ヤギやシャモもいる農家民宿 勝央町の「土井ん家」で作州黒の枝豆収穫体験

季節を感じながら農業体験ができると人気の農家民宿。米農家の土井崇司さん・陽子さん夫妻に会いに、勝央町の「土井ん家」へ行ってきました。
作州黒の枝豆を収穫し、新米の飯ごう炊きに挑戦! 広い空の下、陽子さんお手製のおかずとともに秋の恵みをいただきました。ヤギやシャモも元気に過ごしていましたよ。
掲載日:2022年10月12日
  • ライター:こばん(小林美希)
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リアルな農家暮らしを体験できる「土井ん家」

勝央町の里山にある「土井ん家」は、米農家の土井崇司さん・陽子さん夫妻が営む農家民宿です。土井さんはあきたこまち、こしひかり、みずほの輝きなど6品種の米のほか、勝央町エリアの特産である黒大豆「作州黒」も育てています。
土井崇司さんはもともとフォークリフトの整備の仕事をしていました。42歳で独立し、家業である農家を継ぎます。2017年に自宅の敷地内に完全予約制の居酒屋をオープン。その後、農家民宿をスタートしました。
居酒屋では、地元の旬の素材を使った陽子さんの手料理を味わうことができます。「土井ん家」に宿泊するときにも、居酒屋の予約が可能です。
「土井ん家」では、季節によって様々な体験ができます。春は山菜採り、たけのこ堀り、梅雨は田植えやホタル観賞、夏は草刈り、野菜の収穫、秋は稲刈り、薪割り、冬は薪ストーブを焚きながらピザ焼き体験などです。子どもも楽しめる気軽な体験から、コンバインに乗っての稲の刈り取りといった本格的な体験まで選べるのが特徴。宿泊せずに日帰りで体験することも可能です。
そして通年人気なのが、人懐っこいヤギやシャモたちのお世話体験。田畑のそばにいるヤギの白子(しらこ)と6羽のシャモは、気ままに暮らしているように見えながら、実は雑草や虫を食べ、農業のお手伝いをしてくれているのです。
稲を刈り取り、モミの状態から玄米にした時に発生する不良品『くず米』はシャモ達のエサになるそうです。
写真は、ほたて(白)とたらこ(黒)

作州黒の枝豆を収穫

今回は10月上旬に旬を迎えた作州黒の枝豆を収穫し、新米の飯ごう炊きを体験しました。ゆがいた枝豆と炊きたてごはんを、陽子さんお手製のおかずとともに屋外でいただきます。
勝央町エリアは昼夜の気温差が大きく、黒大豆の栽培に適した気候です。地域一体となった生産振興体制や農家の方たちのこれまでの努力から、「作州黒」と呼ばれるブランドに成長しました。
黒大豆の収穫は11月下旬ですが、一足お先に未熟果の枝豆状態で収穫すると、ゆがいて食べることができます。この時期だけの、特別な味覚なのだとか!
おせち用の黒大豆の収穫は12月上旬頃から始まり翌年まで続くそうです。
土井さんに案内され、黒大豆の畑へ。もさもさとした葉っぱの中を探ると、枝豆のさやが鈴なり状態でした。
大きなはさみで、根本から切断。
収穫できました!枝豆のさやが見えるでしょうか?
葉を切り落とし、枝豆のさやをひとつひとつちぎっていきます。
3~4本の苗から、こんなにたくさん、採れました!
葉や茎の部分は、ヤギの白子が美味しそうに食べていましたよ。
さやには細かい毛が生えており、これらを取り除くためにも、塩でこすりながら洗っていきます。
あとはさやの両端をカットして、塩と一緒にゆがいていきます。沸騰したお湯に入れると、鮮やかな緑色に。ふんわりと豆の香りが漂います。どんな味なのでしょうか!

新米の飯ごう炊きに挑戦

土井さんが収穫したばかりの新米「みずほの輝き」を飯ごう炊きしていきます。枝豆の収穫同様、初めての体験でしたが、わかりやすく教えてくださいました。
飯ごうにお米を入れて、洗っていきます。
内側の線を目印に、水を入れて、飯ごうの蓋をロック。しばらく浸水したら、たき火でじっくり炊いていきます。
「黒こげになったり、米粒がかたかったり、タイミングが大事なんですよ」とのこと。果たして、美味しく炊けているでしょうか!

秋の恵みを「いただきます」

飯ごうを火から離し、しばらく蒸らして、いざ、オープン!
 米がひとつひとつ立って、最高の出来栄えでした。底にはおこげも。
作州黒の枝豆も完成し、陽子さんお手製のみそ汁とおかずと一緒に、外でみんなでいただきます。
気になる作州黒の枝豆の味は・・・。普段からなじみのある大豆の枝豆に比べてひとまわり大きく、ほっくりしています。甘さとコクがあって、とても美味しい!
みずほの輝きは米粒が大きいのが特徴なのだとか。もちもちで張りがある食感、お米の甘みを感じる美味しいごはん。すぐそこの田んぼで育った新米を食べられるなんて、贅沢ですね。
みそ汁の具は切り干し大根と、自家製干ししいたけで、しいたけの香りがたまりません。里芋のからあげ、手羽先・とりからあげ、野菜の肉巻き、大根葉のおひたし。ごはんとの相性抜群です。おなかぺこぺこでしたが、おなかいっぱいになりました。

季節によって異なるお土産も!

帰り際に、新米と作州黒の枝豆とみかんをお土産にいただきました。体験プログラムを楽しんだ人には、その時々のお土産があるのだそうです。枝豆の調理の仕方をしっかり学んだので自宅でも美味しくいただけました。
ご近所の方との何気ない会話や、ヤギの白子やシャモたちとのふれあいなど、土井さん夫妻のリアルな農家暮らしを間近で見ることができ、作州黒の枝豆収穫という貴重な体験までさせていただけて、特別な思い出になりました。
体験プログラムはファミリーに人気だそうですが、農業の体験がしてみたくてひとりで来られる方もいたそうです。ぜひ「土井ん家」であなたにぴったりの体験プログラムを楽しんでみませんか。四季折々、来たくなる農家民宿です。
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