朝ラーメンで目覚めたい!岡山駅から徒歩圏内・おすすめ「朝ラー」3選

深夜にテレビやSNSで美味しそうなラーメンを見て「明日は絶対ラーメン食べる!」と思ったことないですか?
岡山駅周辺にも朝営業をしているラーメン屋さんがあるんです。お店ごとに個性があり、朝限定メニューがあるお店も。朝にラーメンを食べると、身体が温まってシャキッと目覚められます。

今回は岡山駅から徒歩圏内、地元ライターおすすめの朝ラーメン3選をお届け!
1日の始まりに、岡山で「朝ラー」はいかがですか?
掲載日:2022年01月07日
  • ライター:小池香苗
  • 44014 ビュー
朝ラーメンに朝カレー……朝からがっつり食べて気合い入れたい時ってありますよね。しかもそれがご当地ならではの味だと、さらにパワーアップできそう。

県外のラーメン好きな友人からも「出張に行くので、ご当地ラーメンを食べたい!」「岡山で朝ラーできるところ知らない?」そんな声を時々聴きます。ということで今回は岡山駅から徒歩でも行けて、朝ラーメンが食べられるオススメのお店を、地元出身「ラーメン大好き小池さん」が早起きして巡ってきました!

麺や 心楽 (こらく)

2019年4月のオープン以来、訪れる時間帯によってさまざまなラーメンが楽しめると人気の「麺や 心楽(こらく)」。
店頭に並ぶ色とりどりのラーメンの看板に期待が膨らみます。綺麗に整った店構え、そして入口には「当店はオゾンによる除菌をおこなっています。」と安心の案内もあり、おひとりさま利用や女性客も多いです。

アクリル板で仕切られたカウンターで、一番人気という「朝煮干そば」を注文。平打ち麺と細麺が選べ、まずは吉武店長おすすめの平打ち麺にしました。

麺や 心楽の「朝煮干そば」

店内のテレビで朝のニュースを見ていると「朝煮干そば」が到着。

美しい……!

煮干の香ばしい風味が溶け込んだスープは、透明感があり洗練された味わい。朝焼けの空にたゆたう雲のように、輝くような黄金色のスープにふんわりと色白の油揚げが添えられています。塩味のスープに、海苔、ねぎ、味玉と具材もヘルシー。朝の煮干そばは、他の時間帯よりも少しだけ塩味を濃いめにしているそう。まだ眠い身体に沁みわたる熱々のスープで、すっきり目が覚めました。

さらに目覚めたい方は、薬味の「おかやま玉野激辛地獄唐辛子」をぜひ。一般的な一味唐辛子の約3倍の辛味成分で、朝からパンチを効かせた味変も可能です。

朝メニューは、朝煮干そば/濃厚煮干そば/煮干し醤油つけ麺の3種。煮干そばには、香川県の伊吹いりこをふんだんに使用しています。「朝煮干そば」は朝6時から8時までの限定メニュー。朝はあっさりがいい方、目覚めの一杯におすすめです!
朝8時から10時には麺のメニューが4種に増え、朝10時から閉店まではさらに増えて5種に。ご飯メニューやテイクアウトもあるので、訪れる時間によって変わる様々なメニューを楽しんでみてください。店内には個室もありますよ。

「麺や 心楽」は岡山県庁の近くにあり、岡山駅から徒歩約20分前後。路面電車では岡山駅前から岡山電気軌道 東山線で約6分「県庁通り」下車、徒歩1分ほどです。最新情報は「麺や心楽」 Instagramで。

らあめん鬼ぼし

朝からガツンと目覚めたい方に。2020年6月にオープンした「らあめん鬼ぼし」は、煮干しをまるごと使用した「鬼ぼしらあめん」がその味とインパクトで話題を呼んでいます。

鬼ぼしらあめんは「煮干しセメント系」ラーメンと言われ、「セメント系」はスープの濃厚さとビジュアルから、関東では1つのジャンルとしてラーメンファンの間で確立しているそう。朝から食べきれるかなとドキドキしながら、せっかくなので煮干しを余すところなく堪能しようと「鬼ぼしらあめん “極” 」をいただくことに。

らあめん鬼ぼしの「鬼ぼしらあめん “極” 」

いよいよ、カウンターを超えて「鬼ぼしらあめん “極” 」が襲来。

うわあぁぁ!!

