気候と空気、そして水。 ぶどう作りに適した岡山の『ワイン』

気候と空気、そして水。ぶどう作りに適した岡山でワインを醸す

北は中国山地、南は瀬戸内海に挟まれた岡山県。肥沃な大地に恵まれたこの地では、明治時代から甘くて美味しい果物が豊富に作られてきました。なかでもぶどう栽培が盛んで、その生産量は日本有数。名実ともに岡山を代表する果物となっています。
岡山でぶどう作りが盛んな理由は、雨が少なく長い日照時間、寒暖差のある気候、澄んだ空気、そして栄養分を含んだ清流の水が育む、ぶどう作りに適した風土。
「岡山で栽培する確かなブドウで、確かなワインを作りたい」。そんな醸造家たちの熱い思いから、岡山で本格的なワイン醸造が始まりました。

岡山の名産品マスカットが原料! 旬の美味しさをワインで堪能

岡山で栽培されるぶどうのなかでも、マスカット・オブ・アレキサンドリア(以下マスカット)は知名度、生産量ともにNo.1に君臨する岡山が誇る逸品です。
そのマスカットでワインを醸すのが、マスカットの一大産地・倉敷市船穂(ふなお)の高台に建つ『ふなおワイナリー』です。「旬にしか味わえないマスカットを、季節を問わず、ワインで一年中楽しんでほしい」。その思いから、船穂産のマスカットだけを原料に、搾汁、発酵、澱引きを行い、職人たちが丹念に醸造。希少かつ贅沢なワインは、極甘口、甘口、中口、辛口、スパークリングなど7タイプがそろいます。マスカット特有の気品あふれる香り、深みのある甘みが生きた味わいは、普段ワインを飲まない人にも好評です。

ピオーネあり、ヤマブドウあり。産地だからこそ誕生した多彩な顔ぶれ

  • ヤマブドウ

    ヤマブドウ

県内各地で色んな種類のぶどうを栽培する岡山では、地域の数だけ多彩なワインが存在します。
たとえば、標高1,000mを超える山々に囲まれた高原地帯・真庭市蒜山(ひるぜん)にある『ひるぜんワイナリー』では、全国でも珍しいヤマブドウを使った野性味あふれる「ひるぜんワイン」を、西日本を代表する醸造所『サッポロワイン岡山ワイナリー』では、ピオーネ100%の「ピオーネワイン」を醸造しています。昭和60(1985)年から赤磐市是里(あかいわしこれさと)でワイン醸造を始めた『是里ワイン醸造場』では、是里産キャンベルで醸すワインを提供。
いずれも、ぶどうの産地・岡山ならではの個性豊かな顔ぶれで、フルーティな味わいと香り、スムーズな口当たりに、多くのワインファンが酔いしれます。
「岡山の自然が育んだぶどうを、岡山の気候風土で仕込むからおいしい」。その思いを信条に、岡山県産ぶどうでワインを醸す。旬の美味が堪能できる芳醇なワイン揃いです。

取材協力:ふなおワイナリー