のれんの町並み「勝山町並み保存地区」

昔ながらの酒蔵や醤油蔵など、ノスタルジックな建物も多い勝山町並み保存地区。軒先に飾ってある「のれん」はお店毎に特徴があります。ここは何のお店?と、考えながら散策するのも楽しいです。

勝山町並み保存地区を彩るのれん「ひのき草木染織工房」

築250年の酒蔵を改造した染織工房兼ショップ。のれんの町としても有名になった勝山町並み保存地区ですが、きっかけは店主が自らの軒先に「のれん」をかけたことから。各建物の軒先にかけられている「のれん」も、多くがひのき草木染織工房で手作りされたものです。のれん以外の草木染めの商品もあるので、勝山のお土産も探せそう。

岡山県初の女性杜氏「御前酒蔵元 辻本店」

1804年創業の老舗で、店舗兼主屋をはじめ9つの建造物が国の登録有形文化財となっています。2007年には岡山県初の女性杜氏が誕生したことで話題になりました。蔵内では日本酒やリキュールの試飲も可能です。お隣には、酒の貯蔵庫を改装した「酒蔵レストラン西蔵」もあります。いずれも江戸後期・幕末から明治期の建物であり、赤煉瓦や土壁、なまこ壁におおわれた外観が特徴的です。

国内外のアーティストを招く文化ホール「勝山文化往来館 ひしお」

明治時代に建てられた醤油蔵を改装して作られた文化施設。国内外からアーティストを招き、展示会やワークショップなどを通じて親交を深めることを目的として設立されました。柱や振い瓦を再利用し、土壁を塗った外観は当時の様子を思い起こさせます。館内のカフェ「うえのだん」では、コーヒーと一緒に真庭市の食材を使ったスイーツや食事も味わえます。小高い丘の斜面に位置しているので、勝山の町並みを眺めながらちょっと休憩するのに最適です。