8月中旬に「そうめん流し」情報って遅くない?と思われる方もいますよね。ですが、近年は9月、10月になっても暑いですよね。2025年からは営業期間が秋まで延長されました。ぜひ最後までお読みください。
山乗渓谷はまさに「天然のクーラー」
足元の岩肌から立ち上る冷気、川からの水しぶき、木立の緑と木漏れ日が織りなす絵のような世界。ここはまるで、冷蔵庫の中にいるかのような環境でまさに自然のクーラー。真夏日でも、30分過ごせば鳥肌が立ってくるほど。冷たい空気を胸いっぱいに吸い込むだけで、日常の疲れがふっと消えていきます。
大胆で繊細、山乗渓谷のシンボル「不動滝」
山乗渓谷の導入部にある「涼水亭」から徒歩で5分ほどの場所にある、渓谷の象徴ともいえる不動滝。落差およそ15メートルの水が轟音を立てて流れ落ちます。
滝壺から舞い上がる細かな水しぶきが周囲の空気を冷やしていて、渓谷全体見守るような存在の滝はしばし時を忘れて見惚れてしまいます。
まるで涼水亭に呼ばれるように復活させたオーナー
大阪出身の赤木さんは、大学進学で岡山市へ。卒業後は専門店のバイヤーとして経験を積み、2008年に妻の実家がある真庭市・中和地区へ「家族と地域が近い暮らし」を求めて移住。観光振興に従事しながら、森や水、暮らしの知恵と密接な暮らしを続け、2015年にアシタカを設立。以来、薪加工、精油づくり、アウトドア施設運営など、地域資源を活かした「地域内循環」を軸とした多彩な事業を展開中です。
赤木さんが一貫して大切にしているのは、「ここにあるもので、ここにしかない価値をつくる」という姿勢。効率や大量消費よりも、その土地らしさや人との関わりを重視し、訪れる人が「ここだけの時間」を過ごせることを何よりの成果と考えています。「涼水亭」の再開もその延長線上にあり、2024年夏に5年ぶりに営業を再開させました。
「流しそうめんを食べに来た人が、気づけば自然の涼しさ、音や匂いまで楽しんでいる時間を提供したい」と、渓谷の空気や水のせせらぎとともに、より多くの人にこの場所の魅力を届けています。
(画像提供:一般社団法人アシタカ)
「レーンとテーブル」が選べる、楽しめる空間
①スタッフが麺を流してくれる「流しレーン」が5本。常に最適なタイミングで麺が流れてくるので、存分に楽しめます。
②自分たちで麺を流せる「セルフレーン」が2卓。家族や仲間同士で好きなペースで堪能できます。
③「テーブル席」が4卓。こちらは器でそうめんを提供します。4卓とも川沿いにあり、せせらぎに癒されながらそうめんや食事を楽しめます。
またテーブル席はワンちゃんも同席可能、一緒に癒しの空間で過ごせます。どの席も心地よい渓谷の風と水音が最高のバックグラウンドです。※ワンちゃん同席はテーブル席のみ、流しレーン、セルフレーンは同席不可。
(画像提供:涼水亭)
渓谷の水流とともに味わう人気メニュー
涼水亭ならではの代表的な人気メニューを紹介します。「そうめん流し」レーン席限定ですが、他のメニューはどの席でもお楽しみいただけます。緑と水に包まれていただく料理の美味しさは格別ですよ。
※写真は「そうめん〈器〉(700円)」
※表示価格は全て2025年現在のもの(税込)
1.流しそうめん(750円)
(画像提供:涼水亭)
3.おにぎり(350円/2個)
地元中和産の米をふっくらと握った素朴な味のおにぎり。そうめんやあまごと一緒に食べれば、満足感のある「渓谷ランチ」が完成します。
4.天ぷら盛り合わせ(650円)
5.クロモジ茶(250円)
2025年は営業期間を大幅に延長!
涼水亭がプレゼントしてくれるもの
「涼水亭」のそうめん流しは、食事ではなく“体験”です。麺の冷たさ・喉越しはもちろん、渓谷の空気、川の流れの音など、そのすべてが一体となり、年齢に関係なく、自然にまみれる「非日常」が心に残る時間を刻んでくれます。そして、その舞台を守り、進化させている赤木さんの人柄に触れられるのも魅力です。まちの喧騒を離れ、五感で味わう時間。そんな贅沢を夏から秋にかけて体験してみませんか。
【涼水亭】
所在地:岡山県真庭市蒜山下和2096
営業時間:10:00〜16:00(LO.通常15:30)
※繁忙期の受付終了は14:00頃
定休日:火曜日(8月12日、19日は営業)
営業期間:6月下旬〜11月
予約:不可
アクセス:米子自動車道・湯原ICから約20分
駐車場:あり(無料)
公式Instagram:https://www.instagram.com/yamanorikeikoku_ryousuitei/
周辺情報|子どもも大人も冒険だ!ボウケンノモリHIRUZEN
「ボウケンノモリHIRUZEN」は蒜山高原の東端・中和地域に広がる森を舞台にした、自然共生型のアウトドアパーク。地域の自然資源を活かしたアクティビティの場です。
その魅力は、木々の間を縫うように進むツリートップアドベンチャーや、森を一気に滑空するジップラインなど、森に没入して多彩な体験ができること。地上と樹上、両方のスケールで自然を感じられます。そうめん流しの前に運動?それとも食後の腹ごなし?どっちにしますか?
(画像提供:ボウケンノモリHIRUZEN)
「津黒いきものふれあいの里」に隣接し、森の冒険と生き物観察をセットで楽しめる立地は、蒜山エリア観光の立ち寄りスポットとして要チェックです。コースは年齢や体力に応じて選べるため、子ども連れの家族からアクティブ派の大人まで幅広く対応。初めて挑戦する人も安全に楽しめるよう、インストラクターが丁寧にサポートしてくれます。
(画像提供:ボウケンノモリHIRUZEN)
※津黒いきものふれあいの里|公式サイト:https://plus.harenet.ne.jp/~tsuguro/