思わず見惚れる!アートなお寺おすすめ9選

何気なく訪れた町で、ふと出会う素敵な趣のお寺。にぎやかな十六羅漢像にリゾートのような竜宮門!?など、アートな気分で気軽に楽しくめぐれる!岡山の寺院建築まとめました。緑の中でリラックス。静かな路地の先に、心癒す空間が待っていますよ。
掲載日:2021年04月28日
  • ライター:おもとまちこ
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妙勝寺(津山市)

赤白緑!アクセントカラーが映える、とっても個性的な鐘楼門が出迎えてくれます。2階の軒の、扇のように広がった垂木。点線模様のようなカワイイ木口。本堂の彩色や、お稲荷さんの鳥居の赤など、巡るだけで元気になってきますよ。守護神・北辰妙見菩薩は、なんと北極星を神格化した星の神さまなんですって。

愛染寺(津山市)

檜皮葺屋根の香るような焦げ茶色が、青空にひと際目立ちます。鐘楼門の両側には仁王様。ボタンやサルスベリなど、季節ごとの花々も楽しめたり。さすが、2020年国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたばかりの、城西地区。良質な寺社が集まる津山市の中でも、見どころが凝縮されたおすすめエリアですよ。

宝福寺(総社市)

美しい組物。均整のとれた三層の屋根。朱色に塗られた、とにかく麗しい古塔です。この三重塔のみならず、国の重要文化財を24件(建造物)も有する名寺!紅葉、ハス、ツツジなど。季節の訪れを感じられる豊かな自然にも、魅了されてしまいますよ。2020年に修復が完了したばかりの山門も、職人技が光っています。

妙円寺(真庭市)

極彩色の絵巻物のような欄間の、十六羅漢さまの多彩なポーズ!雲、トラ、龍。精緻を極めた細工に、こころ奪われてしまいますよ。蛙股などにも装飾が施されていたり。珍しい重層の本堂は、隅々まで見どころが詰まっています。江戸時代の工芸技術の高さ。門前からの風情や静寂。感覚を研ぎ澄ませながらゆっくり浸ってみましょう。

大仙院(笠岡市)

おとぎの世界へ誘われてしまいそうな、くぐって楽しい鐘楼門です!赤い漆喰塗の袴腰。海町ならではの自由さや開放感も、たっぷり味わっちゃいましょう。神の山として崇められてきた鳥取・大山まで行かずとも、大山参りが叶えられる!地域に根差したお寺です。本堂に向かって反り返ったパワースポットの松の木も、忘れずご参拝を。

遍照寺(笠岡市)

住宅街の中に突然、風格ある仁王門が現れます!眼力、腹筋、見応え十分な仁王様に、室町時代製の梵鐘。本堂にも、龍の彫刻が見事な扉や、植物の繊細な細工が美しい手鋏みなど。目に焼き付けながらめぐりましょう。笠岡駅前のかつての遍照寺跡地に残されている、味わい深い多宝塔(国指定重要文化財)も一見の価値ありですよ。
[遍照寺の多宝塔 笠岡市中央町16]

日應寺(岡山市)

木そのものの美しさ際立つ、華やかな欄間彫刻。格子の中にさり気なく描かれた、植物図鑑のような天井画。岡山空港からほど近い山すそに、赤い仁王門や番神堂など、色彩豊かな世界が広がっています。参道から本堂裏のアジサイの小径まで、木漏れ日溢れる境内は自然もいっぱい。リラックスしたい時にもぜひどうぞ。

曹源寺(岡山市)

吹き放たれた五間三戸の楼門と、響き渡る鳥の声。味わい深い石畳に、差し込む光。歩を進めるごとに、頭もココロもクリアになってゆくような、心地よい空気がながれています。松並木に庭園。格式高い二重門の山門や、山の中腹の三重塔など。町に居ながらにして、禅寺のスマートさをじっくり味わえる。満足感の高いお寺ですよ。

洞松寺(矢掛町)

本堂、石橋、二の門など。国の登録有形文化財オンパレードの名刹では、国内のみならず海外からの修行僧が今でも修行に励んでいるんだとか。そんな中でもイチオシなのが、重層の山門(町指定文化財)です。獏や渦巻などの装飾。組物の美。素朴な中にも力づよさが感じられますよ。矢掛の宿場町周辺にも素敵なお寺が沢山あるので、ぜひめぐって楽しんで下さいね!
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