基本情報

住所 岡山県真庭市
公式サイト

このページを見ている人は、こんなページも見ています

この地域のおすすめ特集