至楽居カフェとは?
岡山県浅口市出身で「関西の孔子」と称された江戸時代の儒学者・西山拙斎(せっさい)(1735年~1798年)。その住居の一部であったと言われているのが「至楽居(しらっきょ)」です。築100年以上の趣をなるべく残して修繕された現在の「至楽居」は、もともと浅口市鴨方町鴨方にあったそうで、明治前期に現在の金光町にそのままの形で移築されました。長く空き家だったところを倉敷市で造園業を営む「イカサ緑地」の青江社長が買取られたそう。以前から古民家再生興味があり、西山拙斎が地元の方に愛され、塾に人が集まっていた頃のように、また人が集まる場所にしたいとの想いから日本庭園カフェを開業されました。また、失われていく日本庭園の技術をこの場所を通して繋いで行きたいという思いもあり、若い力との共同作業で庭を作り上げているそうです。築100年以上の建物は傷みがひどく、特に屋根の修繕が大がかりなものとなったとのことです。
カフェを作るにあたっての熱い思いは、クラウドファウンディング(終了しています)を実施した際に書かれた文章に残っています。
西山拙斎について
「鴨方に過ぎたるものが3つある。拙斎、索我、宮の石橋。」の謡については、以下のおか旅の記事でも紹介されています。
庭園に囲まれた古民家カフェ
店内からの眺めも素晴らしい
自家製スイーツを味わいながら庭を眺める
バスクチーズケーキとアイスコーヒーのセットを注文。1,000円で自家製のチーズケーキとコーヒーをいただけるセットです。バスクチーズケーキはイチオシという事で、しっかりした味と食べ応えで美味しかったです。
至楽居への行き方
まとめ
(写真提供・至楽居)
【至楽居カフェ】
所在地:岡山県浅口市金光町佐方1910
TEL:086-526-3380(イカサ緑地株式会社)
営業時間:金・土曜日11:00~17:00
※休業日あり
※営業日は公式Instagramで確認
駐車場:あり