旬は直売所にあり! 岡山の産直訪問「牡蠣の直売所」編

旨みをたっぷり含んだふっくらジューシーな牡蠣は、岡山の冬を代表する味覚。購入した牡蠣をバーベキューで楽しめる漁協直営の市場、養殖業者から直接買える海辺の加工場、ドライブ途中に気軽に寄れる道の駅など、新鮮で美味しい岡山の牡蠣が買えるスポットをご紹介。栄養豊富な瀬戸内海で育つ、大粒で味わい深い岡山の牡蠣を旬の時期にぜひご賞味ください。
掲載日:2023年12月18日
  • ライター:おか旅編集部
  • 14757 ビュー

五味の市(備前市)

岡山県南東部の備前市日生町は古くからの漁師町。県内きってのカキの産地としても知られる日生でカキを買うなら、日生町漁協直営の「五味の市」がおすすめです。土日祝日には6~7軒、年末~年明けには10軒以上のカキ養殖業者が出店し、朝早くから多くの買い物客でにぎわいます。
「五味の市」ではキロ毎にカゴに入れてカキが並べられています。ひと目見て量と金額が分かりやすく、買い物しやすいのが特長で、だいたい1kgが1,080円くらいだそうです。
岡山県の吉井川、兵庫県の千種川、2つの河川が流れ込む海域は栄養分が豊富で、牡蠣が大きく美味しく育つのに最適の場所。11月上旬に殻付き、中旬以降にむき身の販売が始まり、翌年3月まで出荷が続きます。1月~2月にはより大きいサイズの1年物の牡蠣が出荷されるとのこと。
持ち帰りだけでなく、その場から全国発送も可能です。袋や箱に詰めながら「ちょっとおまけしとくね!」なんてラッキーなことがあるのも、市場ならではの楽しいやりとり。
手作りの総菜や加工品も人気の「五味の市」。カキの旨みがたっぷり沁み出した「かきゴロゴロ弁当」は、ごはんが見えないくらい牡蠣がぎっしり。午後には売り切れていることも多いのでお早めに。また、名物「カキフライソフト」も要チェックです。
目の前にある「海の駅しおじ」では、「五味の市」で購入した牡蠣や魚介を持ち込んで炭焼きバーベキューが楽しめます(事前予約制)。食材が足りなくなったら買い足しに行くことも可能な近さ! コンビニエンスストア併設なので、ドリンクやおつまみなどの購入も便利です。
【五味の市】
住所:備前市日生町日生801-4
TEL:0869-72-3655
営業時間:8:00頃~16:00(売り切れ次第終了)
定休日:11~4月/水曜日、5~10月/火・水曜日
駐車場:普通車100台、バス10台

寄島カキ直売所(浅口市)

「出荷するのは一年ものだけ!」という寄島カキ直売所。通常、種付けから2~3年かけて出荷できるサイズになる牡蠣ですが、植物プランクトンが豊富な遠浅の海で養殖される寄島では、一年で身太りのよい、たっぷりと旨みが詰まった牡蠣に育ちます。ふっくらとやわらかく、濃厚な味わいの一年ものの寄島牡蠣はプロの料理人を唸らせるほど。地元の人だけでなく、県外からも多くの人が訪れています。
海に面してずらりと並ぶ養殖業者の直売所。その日の朝水揚げされた牡蠣がかご一杯に積まれ、店頭では「大」「小」「豆」の3つの大きさに分ける選別作業が行われています。カンカンカンと活気ある牡蠣を打つ音があちこちから聞こえてくるのは、寄島ならではの冬の風物詩です。
直売所の営業期間は例年11月上旬~翌年3月まで。11月終わりから年内はお客さんのピークで、1月半ば頃までは予約で完売ということも多いので、事前に確認してお出かけを。狙い目は1月後半から2月。「特に2月に入ると殻も身も大きくなるし、旨みも増してくるよ!」と漁師さん。殻付小1kg600円、殻付大1kg900円。1kg増えるごとに殻付小はプラス600円、殻付大はプラス900円。
【寄島カキ直売所】
住所:浅口市寄島町13003-33・34
TEL:各直売所へ連絡(リンク参照
営業時間:8:30~15:00頃 ※売切れ次第終了
定休日:火曜日
※正月休みあり(1/6~営業の店舗あり)
※12月は無休
駐車場:あり

道の駅黒井山グリーンパーク(瀬戸内市)

岡山市と備前市を結ぶ岡山ブルーラインの途中にある「道の駅黒井山グリーンパーク」では、11月中旬~3月末まで、瀬戸内市邑久町虫明産の牡蠣の販売が行われています。9:30~10:00頃に毎日新鮮な牡蠣が届き、土日祝日や12月半ば以降には店外にも売り場を拡大して展開。
大ぶりの牡蠣が入った殻付き牡蠣1kgパック(1,200円)は気軽な家庭用としても人気。生食用のむき身の販売もあり、地元岡山・宮下酒造の「牡蠣に合う白ビール」と一緒にぜひ味わって。
10kg入りの一斗缶(9,550円)と5kg入りの半斗缶(4,850円)は全国発送も可能。店頭にあるものではなく業者から直送してくれるので、より新鮮なものを届けることができます。ほかに、殻付き牡蠣12~13個+むき身500gのセット(5,000円)もあり。
2023年のシーズンからは、炭焼きで牡蠣が味わえる牡蠣小屋の営業もスタート。面倒な準備や後片付けはお任せで、道の駅と敷地内の店舗で購入した牡蠣を持ち込んでその場で焼いて食べられるようになりました。
※2023年は12月16日(土)~2024年3月31日(日)予定
※1ブース6名まで/90分3,000円/30分延長につきプラス1,000円/予約優先
【道の駅黒井山グリーンパーク】
住所:瀬戸内市邑久町虫明5165-196
TEL:0869-25-0891
営業時間: 9:00~17:00
定休日:無休 ※毎年1月に施設点検のため休日あり
駐車場:普通車232台、大型車28台

邑久町漁協直売所(瀬戸内市)

「道の駅黒井山グリーンパーク」の敷地内にある、邑久町漁業協同組合直営の販売所。牡蠣のシーズン期間限定(~2024年3月3日まで)で、とれたての牡蠣や加工品を販売しています。
手提げ段ボールBOX入り1kg(1,000円)とバケツ入り2kg(1,980円)を販売。ドライブの途中に寄っても気軽に持ち帰れます。
容器のまま電子レンジで加熱できる商品(600円)のほか、邑久町漁協の牡蠣を使った加工品も並んでいます。冷凍の「かきの天ぷら」、「かきギョーザ」が人気。土日曜日は試食が行われることもあるそうです。お米と一緒に炊くだけの「かき飯の素」は岡山土産として喜ばれているそう。
【邑久町漁協直売所】
住所:瀬戸内市邑久町虫明5165-196(道の駅黒井山グリーンパーク内)
TEL:なし
営業時間:9:30~14:00
定休日:火・水曜日(祝日は営業)、12/31~1/4
※2023/12/26・27は営業
駐車場:道の駅 黒井山グリーンパークに準ずる
マップを見る

もっと知りたい!岡山の牡蠣のこと

岡山県の牡蠣養殖の歴史やおいしさの秘密、おすすめの食べ方のほか、お取り寄せ情報もご紹介!

同じテーマの記事

このライターの記事