旧閑谷学校

きゅうしずたにがっこう
現存する世界最古の庶民のための公立学校

平成27(2015)年4月24日、旧閑谷学校は、旧弘道館(茨城県水戸市)、足利学校跡(栃木県足利市)、咸宜園跡(大分県日田市)とともに「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」として日本遺産に認定されました。
庶民の子弟の教育を目的として、寛文10年(1670)岡山藩主池田光政が津田永忠に命じ閑谷学校を創立し。石塀に囲まれた講堂、聖廟神社地、椿山、学舎学寮跡をはじめ石門、津田永忠宅跡、黄葉亭、はん池を含み、面積は38,829平方メートル。ほとんどの建造物が文化財に指定されています。
講堂は国宝。すべて屋根瓦に備前焼を用いており、いかにも儒学の殿堂にふさわしい雰囲気をかもし出しています。また、周辺に765mに及ぶかまぼこ型の石塀をめぐらしています。芝生で覆われた広々とした敷地の中には2本の楷の木が紅葉の時期に赤と黄色にそれぞれ鮮やかに色づきます。
建築材料は、けやき,楠,ひのきであるが、よく吟味され、現在でも講堂の床板などは鏡のように光っています。当時のままの姿が残る建物は、その歴史や美しさだけでなく、施工水準の高さも大変評価されています。

基本情報

住所 〒705-0036 岡山県備前市閑谷784

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