地元ライターおすすめ!倉敷美観地区周辺の穴場カフェ4選+おまけ

散策の途中に気軽に立ち寄れるカフェが多数ある、倉敷美観地区周辺。今回は立地やお店のコンセプトに特徴のある「穴場カフェ」をめぐってきました。いずれのお店もにぎやかな表通りからは離れていて、ゆっくりとした時間を過ごすのにも最適です。
掲載日:2025年09月29日
  • ライター:toru.
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1. 星の光の澄みわたり

まず初めに紹介するのは、倉敷美観地区から南西へ徒歩約5分、日本最古の民間天文台「倉敷天文台」の敷地内にある「星の光の澄みわたり」。
ロマンチックな店名は、かつてここに居を構え、数々の新天体(誰にも見つけられていない彗星(ほうき星)、新星、超新星などの天体)を発見した世界的アマチュア天文家、本田實(ほんだ みのる)氏の詠んだ詩より名付けられました。
本田氏の自宅であった建物を改装した店内は落ち着いた雰囲気のブックカフェとなっていて、星空に関する本などが多数並べられています。
丁寧に作られた自家製のケーキは、見本をテーブルまで持ってきてくれます。
どれも美味しそうで迷いますが、筆者は「抹茶のバスクチーズケーキ」をチョイス。しっとり濃厚な食感と、まろやかな抹茶の香りはコーヒーとの相性も抜群です。
また、現在でも星空の観望会が不定期で開かれていて、夜間営業の際には隣の観測室でスタッフのかたが大きな天体望遠鏡を使って星の説明をしてくれます。

【星の光の澄みわたり】
所在地:岡山県倉敷市中央2-19-10
TEL:090-9411-1121
営業時間:火・水曜日13:00~17:00、木・金曜日17:00~21:00
定休日:土・日・月曜日
駐車場:あり
支払い:現金、クレジットカード、電子マネー、コード決済

2. 図書館CAFEひとひ

2025年4月、JR倉敷駅から倉敷美観地区を結ぶ商店街の路地裏にオープンした「図書館CAFEひとひ」。
館長(店主)の澤江さんが古民家を改修し、オープンしたこちらのお店のコンセプトは「一箱貸しのシェア型図書館カフェ」。落ち着いた雰囲気の店内は1〜2人がけの席が並び、お気に入りの本を片手にゆっくりとした時間を過ごせます。
“図書館”の名前のとおり、館内にある本は借りることも可能です。また、希望者は館内にある本棚のオーナー(月額制)となり、自分の本棚を持つことができます。
実際に近隣の店舗や個人のかたが本棚オーナーとなっていて、個性が光る選書が並んでいます。それぞれの本棚はお客さんとオーナーをつなぐ間接的なコミュニティとしての機能も持っていて、本を読んだ感想をカードに書いてオーナーに送ることもできます。
取材日は暑い日だったので、「夜空の珈琲ブレンド(ICE)」をオーダー。メニューはドリンク以外にケーキも数種類(日によって異なる)用意されています。
今後はイベントなども開催していきたいとのことですので、要注目です。

【図書館CAFEひとひ】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-14-5
営業時間:公式Instagramを確認
定休日:不定休
駐車場:なし
支払い:現金

3. MATCHA STAND KURASHIKI

2025年9月、倉敷美観地区の北側に新たにオープンした「MATCHA STAND KURASHIKI(抹茶スタンド倉敷)」。うなぎの寝床のような奥まった場所にひっそりと佇むこちらのお店、店名のとおり抹茶を使ったドリンクを提供しています。
倉敷は北前船の寄港地であった玉島を中心に、今での茶の湯の文化が残っている隠れた「お茶どころ」。江戸時代には400室以上の茶室があり、それらはおもてなしの場であると同時に大事な商談の場でもありました。
そのような文化的背景を感じつつ、「抹茶をもっと気軽に楽しんでもらえたら」と、店主の前原さんが話してくれました。
抹茶に親しんでもらうために、こちらでは「お茶点て体験」ができ、自分で点てたお茶を使って看板商品の抹茶ラテなど、希望のドリンクに仕立ててくれます。
京都産の抹茶と岡山県産牛乳で作られる抹茶ラテ、甘さも普通・控えめ・無糖から選ぶことができます。また、カウンター横には倉敷グリーンファームの苔玉とともにできあがった商品を撮影できるスポットも用意されているので、飲む前に記念撮影もおすすめ。
テイクアウトがメインですが、店内でいただくことも可能です。

【MATCHA STAND KURASHIKI】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-25-45 二畳屋 103号
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休(2025年9月は無休)
駐車場:なし
支払い:現金、クレジットカード、電子マネー、コード決済

4. harel CAFE+

2025年10月11日(土)には、「阿智神社」のある鶴形山の中腹に新たなカフェがオープンします。
お店の名前は「harel CAFE+」。かつて東屋の休憩所があった場所に佇む焼杉板の貼られた小屋は、さながら現代の茶店の雰囲気。先日、プレオープンがあったので立ち寄ってきました。
コンクリート打ちっぱなしの店内は、南向きの大きな窓辺にカウンター席、左手にテーブル席があり、観光客でにぎわう本町通りの喧騒を忘れさせてくれる隠れ家です。
この日は夕方に伺ったのでデザートは売り切れで、コーヒーのみ頂きましたが、プリンをはじめデザート類も美味しそう。

【harel CAFE+】
所在地:岡山県倉敷市本町13-34
営業時間:10:00~17:00(予定)
定休日:月〜金曜日(土曜日・日曜日・祝日営業)
駐車場:なし
支払い:現金

<おまけ> クラソフ

2025年7月、倉敷えびす通り商店街にオープンした「クラソフ」。
倉敷チーズ工房ハルパルを営む「三宅牧場」のフレッシュな生乳を使ったソフトクリームの、初の常設店舗です。
マルシェイベントでも人気を博していたふわふわ食感のソフトクリームをまちなかでいただくことができます。

【クラソフ】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-17-12
営業時間:11:00〜17:00
定休日:水曜日 + 不定休
駐車場:なし
支払い:現金、PayPay

おわりに

いかがだったでしょうか。今回紹介したいずれのカフェも倉敷美観地区から徒歩圏内ですので、散策途中の休憩にも最適です。

紹介した以外にも、倉敷美観地区周辺には素敵な隠れ家カフェがたくさんありますので、散策しながらお気に入りのお店を見つけてみてくださいね。
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