高梁市武家屋敷・旧埴原家

たかはししぶけやしき・きゅうはいばらけ

江戸時代中期から後期にかけて、百二十石から百五十石取りで、近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅である。江戸中期の建築として平屋建て、桟瓦葺き、箕甲・入母屋造りで大ぶりな三ッ花懸魚を取付け、玄関には幅二間の式台を設け、玄関の間の正面には一間半の棚を設けている。
また、式台上部の水引き虹棟には若葉を施し、蟇股には雲と梅鉢の家紋彫刻している。玄関の間の南側にある十二畳の「座敷」には本床造り、違い棚には天袋、付書院には禅宗風の火燈窓(花頭窓)が残り、柱はぜいたくな数寄屋風の面皮柱を使い、その東隣りの四畳半の押入れを隔てる壁には下地窓(塗りさし窓)が設けられ、床柱を省略した数寄屋造りの面影を残している。

エリア
備中
カテゴリ
古民家・日本家屋

基本情報

住所 〒716-0015 岡山県高梁市石火矢町27

マップ

このページを見ている人は、こんなページも見ています

このスポットの近くでできること(体験)

このスポットから近い宿泊施設

この地域のおすすめ特集