備前国分寺跡
貴族の対立や疫病や災害の危機を仏教の力で鎮め護ろうと、天平13(741)年、聖武天皇の発願(ほつがん)により全国に建てられた国分寺のひとつです。発掘調査により、南北約190メートル、東西約175メートルの寺域に、南門・中門・金堂・講堂・僧房が一直線に並び、南東隅に塔が配置されていたことが分かっています。主要な建物は平安時代末ごろに失われ、その後再建された建物もありましたが、安土桃山時代には焼失したことが明らかになっています。1974(昭和49)年の岡山県による発掘によって国分寺跡の存在が確認され、その際、主要な堂塔の礎石や当時の瓦などが見つかりました。現在は、塔・講堂の基壇が復元整備されています。
基本情報
- 所在地
- 〒709-0825 岡山県赤磐市馬屋
- 電話番号
- 086-955-0710(赤磐市教育委員会社会教育課)
- 車でのアクセス
- 山陽自動車道山陽ICから約5分
- 公共交通機関でのアクセス
- JR岡山駅からネオポリス西9行きバス約30分「新道穂崎下」下車、徒歩約10分
- 駐車場
- なし(周辺駐車場を利用)
- ウェブサイト
※営業時間や定休日、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。