「みずの郷奥津湖ビジターセンター」&「道の駅奥津温泉」で“おいしい鏡野”に出会う

鏡野町各エリアのお土産がそろい、レストランでは地産食材を生かした今までにない新メニューを提供する「みずの郷奥津湖ビジターセンター」。また、地元生産者が育てた農産物や加工品が集まり、特産品を使ったランチが食べられる食事処併設の「道の駅奥津温泉」。岡山県北・鏡野町の“おいしい”に出会える2つの地産地消スポットをご紹介します。
掲載日:2025年07月04日
  • ライター:おか旅編集部
  • 152 ビュー

2025年5月リニューアル!「みずの郷奥津湖ビジターセンター」

鏡野町をより堪能できる複合施設としてリニューアルした「みずの郷奥津湖ビジターセンター」。あわせて誕生したのが、地元食材を使ったメニューの提供や地域産品やお土産の販売などを行う「KAGAMINO Foods&Goods COHAN」です。こちらは鏡野町の恵みを食事や買い物で享受できる、新たな地産地消スポットです。

地元食材を生かした新メニューが登場!

地元食材を使った健康志向のフードが楽しめるレストランでは、鏡野町の清流で育てられた「ヒラメ(あまご)」や、マツタケのような風味や食感の「松きのこ」を使ったメニューが提供されています。写真は「かがみのヒラメサンド」(980円)。地元パン屋のコッペパンに、旬の地産野菜と骨まで食べられる素揚げのヒラメがまるまる1匹サンドされたビジュアルはインパクト大!松きのこ入りのコロッケを挟んだ「「松きのこのコロッケサンド」(800円)も注目ご当地サンドです。
ひらめサンドには好みで味変ができるソース付き。爽やかなサルサ、まろやかなタルタル、甘酸っぱいトマトの3種類のソースは、このメニューのために作られたオリジナルです。ほくほくの厚切りポテトとの相性もぴったり。
水のきれいな里山で育ったお米も町内産。おにぎり2個に小鉢が付いた「かがみのCOHAN」(500円)は、甘みのある米自体の美味しさを堪能できるシンプルなメニュー。味噌汁の味噌や豆腐、揚げも地元産です。小鉢には野菜や山菜、自家製の漬物など、旬のものを使った品が登場するので、季節ごとに異なる味に出会えます。
鏡野町の北部に位置する上齋原地域特産の、日本スモモの原種といわれるすうめで作る特製シロップを炭酸で割った「すうめスカッシュ」(450円)は、すっきりと爽やかな味わい。他にも町内にあるお茶屋さんの茶葉を使った「ヤスダ茶香園の健康茶」(450円)や鏡野産の野菜と蜂蜜で作る「かがみのスムージー」(800円)など、“鏡野ドリンク"も要チェック。

ショップでは鏡野町の特産品が買える

ショップには、鏡野町内の各エリア(上齋原、奥津、富、鏡野)の商品が並んだコーナーがあり、それぞれの地域の特産品がひと目でわかります。
レストランのメニューで使われている、手作り田舎みそや国産木綿とうふ、油あげなども販売。ランチでその美味しさを知って、自宅用に買って帰る人もいるそうです。
【みずの郷奥津湖ビジターセンター】
所在地:岡山県苫田郡鏡野町河内60-8
TEL:0868-52-9100(鏡野観光局)
営業時間:9:00~18:00 ※ランチ11:00~15:00、カフェ9:00~17:00
定休日: 水曜日
駐車場:あり

道の駅奥津温泉

岡山県北の名湯、奥津温泉街が一望できる道の駅。館内の物販エリアでは、季節の野菜や花のほか、様々な特産品やお土産物、加工品、木工品などを販売しています。鏡野特産の「姫とうがらし」を使用したオリジナル商品の品ぞろえも充実しています。

季節の野菜、加工品などがそろう物産館

約120名の地元生産者から出荷される産直コーナー。入口すぐの場所には朝獲りの新鮮な野菜が並びます。春の山菜の時期にはわらびやぜんまい、葉わさびなどを求めて、県南からわざわざ買いに来る人もいるほど。
鏡野町の北西部、1000mを超える山が連なる山間に位置する富地域の清涼な水で、天然に近い状態で育てられたひらめ(あまご)の加工品。塩焼き、甘露煮の2種類があり、お土産にも喜ばれる一品です。
鏡野町を代表する特産品といえばこちら。契約農家で栽培されている奥津地域の固有種「姫とうがらし」は、独特の辛みが人気のビッグサイズの唐辛子です。
「道の駅奥津温泉」を運営するNPO法人てっちりこが、姫とうがらしを使った様々な加工品を開発しているので、道の駅内のふるさと物産館には、一味や七味、醤油、味噌、ドレッシングなど、オリジナル商品が揃っています。
自分好みにあわせて七味を作る「マイ七味づくり体験」も人気。姫とうがらしや青姫とうがらし、塩や胡麻、山椒、梅粉、紫蘇、柚子、青海苔などを香りと辛さを考えながらブレンドします。
マイ七味づくりの様子。材料を選んだらスプーンで計10杯分器に入れて混ぜ合わせ、じょうごで専用瓶にイン。自分だけの七味の完成です。

姫とうがらしを使ったメニューや大人気の日替わり定食

道の駅には食事処も併設しています。「お食事処 てっちりこ」では、姫とうがらしを使ったメニューも提供。写真はスープに姫とうがらし味噌を使用した「辛みそラーメン」(800円)。麺に姫とがらしを練り込んだ「てっちりこラーメン」(900円)もあり。
平日、1日10食限定の「おふくろ定食」(980円)。山菜の天ぷらに筍ごはん、肉じゃがと蕨の卵とじ、筍と豚肉の野菜炒め、えんどうご飯など、旬菜を盛り込んだおかずやご飯は、一度食べるとファンになる人続出。その時期、その日の食材によって献立が変わる、人気の地産地消ランチです。
 
【道の駅奥津温泉/NPO法人 てっちりこ】
所在地:岡山県苫田郡鏡野町奥津463
TEL:0868-52-7178
営業時間:ふるさと物産館9:00~17:00、お食事処てっちりこ11:30~14:30(L.O.)
定休日:ふるさと物産館…水曜日(祝日の場合は翌日)、お食事処てっちりこ…火・水曜日
駐車場:あり
マップを見る
◎岡山県農村振興課では地産地消を推進するため、岡山県産の食材を積極的に利用・提供する「おかやま地産地消協力店」(小売店・飲食店)や岡山県内の直売所をホームページで紹介しています。
お店を訪れ、岡山の食材を味わってみてください。
新規登録店も募集中です。

同じテーマの記事

このライターの記事