河本邸 兵団の町家
大正時代の商家の町家建築を今に残す邸宅
岡山市街地、旧倉敷往来沿いに佇む旧河本家住宅は、大正期の町家建築の面影を色濃く残す歴史的建造物です。かつて米穀商を営んだ商家として使われ、現在も主屋、庭、離れ、蔵などが一体となって残されています。
【外観 ― 大正期の町並みを伝える町家】
通りに面した主屋は、焼杉板を用いた落ち着いた外観が特徴です。二階には虫籠窓(むしこまど)が設けられ、軒先には出桁造(だしげたづくり)の力強い木組みを見ることができます。
周辺の建物が建て替えられていく中、旧街道沿いの町家らしい外観を現在まで残しており、時代物の作品や、かつての岡山の町並みを表現する撮影にも適した景観を備えています。
【主屋 ― 商家の面影を残す店舗と通り土間】
建物に入ると、通りに面した旧店舗部分と、建物の奥へ延びる通り土間が続きます。
表側の商いの空間から奥の居住空間へと連続していく町家特有の構成が残されており、同じ建物の中でも場所によって異なる表情を見せます。
二階には、建物を支えてきた太い梁や木組みが確認できる場所もあり、大正期の木造建築ならではの力強い空間を感じることができます。
【座敷・縁側・庭 ― 静かな和の空間】
主屋の奥には、床の間や欄間を備えた座敷があり、その先には縁側と庭が広がります。
縁側越しに庭を望む構成は、季節や時間帯によって光や影の表情が変化し、静かな日常の場面から格式ある和の場面まで、さまざまな撮影に利用できる空間です。
表通りに面した商家の雰囲気とは対照的に、建物の奥には市街地の中とは思えない落ち着いた景観が残されています。
【離れ・蔵 ― 一つの敷地に異なる時代空間】
庭の奥には二階建ての離れと蔵が残されています。
主屋、通り土間、座敷、縁側、庭、離れ、蔵と、敷地の中を進むにつれて次々と異なる空間が現れることが、旧河本家住宅の大きな特徴です。
大正から昭和初期の商家の暮らしを感じさせる建築空間がまとまって残されており、映画、ドラマ、CM、写真撮影など、幅広い映像表現の舞台として活用できるロケーションです。
基本情報
- 所在地
- 〒700-0805 岡山県岡山市北区兵団1-1
- 料金
応相談
※営業時間や定休日、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

















