頂点に煮干しが鎮座。そしてこのスープの色味、とろとろ具合、まさにセメント系という感じ。スープはポタージュのようで、いただくとアツアツ!  煮干しの頭から背骨、ワタまでまるごとミキサーにかけたという、ぎゅぎゅっと詰まった魚のエキスを濃厚に感じます。

そのセメント系スープを掘り起こすように箸を入れると、モチモチした麺とともに湯気があがります。そして、大きくてつやつやのチャーシューが2種類ドドーン!  朝からお肉、元気出ます。ジューシーな「レアチャーシュー」、香ばしい豚バラの「炙りチャーシュー」どちらも厚みがあって、そこに麺とスープが合わさり三位一体、絶妙なバランス。どの味も負けていません。

鶏と煮干し、Wで出汁を取ったというコク深いスープに、紫タマネギが爽やかなアクセントとなり、油控えめなのかしつこく感じず、スープもすべて完食。濃厚なのはきっと旨味が濃いんですね。
らあめん鬼ぼしの最近の券売機はカラフル(右)になっていますが、オープン当初の味のある券売機(左)も好きでした。雄々しい手書きに興味を惹かれ、ついつい「煮干しのエグいやつ」と書かれた「鬼ぼしらあめん “極” 」ボタンをいきなり押したのですが、今度は時々出現する「限定らあめん」なども試してみたいです。

お店は朝6時から15時まで通し営業なので、夜勤明けにゆっくりする方、出勤前の方など様々なご利用が。奉還町界隈のゆったりした雰囲気も心地よいです。

「らあめん鬼ぼし」は岡山駅西口(運動公園口)から、岡山県総合グラウンドに向かう大通り沿いを徒歩5分ほど北上したところにあります。最新情報や店主小野さんのつぶやきは「らあめん鬼ぼし」Instagramにて!

三方(さんぽう)らーめん おお田 

作ってよし・食べてよし・みんなよしの「三方よしのラーメン」をめざし2009年にオープンした「三方(さんぽう)らーめん おお田」。これまで屋台村や岡山市内で人気店を作り上げてきた店主・太田さんが、岡山でラーメン激戦区、ラーメン街道と言われる下石井エリアに出店し、こだわりの厳選素材と様々な料理から学んだ技を活かした滋味深いラーメンは多くのファンを魅了し続けています。

朝ラーメンを始めたのはコロナ禍もきっかけのひとつで、夜遅くまでの営業から朝営業にシフトしてみたそう。すると、これまで来たことがなかった新しいお客様も増え、常連さんも早起きして立ち寄ってくれたりと、新鮮な発見があったとのこと。

朝ラーメンは、麺(平打ち/中太ストレート)とスープ(塩/しょうゆ)、それぞれ2種類のみ。「うちの始まりは塩ラーメン」という太田さんおすすめの「塩×平打ち麺」の組み合わせをチョイスしました。

三方らーめん おお田の「朝らーめん」

「朝らーめん」が目の前に運ばれます。

おぉぉぉっ!

丁寧な盛りつけ、そしてとにかく具がたくさん。豆腐、紫タマネギ、水菜にとろろ昆布……色々な具材がカラフルに盛られ、澄んだスープを彩っています。
「ラーメンにお豆腐って、珍しいですよね?」
「そう、全部まとめて朝ごはんですね。一杯でいろんな食材を食べていただこうと思ったんです」
滋味深いスープの決め手は鮮やかな金色の生姜オイル。よい香りとともに、身体がぽかぽかしてきます。
和食の技術がベースという太田さんのラーメン。かんすいを使わず化学調味料を極力控えた優しい味わいが、温泉のようにじぃーんと沁みます。たくさん食べても全くもたれずいただけて、さらに嬉しいのが具材に合わせた薬味の数々。胡椒に一味、山椒、手作りの韓国唐辛子とニンニクのスパイスまで。山椒のぴりりとした辛味が具の旨味をひき立て、韓国唐辛子をレンゲに乗せてスープといただくと、また違った深い味わいに。一口ごとに味のバリエーションも楽しめ、上品な鍋料理をいただいたような満足感もありました。

朝から野菜たっぷり、栄養満点の「朝らーめん」は朝7時から10時まで。ちょっと飲み過ぎた翌朝にもおすすめです。店内には素敵な絵が飾られ、あたたかな雰囲気が落ち着けます。

「三方らーめん おお田」は、岡山駅から岡山市役所へ行く途中の下石井エリアにあります。営業予定など最新情報は「三方らーめん おお田」Facebookをチェック!
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