子どもと楽しむ「児島ジーンズストリート」。父と子で国産ジーンズの聖地へ

国産ジーンズの聖地として有名な倉敷市児島にある「児島ジーンズストリート」。全国のジーンズファンにとっては堪らない買い物スポットですが、実はそれだけではありません。今回は小中学生の子どもと行っても楽しめる場所を訪ねてみました。
掲載日:2025年05月01日
  • ライター:大岩主弥
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「児島ジーンズストリート」とは?

そもそも倉敷市の南部、児島地区は、明治時代から繊維の町として知られていて、1965年に世界初の中古加工ジーンズを生んだ町でもあります。未洗いの固くゴワゴワしたジーンズを日本人の好みに合わせて洗いをかけて売るという画期的な方法で販売したのが始まりだったそう。「児島ジーンズストリート」と名付けられた通りは、かつて児島で最も栄えた味野商店街の中にあります。地元メーカーや児島商工会議所等による協議会が空き店舗への誘致活動を進め、今では旧野﨑家住宅前から味野第2公園までの400メートルほどの通りにジーンズ関連の店が建ち並ぶ、国産ジーンズの聖地・児島の中でも注目を集める場所となっています。

電車を降りればデニム一色

JR児島駅にやってきました。電車を降りると駅のホームからデニム一色。自動販売機や駅の装飾もまで!さらに駅を出ると、沢山のジーンズが飾られています。圧巻な眺めは是非現地で。
ジーンズと言えば、どうしたってお買い物の話になりますが、児島にはジーンズを探しに行くだけでなく、実は子どもと一緒に楽しめる場所も沢山あります。そんな訳で今回の旅は親子で行ってまいりました。父と小中学生の息子で楽しむ「児島ジーンズストリート」行ってみましょう!

子どもが楽しめるポイント①インディゴソフトクリーム

まずはいきなりデザートからスタートです。
ネットで知って絶対に行きたかった「RIVETS」。ここでは「児島ジーンズストリート」限定のインディゴソフトクリームが食べられます(1つ450円)。デニムをイメージした藍色のソフトクリームに藍の葉のパウダーをトッピング。藍は抗菌・抗酸化に優れ、体にもいいそうですよ。味は「児島三白」の1つであるさわやかな塩味。「児島三白」とは児島の代表的な産業が機業(繊維)・塩業・漁業であったことから、錦、塩、玉筋魚(イカナゴ)のことを表します。ソフトクリーム1つとっても児島への愛が感じられるのは素敵です。あくまで個人的な感想ですが、藍パウダーは抹茶のような風味で、ソフトクリームの塩味とマッチして美味しかったです。子ども達もあっという間にペロリ。
 
「RIVETS」さんは「児島ジーンズストリート」のちょうど真ん中にあり、散策の途中で立ち寄り、座ってゆっくり食事が出来るお店です。また、セレクトショップも併設され、お買い物も出来ますよ。

【RIVETS】
所在地:岡山県倉敷市児島味野2-5-3
TEL:086-441-9100
営業時間:11:00~15:00 ※お客様の状況により変更あり
定休日:平日、年末年始、夏季休業あり ※詳しくは店舗に問い合わせ
駐車場:ジーンズストリート専用駐車場か市営駐車場を利用

子どもが楽しめるポイント②デニム製品が入ったカプセルトイ

「児島ジーンズストリート」のあちこちにデニムグッズが手に入るカプセルトイの機械が設置されています。写真は無人観光センターにあったものですが、ストリート内のいくつかの店舗にもデニム製品が当たる機械が。私達は有名なデニムブランド「BIGJHON」の店舗にあるものに挑戦しました!
1回500円。色々なデニムグッズが当たるようですが果たして。このカプセルを開けるときのワクワク感はカプセルトイでしか味わえないですよね。
今回はストラップとキーストラップが当たりました。デニム製品ということで、かなり丈夫で使い勝手がよさそうだったので、ありがたく私のスマホのお供に。良いものを当ててくれてありがとう!かなり色々な種類があるので、是非現地でお好きなものを探して当ててみてくださいね。

【BIG JHON 児島本店
所在地:岡山県倉敷市児島味野2-2-43
TEL:086-473-1231
営業時間:10:00~18:00 ※季節により変動の場合あり
定休日:年末年始
駐車場:ジーンズストリート専用駐車場か市営駐車場を利用

子どもが楽しめるポイント③オリジナル顔出しパネルなど

あちこちに顔出しパネルもあり、記念撮影にはもってこい。せんいのまち・国産ジーンズ発祥の地「児島」で生まれたゆるキャラ「Gパンだ」もストリートのあちこちに。余談ですが、「Gパンだ」は最後の1文字だけ平仮名なんですね。皆さん知ってましたか?散策がてら探すのも楽しかったです。そして、無人観光センターにはクレーンゲームも。ここでしか手に入らない「デニムチュウ」をゲット!

