椿と桜の季節がおすすめ!笠岡諸島・大飛島を歩いて一周しよう
大飛島と小飛島から成る飛島は、たくさんのヤブツバキが自生していることから「椿の島」と呼ばれています。
本州と四国のちょうど真ん中付近に位置し、笠岡港から約20km南、旅客船でおよそ40分で到着する、瀬戸内海の島です。
椿の見頃を狙って、大飛島を歩いて一周してきたので、見どころを紹介します。
- ライター
- こばん(小林美希)
- 掲載日
- 2023年3月6日

大飛島一周 プランの立て方
笠岡市にある笠岡諸島旅客ターミナル「みなとこばなし」(笠岡港)から、笠岡諸島の各島に行ける旅客船が定期運航しています。
大飛島に行く場合は、三洋汽船「笠岡~飛島~六島航路」に乗船です。高島・白石島・北木島・真鍋島方面の航路とは違うので注意しましょう。
上り・下り、各3~4便となっているので、時刻表は前もってインターネットで確認しておくのがおすすめです。私は朝8:50笠岡港発、9:30洲港(大飛島)着の旅客船で赴き、14:35洲港(大飛島)発の旅客船で帰路につきました。日帰りでしたが、ゆったりと余裕をもって島を一周できましたよ。
大飛島には洲港のほかに北浦港(洲港から徒歩約20分)があり、小飛島にも港があります。間違えないように、降りる港も確認しておきましょう。
笠岡港から旅客船で約40分 大飛島へ
大飛島のハチマキ道路を一周
大飛島には、外周をぐるりと繋ぐ「ハチマキ道路」という道が通っています。車も走れる、アスファルトで舗装された道路です。
今回はハチマキ道路を、時計回りに歩いて一周(約4km)します。
大飛島遺跡
大きな岩がごろごろ。奈良・平安時代に海上交通の安全祈願をした祭祀の跡で、遣唐使の航海の無事を祈っていたのではないかといわれているそうです。
当時の都(奈良・京都)から運ばれたとみられる銅鏡やミニチュア土器などが出土したとのこと。瀬戸内海の真ん中でそんな祭祀が行われていたとは。歴史浪漫を感じます。
椿の花が咲くハチマキ道路
ハチマキ道路を歩いていると、さっそく椿の花が咲いているのを発見。このあともところどころで花開いていました。でも、まだつぼみの椿も多かったです。
ハチマキ道路はアップダウンが思った以上に激しかったです。歩きやすい靴と、飲み物を忘れずに! 自動販売機は州港の近くにありますが、自分で持ってきておくと安心です。
ほとんど分岐がなく、地図がなくても歩けそうですが、港の待合室にパンフレットがあるので、参考にするのもいいと思います。
恋人岬
写真を撮っていると、地元の方が話しかけて下さり、見える島について教えてくださいました。笠岡諸島の六島と、無人島の宇治島、福山市の走島が見えているとのこと。この写真は六島です。
この日はもやがかかってきれいでした。はっきりと見える日もあるのだそうです。
河津桜と椿のスポット
ソメイヨシノの丘
尻替地域でひと休み
ハチマキ道路を少しそれて、散策してみると、海を望む公園を発見。アップダウンが激しいウォーキングの疲れをとるべく、ひと休み。
またまた島の方が話しかけて下さいました。ハチマキ道路は昔は畑だった場所を繋げてできたことや、近くに「金魚椿」という金魚の尾びれのように三つ又になった葉を持つ椿があることを教えていただきました。
そのあと金魚椿を一生懸命探してみたのですが、私には見つけることができず残念です。
北浦港付近の椿の群生地
飛島西国三十三観音札所
洲港に到着!
ハチマキ道路を一周し、スタート地点の洲港に到着しました。ふだんから運動不足の私は、足が棒に。のんびりと写真を撮りながら、ゆっくり歩いて、休憩もして、13時頃に到着しました。笠岡港行きの旅客船が出る14:35まで、港付近でのんびりと過ごしました。
島は車の音がほとんどせず、すごく静かで波の音に癒されます。これからさらに見頃になってきそうな椿、そして桜の季節も見事な風景が見られそうです。ぜひ行ってみてくださいね。
地図
- 笠岡港
- 洲港
- 大飛島遺跡
- 恋人岬
- 尻替地域
- 北浦港
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