平櫛田中美術館 特別展「第30回平櫛田中賞受賞記念展 棚田康司―線上に幅を 空間に愛を―」
ひらくしでんちゅうびじゅつかん とくべつてん「だい30かいひらくしでんちゅうしょうじゅしょうきねんてん たなだこうじ―せんじょうにはばを くうかんにあいを―平櫛田中(1872~1979)が数え100歳の時に自ら創設した平櫛田中賞。彫刻界の発展を目的としたこの賞は多くの優れた彫刻家たちに贈られ、日本を代表する彫刻賞として認知されています。同館ではこのたび第30回平櫛田中賞受賞を記念して、棚田康司展を開催!
棚田康司(1968~)は兵庫県明石市出身で、東京造形大学と東京藝術大学大学院で彫刻を学びました。2001年には文化庁芸術家在外研修員として7ヶ月ベルリンに滞在したことをきっかけに日本古来の一木造に目覚め、作品の方向性も定まります。以来、はかなげな表情をもつ少年少女を主要なテーマとして、個展や美術館での現代アート展を中心に発表を続けています。木彫における伝統性と現代性を高いレベルで融合させたその作品は常に彫刻界を刺激し続けています。
彫刻家で、平櫛田中賞の選考委員でもある三沢厚彦は「素材となる樟と身体性を同義の事物として扱う伝統的な木彫表現の継承者でもあるが、一方で移り変わる時代の中で人間の存在や多様性を常にテーマにしている」と記し、その発信性のある活動を高く評価しています。
同展覧会では初期から最新作までの自選作品約25点を展示。棚田康司の彫刻の世界をお楽しみください。
【イベント】
■棚田康司アーティストトーク
日時:10月6日(金)10:45~11:45
10月28日(土)15:00~16:00
会場:平櫛田中美術館 展示室
■学芸員によるギャラリートーク
日時:10月14日(土)、22日(日)、11月11日(土)、19日(日)各日13:30~14:15
会場:平櫛田中美術館 展示室
■棚田康司ワークショップ「未来の私の町にこんな建物があったら」
小さなクスノキの角材を2個ずつ用いて制作します。ノコギリや彫刻刀で切ったり、彫ったりした後、水彩絵の具で色をつけます。
日時:10月29日(日)10:00~17:00
会場:平櫛田中美術館2階 講習室
定員:10名 中学生以上の方※中学生は見守りで保護者1名の同伴可
参加費:2,500円(材料費、観覧料を含む)
申込方法:9月29日(金)から受付、先着順。
※事前申込が必要です。平櫛田中美術館へ電話またはFAXで、郵便番号、住所、氏名、ふりがな、年齢、電話番号、彫刻刀持参の有無をお知らせください。
- エリア
- 備中
- カテゴリ
- アート・展示・音楽・公演
基本情報
開催期間 | 開催終了 2023年10月6日(金)~11月26日(日) |
---|---|
開催時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) ※10月6日(金)は開会式のためから10:30開館 |
開催場所 | 井原市立平櫛田中美術館 |
住所 | 〒715-0019 岡山県井原市井原町315 |
電話番号 | 0866-62-8787(井原市立平櫛田中美術館) |
FAX番号 | 0866-62-9567 |
公式サイト | |
定休日 | 月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し翌日振替休館) |
料金 | 【観覧料】 1,000円(15名以上の団体 800円) |
交通アクセス(車) | 山陽自動車道笠岡ICから約20分 |
交通アクセス(公共) | 井原鉄道井原駅から徒歩約15分 |
駐車場 | 普通車128台、バス5台 EV充電スタンド(中速1台)あり |
関連資料 |
※日程、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。