ジーンズ装飾のバスにも乗ってみた

JR児島駅から「児島ジーンズストリート」への移動には「ジーンズバス」を使いました。写真は児島の観光地を回る路線バス。もちろん「児島ジーンズストリート」にもこれで向かえます。車内はデニムの可愛らしいデコレーション。
バスに乗るだけでも楽しかったです。観光にも便利なジーンズバスの詳細は、下電バスの公式サイトをご確認ください。

少し足を伸ばせば「ジーンズミュージアム」もある!

せっかくなのでジーンズバスに揺られて、「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」にも足を運んでみました。JR児島駅からは約20分。ジーンズの歴史が分かって大変面白かったですが、私たちの目的はここで体験できるというリベット打ち体験。
こちらの「Betty’ Store」でリベット打ち体験が出来ます。

子どもが楽しめるポイント④リベット打ち体験

リベットとは、ジーンズのポケットの縁についている金属製のパーツの事。生地の裏側から尖った金具を貫通させ、表側から飛び出た部分を金具で固定します。英語では「rivet」と書きます。「インディゴソフトクリーム」のお店の名前はこれが由来だったのですね。
まずはポーチ、トートバック、ペンケース、ストラップからリベット打ちをするものを選びます。当日その場で選ばせてもらえました。次に好きな色と形のリベットを2つ選んだら体験スタートです。
分からないことは店員の方が丁寧に教えてくださるので、小学校高学年の息子でもしっかり理解して体験を進めることが出来ました。
専用の機器を使ってリベット打ちをしていきます。昔のミシンのように足元にあるステップを踏んでやる作業があるので、ある程度身長があったほうが体験はスムーズかもしれません。小学校高学年の息子は問題なくできていました。体験時間は1人約5~10分程度。選ぶことにあまり迷わなければ約20分程度の体験時間かと思います。
トートバックとポーチが完成。リベットの種類は丸型だけでなく歯車型や花型もありました。ワンポイントに好きな形を入れて、世界に一つだけの自分だけのデニム製品が作れるのは嬉しいですね。私は事前に参加希望時間を電話予約していたためスムーズに体験できました。当日空いていれば予約なしでも体験できるそうですよ。

体験料金は、トートバック2,200円(税込)、ポーチ1,650円(税込)。今回はシンプルなポーチを選びましたが、ポケット付きポーチ2,200円(税込)やペンケース1,100円(税込)も選べます。

【ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ】
所在地:岡山県倉敷市児島下の町5-2-70
TEL:086-473-4460
営業時間:9:00~18:00(12~2月は9:30~17:00)※12:00~13:00は昼休憩(平日のみ)
定休日:年末年始
駐車場:普通車10台

美しい海も楽しめる街

児島は海の見える街なので、ミュージアムからの帰りは少し海沿いを散歩してみました。瀬戸大橋が見える眺めがきれいでした。穏やかな瀬戸内海の眺めはいつ見ても良いものです。

まとめ

「児島ジーンズストリート」へ行った今回の旅。子どもと一緒でも楽しめるポイントが沢山あったと思います。是非お子様とのお出かけの参考にしてみてくださいね。

【児島ジーンズストリート】
所在地:岡山県倉敷市児島味野
TEL:086-472-4450(児島商工会議所)
営業時間:店舗により異なる
駐車場:専用駐車場10台(無料)、市営駐車場(1時間100円)
交通アクセス(車):瀬戸中央自動車道児島ICから約10分または、水島ICから約15分
交通アクセス(公共):JR児島駅から徒歩約15分。または、バス約5分(児島文化センター前、大正橋、野﨑家旧宅前) ※バスは路線によって停留所が異なる
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