倉敷はりこ
愛らしい造形と表情を一貫した手作業で作り出す
ころんと丸みを帯びたフォルム、鮮やかでカラフルな色彩、どこか愛嬌のあるユーモラスな表情が魅力的な「倉敷はりこ」は、岡山県西部の倉敷地域で明治初期から作られている縁起物の郷土玩具です。わずかな風にも首を動かす「首振り虎」が代表作で、他にも干支をモチーフにしたものや各種面の張り子も登場し、多くの人に親しまれています。
その作り方は当時と変わらず、型を作るところから始まります。頭や胴などパーツごとに自作した木型に、和紙と洋紙を6~7枚ほど張り合わせてしっかりと乾燥させます。木型から紙を取り外したら、彩色しやすくするため「にわか」を混ぜた胡粉(貝殻を焼いて作った顔料)で白く塗装し、さらに天日で乾燥させます。こうしてできた型に、何本もの筆を使い分け、慎重に、ときに大胆に筆を走らせ、ようやく1体が完成します。数々の行程を一貫して手仕事で作っていく「倉敷はりこ」。その素朴であたたかな風合いは、インテリアとしても人気が高く、暮らしに彩りを添える工程品として愛されています。
県指定郷土伝統的工芸品:昭和56年1月
その作り方は当時と変わらず、型を作るところから始まります。頭や胴などパーツごとに自作した木型に、和紙と洋紙を6~7枚ほど張り合わせてしっかりと乾燥させます。木型から紙を取り外したら、彩色しやすくするため「にわか」を混ぜた胡粉(貝殻を焼いて作った顔料)で白く塗装し、さらに天日で乾燥させます。こうしてできた型に、何本もの筆を使い分け、慎重に、ときに大胆に筆を走らせ、ようやく1体が完成します。数々の行程を一貫して手仕事で作っていく「倉敷はりこ」。その素朴であたたかな風合いは、インテリアとしても人気が高く、暮らしに彩りを添える工程品として愛されています。
県指定郷土伝統的工芸品:昭和56年1月
基本情報
- 所在地
- 岡山県倉敷市
- 電話番号
- 086-422-3978(生水 幹一)
- 料金
- 900円程度から
- ウェブサイト
※営業時間や定休日、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。