岡山県立美術館「藤原和通―そこにある音」
おかやまけんりつびじゅつかん「ふじわらかずみち―そこにあるおと」音の出ないコンサート、音を見るオブジェ、音に触れる機械…。岡山県倉敷市出身の藤原和通(1944-2020)が手掛けた仕事は、多岐にわたりながらもその中心には常に“音”がありました。音に対して幅広いアプローチを行ったアーティスト・藤原和通の特別展示が開催されます。
藤原は1960年代末ごろから、石(コンクリート)と木で制作された巨大な楽器を「音具」と名付け、多くの人で擦り合わせる観衆参加型のコンサート「音響標定(エコー・ロケーション)」を開催し、1976年ヴェネツィア・ビエンナーレに招待されるなど注目を集めました。自身で高性能の録音用マイクを開発し、世界中の様々な音の記録を行い、1992年から1994年まで放送されたテレビ番組『ウゴウゴルーガ』で「おとのはくぶつかん」のコーナーを担当。2003年には京都に音を販売するショップ「オトキノコ」をプロデュースし、2007年には音を触覚へと変換できるコミュニケーター「dayon」を商品化して一般発売。美術の枠を超えて活動の幅を拡げました。
同展では、藤原の作品や手掛けたプロダクト、記録された音に加え、当時の活動を伝える写真や資料などが紹介されます。
【関連イベント】
記念座談会「オトの藤原さん」
日時:2024年9月21日(土) 14:00~15:30
会場:地下展示室 ※要観覧券
出演:新江和美氏(藤原和通アシスタント)、粟津ケン氏(美術家)
司会:軸原ヨウスケ氏(COCHAE、デザイナー)
美術の夕べ(担当学芸員によるフロアレクチャー)
日時:2024年10月26日(土) 18:00~18:30
会場:地下展示室 ※要観覧券
講師:洪性孝(同館学芸員)
ワークショップ「身近な音を見る・聴く・触る」※要予約
日時:2024年10月19日(土)
・午前の部:10:00~11:30
・午後の部:14:00~15:30
会場:地下1階講義室他
定員:各回20名
※要申込み・先着順 空きがある場合のみ当日受付可、申し込みは公式サイトをご確認ください。
講師:nensow氏(音楽家)
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基本情報
開催期間 | 2024年9月21日(土)~11月10日(日) |
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開催時間 | 9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで) ・9月28日(土)、10月26日(土)は19:00まで開館 |
開催場所 | 岡山県立美術館 地下展示室 |
住所 | 〒700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48 |
電話番号 | 086-225-4800(岡山県立美術館) |
公式サイト | |
定休日 | 2024年9月30日(月)、10月7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火) |
料金 | 一般:350円、65歳以上:170円、大学生:250円、高校生以下:無料 ※学生証や年齢が確認できる証明書を提示してください ※キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料 ※障がい者手帳もしくはミライロIDをお持ちの方とその介護者1名は無料 |
交通アクセス(車) | 山陽自動車道岡山ICから約20分 |
交通アクセス(公共) | JR岡山駅から徒歩約15分 JR岡山駅から路面電車「東山」行きで約5分、「城下」下車徒歩約3分 JR岡山駅から岡電バス「藤原団地」行き、「天神町」下車すぐ JR岡山駅から宇野バス「四御神」「瀬戸駅」「片上方面」行き、「表町入口」下車徒歩約3分 |
駐車場 | 地下駐車場(38台) |
備考 | ◎同時開催の特別展「世界遺産 大シルクロード展」観覧券でもご覧いただけます。 |
関連資料 |
※日程、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。