BIZEN中南米美術館とは
日本国内だけでなく、世界から研究者が集まり収集品の研究会を行うこともあるそうで、つい先日もここで世紀の大発見があったそうです。その内容は後述します。世界から研究者が集まるほどの収集品の数々は、森下氏が商用で南米を訪れた時に古代アメリカ文化の遺物に触れ、その魅力にとりつかれて以来収集を重ねたものです。収集品を専門家に鑑定してもらった結果、学術上・美術史上極めて貴重であることが明らかとなったため、一般に公開することを決意され、今に至ります。
生前森下氏は常に、地域文化の復興の一助となることと共に、多くの方にこの美術館を通して中南米の古代文化に親しんでもらえることを願っていたそうです。そんな思いの詰まった美術館。是非知ってください。
美術館への行き方と注意点
JR赤穂線日生駅で下車して徒歩約8分。写真の特徴的な看板が見えたらもうすぐです。道の奥にあり、ちょっと分かりづらい位置にですが、独特の建物なので近くまで行けば見間違えることは無いと思います。
入館料は大人700円、大学生・高校生500円、中学生・小学生300円。開館時間は10:00~16:45です。原則事前予約ですが、ご予約のお客様がいてたまたま空いていれば入ることが出来ます。確実に楽しみたい場合は予約して行くことをお勧めします。というのもこの美術館では館長自らが作品についての説明をしてくださいます。そのためもあり事前予約制。かなり丁寧に説明をしてくださるので、時間に余裕を持って行ってくださいね。自由に見るのも楽しいですが、館長のディ―プな説明はこの館の醍醐味のひとつだと思いました。私もさらっと見るつもりが2時間以上滞在しました(笑)。
写真撮影OKな美術館!
あまり皆に知られていない中南米の文化に気軽に親しんでほしい。そして、来場した人を通じて、もっと多くの方に知ってもらいたい。そんな思いが垣間見えるような気がします。私が最初に撮らせていただいたのは、この館のマスコットキャラクターになっている「ペッカリー」。約3,000年前にエクアドルで作られた “ヘソイノシシ” の土偶だそうで。とっても可愛いので、マスコットキャラクターになっているのも頷けます。グッズも色々あるみたいですよ。
進化する展覧会「ぜんぶマヤ文明」
「マヤ文明」について簡単に説明すると、メキシコの南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明。まさに中南米。また、高度に発達したマヤ文字をもつ文明でもあったそうです。写真の看板の周囲に書かれているのも全部マヤ文字。もう文字だけでアート。すごく美しいんです。
土笛を吹く館長さん!
館長さんの土笛演奏を動画でチェック
古代マヤ文字ドネーション
コースは3つ。マヤ文字制作、証明書、ヤシュ・ナーブ村人バッジは共通で、白黒マヤ文字スタンド、ハンコのコースが6,000円。彩色化と採色マヤ文字スタンド、マヤ文字シールコースが6,000円。前記のすべてが含まれているコースが9,000円になります。
ヤシュ・ナーブ村の村人特典も
まとめ
【BIZEN中南米美術館】
所在地:岡山県備前市日生町日生241-10
TEL:0120-346-287
営業時間:10:00~16:45(原則事前予約)
駐車場:あり(8台)