【オール倉敷ロケ】映画『蔵のある街』のロケ地を紹介!(倉敷美観地区周辺)

2025年7月より倉敷先行公され、8月22日には全国公開も始まった映画『蔵のある街』。
倉敷市、岡山県出身の俳優も多く出演しており、2024年・夏に全編倉敷市内で撮影した、「オール倉敷ロケ」の作品です。
本記事では、倉敷美観地区周辺のロケ地をピックアップして紹介します。
映画『蔵のある街』を観て、実際のロケ地を巡って作品の世界に浸ってみませんか?
※紹介順は映画での登場順ではありません。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会 )※無断転載禁止
掲載日:2025年08月28日
  • ライター:イマオカ マコト
  • 244 ビュー

映画『蔵のある街』

倉敷在住の地元有志(つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会の前身)の声から始まったこの映画は、倉敷市出身の平松恵美子監督が、コロナ禍のサプライズ花火をきっかけに書き下ろしたオリジナル脚本。
自閉症の青年と夢を諦めかけている妹、同級生のために高校生が約束の実現に向けて奔走する姿、周囲の大人たちとの関係、家族の葛藤など、街に生きる人たちを描く等身大のメッセージが込められています。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会 )※無断転載禁止

1|阿智神社

倉敷市街地を一望できる「鶴形山」にあり、倉敷の発展を見つめてきた美観地区はじめ、倉敷中心地の鎮守の杜。岡山県指定天然記念物の「阿知の藤」は市内有数の花の名所です。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)
主人公の一人、難波蒼(なんば・あおい)が木に登った「きょんくん」こと白神恭介(しらが・きょうすけ)に向かって「ここで、打ち上げ花火をあげちゃる」と約束した場所。また蒼の親友・亀山祈一(かめやま・きいち)の実家としても登場し、境内や石段など様々なシーンが撮影されています。絵馬殿からの遠景は木の上のきょんくんとほぼ同じ高さの目線を体感できます。
平松監督、メインキャストによる直筆の絵馬が奉納されています。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

【阿智神社】
所在地:岡山県倉敷市本町12-1
授与所受付時間:9:00〜17:00 (参拝は終日可能)

2|倉敷美観地区

倉敷観光のシンボルでもある倉敷川沿いの倉敷美観地区。
江戸時代から明治時代の伝統的な建物による情緒的な町並みが風情ある空気を醸し出しています。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)
チラシ配りに奔走する蒼と祈一、倉敷川で川舟に乗った謎の老人、中橋付近で多くの人が夜空を見上げるシーンなど、昼夜を問わず様々な場面に登場します。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

3|新渓園

明治26年に大原家の別荘として建てられた和風建築物。丁寧に手入れをされた庭も美しく、様々なイベントの会場としても利用されています。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)
映画では町内会の集会場として登場。蒼と祈一を中心とした重要なシーンなどが撮影されました。
イベントなどで使用していない日は見学自由ですので、何とも贅沢な集会場をごゆっくりとご覧いただけます。
(画像:倉敷観光WEBより)

【新渓園】
所在地:岡山県倉敷市中央1-1-20
開園時間:9:00〜17:00
休園日:12/29〜1/3

4|大原美術館

倉敷の文化発展に貢献した実業家・大原孫三郎によって創立された日本初の西洋絵画中心の私立美術館。有名な西洋の名画をはじめ、多くの貴重な美術品が収蔵されています。
(画像:倉敷観光WEBより)
物語のキーマンの一人、古城緑郎(こじょう・ろくろう)が学芸員を務める美術館として登場し、もう一人の主人公・白神紅子(しらが・べにこ)と緑郎が話すシーンも撮影。

【大原美術館】
所在地:岡山県倉敷市中央1-1-15
開館時間:9:00〜17:00(12〜2月は9:00〜15:00)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は開館、臨時休館あり)

