岡山のお茶処・美作だけでつくられている特別なお茶『美作番茶』

岡山県下有数の茶の産地である美作市海田地区。そんな田舎の山間で古くから作り続けられている、知る人ぞ知る伝統茶をご紹介します。

岡山のお茶処・美作だけでつくられている特別なお茶『美作番茶』

美作ならではの伝統茶「美作番茶」

「美作番茶」は、岡山県北東部の美作市海田地区を中心に古くからつくられてきた伝統茶です。

夏まで育ったお茶の葉を枝ごと刈り取り、鉄釜で煮て、それらを天日干し、乾燥させながら煮汁を回しかけるー「美作番茶」最大の特徴である煮汁を回しかける作業により、茶葉は飴色に輝き、香ばしくやさしい味わいに仕上がります。

高齢化により、今では生産者が2件のみとなりましたが、後世に残していかなければならないものとして、地域の風景とともに伝統を守り継いでいます。

「美作番茶」最大の特徴は、室町時代より受け継がれるその製法にあり

  • ①夏まで大きく育ったお茶の葉を枝ごと刈り取ります。
  • ②刈り取った茶葉を大きな鉄釜に入れ、麻布や木の蓋をかぶせて火力を調整しながら、約1時間煮ます。
  • ③茶葉を釜で煮た後、天日干しをします。
  • ④表面が乾燥したら煮汁をかけます。この作業を2〜4回繰り返します。
  • ⑤最後の天日干し。太い枝がポキっと折れるまで乾燥させます。
  • ⑥香りが飛ばないように出荷前に焙煎したら、美作番茶の完成です。

「日干番茶」とも呼ばれる「美作番茶」は、夏の一番暑い時期にあたる7月の土用の時期からお盆までの間に製造されます。

葉の形を残したまま飴色に輝く茶葉は、手間暇を惜しまない生産者の丁寧な仕事ぶりを物語っています。

伝統を守り継ぐ2件の生産者

海田園黒坂製茶
昭和38年(1963)創業。2代目の黒坂浩教さんは、美作番茶の生産者が減少したことに危機感を覚え、創業者である父につくり方を教わり、製造を始めました。「美味しい美作番茶を飲んでほしい」という思いのもと、昔ながらの伝統製法を重んじながらつくっています。

所在地:岡山県美作市海田2343
TEL:0868-72-2801
海田園黒坂製茶
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小林芳香園
文久2年(1862)創業。創業当初から製造されている美作番茶は、2017年に6代目の小林将則さんが家業とともに継承しました。より丁寧な仕上がりを目指して新たな工程を加えるなど、「どうすれば気持ちよく飲んでいただけるか」を常に考え、つくっています。

所在地:岡山県美作市海田1661
TEL:0868-72-0350
小林芳香園
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美作番茶の製造工程

小林芳香園の継承事例から見る、製造技術と工程の記録を動画にまとめました。是非ご覧ください。

美作物語 Story1 誰も知らない美作番茶


実際に起こった物語をもとに、世界に発信できる「美しい」短編映画を「作る」美作ショートフィルムプロジェクトの第一弾!

歴史あるお茶農家を舞台に繰り広げられる、高校生アスカと萌乃の10年の歳月とそれぞれの変遷を描く奇跡のエールストーリーを、是非見届けてください(18分作品) 。

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