かもがた町家公園からスタート
約2,000坪の園内に、県下最古の江戸時代の町家で中を見学できる「伝承館」や、手延べ麺ランチが食べられる「交流館」、昔遊びができる広場、伝統植物園などがあります。
今回のコースはすぐそばの鴨神社の参道にあたるため、かもがた町家公園が休みの日でも歩くことができます。
鴨方に過ぎたるものが三つある 拙斎・索我・宮の石橋
鴨方の名士として知られる儒学者の西山拙斎(にしやませっさい)と、画家の田中索我(たなかさくが)、そして宮の石橋を「過ぎたるもの」=「素晴らしいもの」として称した言葉です。
橋の上はもちろん、橋の下も水路ではなく昔から道なのだそう。いわば立体交差点のような構造になっています。
アーチ状になっている造りもまた、江戸時代の技術の高さがわかるポイントのようです。
鴨神社
歌碑が並ぶ道を歩き鴨山の林道へ
鴨山には西国三十三か所観音霊場めぐりができるように、小さな石仏や磨崖仏が寺の名前とともに点在しているのです。
道中、大小さまざまな磨崖仏を見ることができました。山の中の岩に立派に彫られており、驚きです。貴重な文化財ですね。
鴨山城跡
一番大きな磨崖仏
彫った跡もよくわかります。表情がやわらかくて素敵。
このあたりの岩はせり出していて、歩くとまさに探検しているような気持ちになりました。
岩に乗ったり力を加えると危険です、気を付けてください。
長川寺
鴨山城主細川家七代目の細川通董公の墓や、文化年間(1804年~1818年)にできた岡山藩お抱えの庭師・弥兵衛の築庭などがあります。
長川寺から東へ歩くと、鴨神社に到着します。
まとめ
トレッキングルートは、「あさくちトレッキングMAP」がわかりやすいので、参考にしてみてください。
今回は⑧から②に向かって歩いたコースです。