5|語らい座 大原本邸

国指定重要文化財で、大原美術館、株式会社クラレの創設者・大原孫三郎と大原家代々が暮らした家を資料とともに公開しています。
離れ座敷、ブックカフェで緩やかな時間を過ごせます。
蒼と祈一が「署名を100人分集める」ヒントを緑郎に求めるシーン、紅子と緑郎が紅子の母について話す場面で登場します。本邸内は撮影自由なので同じシーンをぜひ。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

【語らい座 大原本邸】
所在地:岡山県倉敷市中央1-2-1
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)

6|鶴形山隧道(鶴形山トンネル)

1927年、当時皇太子であった昭和天皇の行啓記念に建設された、鶴形山西部・観龍寺の鐘楼の真下を南北に抜けるトンネルです。
ここでは紅子がスケッチするシーン、風船を持つ謎の老人をきょんくんが追いかけるシーンなどが撮影されました。

7|本町通り

趣ある町屋が並ぶ昔のままの風景が残り、静かで落ち着いた時間が流れる本町通り。
謎の老人が月夜に佇むシーンや、蒼と祈一がチラシを配って店舗を回ったり、通りを走る場面などに登場します。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

8|林源十郎商店

1934年建築の旧林薬品をリノベーションした商業施設。
蒼と祈一が花火のチラシを配りに行き店長に断られるが、その後、新しく作ったチラシをすぐに置いてくれる場面を撮影。
映画『蔵のある街』ポスターなど広報物のメインビジュアルはここの屋上テラスから撮影したもの。テラスには自由に出入りできます。
※画像は映画のメインビジュアルと同じ構図で撮影したものです。

【林源十郎商店】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-23-10
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)

9|土屋邸

明治時代より地域の健康を支えてきた土屋内科医院と本宅をリノベーションした施設。母家と蔵は三つの宿に、本町通りに面した医院はショップに。
映画のタイトルバック、倉敷川方面に向けて屋根が重なる象徴的な景色は「本町通りの宿」から撮影されたものです。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

【土屋邸】
所在地:岡山県倉敷市本町3-10

10|民芸茶屋 新粋(しんすい)

本町通り沿い、赤提灯が目印の人気居酒屋。釘一本使わずに建てられており、外観・内装ともにまさに民芸そのものです。
紅子ときょんくんを気にかけている辻陽子(つじ・ようこ)が女将の居酒屋「酩酊屋」として登場。紅子の父・白神練介(しらが・れんすけ)が働いており、練介と緑郎が再会する重要なシーンなどが撮影されました。

【民芸茶屋 新粋】
所在地:岡山県倉敷市本町11-35
営業時間:17:00〜22:00
定休日:日曜日

 

11|アヴェニュウ

本町通りにある昭和初期の古民家を改装したカフェ。30種類以上の多彩なクリームソーダが人気で、夜はジャズライブで賑わいます。

中桐仙太(なかぎり・せんた)が営むジャズ喫茶「穴蔵」として登場し、蒼と祈一が初めて緑郎と出会う場所です。蒼、紅子、祈一がクリームソーダを片手に談笑するシーンなどにも登場します。

【アヴェニュウ】
所在地:岡山県倉敷市本町11-30
営業時間:12:00〜22:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)

12|食器のみつはた

倉敷センター街のアーケード下にある大正12年創業の老舗食器専門店。様々な価格帯の和洋食器や花器などが広い店内に並び、悩むこと必至の品揃え。
蒼の実家「うつわやナンバー」して登場し、父・難波文太郎(なんば・ぶんたろう)と母・芳子(よしこ)が切り盛りしています。
阿智神社宮司の亀山道善(かめやま・どうぜん)や、あの町内会メンバーの溜まり場でもあります。


【食器のみつはた】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-6-26
営業時間:10:00〜17:00

