令和5年春の有隣荘特別公開 モノクローム 空間と響きあう色
へいせい31ねんはるのゆうりんそうとくべつこうかい モノクローム くうかんとひびきあういろ大原美術館創設者となる大原孫三郎の私邸兼迎賓館として1928年に誕生した有隣荘。このたび、通常非公開である有隣荘の門を開き、特別展が開催されます。
古くから多くの芸術家たちは、モノクローム―単色という限定された条件下での表現に関心を寄せてきました。東洋では「墨は五彩を兼ねる」といい、モノクロームのうちに無限の色彩の広がりを観てきました。そうした感性は、かつて日本の建築を彩った調度や芸術の中にも見出されます。床の間に掛けられた水墨画は、作品のうちには豊かな表情をたたえつつも、日本家屋の落ち着きある繊細な美意識に寄り添い、また、お互いを引き立て合いました。
今回の特別展では、大原美術館のコレクションの中からモノクロームの作品を選び、アール・デコ調の洋間や風格ある書院造の和室など、有隣荘の建築空間の中にて展覧。各室の和洋にとらわれず、ひろく海外や日本の近現代美術の中から作品を選ぶことで、空間と作品が織りなす新たな魅力を探ります。また、空間の連続性を特色とする日本建築では、部屋同士のつながりだけでなく、室内から庭へとつづく空間の広がりや、そこに映し出される四季折々の自然との共演が大切にされてきました。本展が開催される春、有隣荘の庭園は初々しい新緑で彩られます。
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基本情報
開催期間 | 開催終了 2023年4月28日(金)~5月7日(日)※会期中無休 |
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開催時間 | 10:00~16:30(入場は16:00まで) |
開催場所 | 有隣荘(大原美術館本館向かい) |
住所 | 〒710-0046 岡山県倉敷市中央1-3-18 |
電話番号 | 086-422-0005(大原美術館) |
公式サイト | |
料金 | 有隣荘入場券 一般:1,000円、学生:500円 セット券 一般:2,500円、学生:1,000円 ※セット券にて、有隣荘と大原美術館(本館、分館、工芸・東洋館)をご覧いただけます。 |
交通アクセス(車) | 山陽自動車道倉敷ICまたは、瀬戸中央自動車道早島ICから約20分 |
交通アクセス(公共) | JR倉敷駅から徒歩約10分 |
駐車場 | 美観地区周辺有料駐車場利用 |
※日程、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。