13|肉のいろは

倉敷えびす商店街にある老舗精肉店。お肉はもちろん、コロッケや唐揚げなど豊富な種類の惣菜が人気で、地元の常連客と観光客で行列ができることもしばしば。

学校から帰宅中の紅子ときょんくんが立ち寄り、夕飯のおかずを購入するシーンで登場。白神家の食卓を彩ります。
※惣菜は早々に完売することもあります、ご注意ください。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

【肉のいろは】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-16-41
営業時間:10:00〜17:30
定休日:土・日・月曜日

14|日本基督教団 倉敷教会

美観地区から少し離れた場所にあり、100年近く倉敷の街と歩んでいる存在。大正時代に建築家、西村伊作によって建てられた礼拝堂は国指定の登録有形文化財です。

一人で花火を上げようとした蒼が補導されたあと、涙交じりに祈一と話すシーンに登場し、夜の教会が蒼の心情を見るものに伝えてくれます。
映画製作を実現すべく、実行委員会の会議が多く行われた場所でもあります。
(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)

【日本基督教団 倉敷教会】
所在地:岡山県倉敷市鶴形1-5-15
開館時間:9:00〜17:30
礼拝:毎日曜日10:15〜11:30
※自由にご参加いただけます
 

約50ヶ所にも及ぶロケ地

映画『蔵のある街』のロケ地をピックアップして紹介しましたが、このほかにも多くの方々のご理解とご協力によって倉敷市内の約50ヶ所で撮影を行なっています。

映画のきっかけになったサプライズ花火を上げた足高公園では花火のシーンが撮影され、足高神社にも平松監督とメインキャストの直筆絵馬が奉納されています。
また映画内で紅子ときょんくんが利用している水島臨海鉄道では2026年4月末までラッピング車両が運行中。
その他のロケ地については、全てではありませんが、「つなぐ映画『蔵のある街』ロケ地MAP」に掲載されています。9月から市内の観光案内施設や一部のロケ地などで配布のほか、倉敷市のWEBサイトからダウンロードもできます。
ロケ地巡りのお供にいかがですか。

未来につなぐ上映

映画『蔵のある街』を未来につなぐ。
本町通りにある人気の町屋カフェ「三宅商店」2階に、2025年・秋に開館予定の「倉敷映画館」。
『蔵のある街』を2095年まで70年間にわたって超ロングラン上映するミニシアターです。
ロードショー公開が終わっても、メインの撮影場所である倉敷美観地区で、いつでもゆっくりと映画の世界に没入できます。


【倉敷映画館】
所在地:岡山県倉敷市本町3-11
営業時間:9:00〜21:00(予定)

つなぐ映画『蔵のある街』

『蔵のある街』のタイトルにある「つなぐ映画」には、いろんなこと、もの、場所、人などを「つなぎたい」、「つながっていきたい」という思いが込められています。
実行委員会による映画づくりの道は、決して平坦なものではありませんでしたが、地元倉敷をはじめ、各地のさまざまな人・企業・団体などの協力や支援へとつながって作品は完成しました(詳しくは映画パンフレットに記載されています)。
ぜひ各地のスクリーンでご覧ください。
ロードショー公開中に見ることができなかったという方、ぜひ倉敷映画館でご鑑賞いただきロケ地巡りを。

(画像提供:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会)※無断転載禁止

映画『蔵のある街』予告編

【映画『蔵のある街』作品概要】
出演:山時聡真、中島瑠菜
堀家一希、櫻井健人、田中壮太郎、陽月 華、長尾卓磨、前野朋哉、ミズモトカナコ、北山雅康 
高橋大輔、MEGUMI、林家正蔵、橋爪功
監督・脚本:平松恵美子 音楽:村松崇継
主題歌:手嶌葵「風につつまれて」(ビクターエンタテインメント)
企画・製作:つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
制作プロダクション:松竹撮影所 企画協力:倉敷市
配給・宣伝:マジックアワー 特別協賛:高砂熱学
©︎ 2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

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