奈義町でグローバルなランチ!「那岐山麓 山の駅」で世界の味を楽しもう

中国山地の秀峰・那岐山の麓にあり、周囲の自然環境や美しい景色を楽しむことができる「那岐山麓 山の駅」。奈義町の食と観光のスポットとして親しまれてきたこちらが、2025年4月にリニューアル。施設の新たな役割に加わったのが、国際交流ステーションとしての顔。レストランでは奈義町産の食材を使った国際色豊かな料理が楽しめるようになりました。
掲載日:2025年07月08日
  • ライター:おか旅編集部
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コンセプト一新!世界各国の味が楽しめるレストランに

リニューアルを機にコンセプトが一新された「那岐山麓 山の駅」。レストランのメニューもガラリと変わりました。シェフを務めるのは奈義町の国際交流員でもある、フランス出身のラファエルさん。ドミニカ共和国や台湾をはじめ、4ヶ国で暮らした経験や料理人の資格を活かして、世界の様々なメニューを提供しています。フードロスの削減をテーマに掲げているため、その時手に入る地元の食材を中心に、無理や無駄のない仕入れでメニューを考案。食材の旬や供給にあわせて料理は変わりますが、フランスの「キッシュ」や台湾の「ル―ロー飯」、メキシコの「ポソーレ」など、今まで食べたことなかった、知らなかったという世界の味に出会えるランチスポットです。

デンマークの伝統料理「スモーブロウ」

取材時に提供されていた「スモーブロウ」(単品650円)は、デンマークの伝統的なオープンサンドイッチ。サクッとトーストしたパンに魚のフライ、ゆで卵、トマト、レタス、赤玉ねぎ、アスパラガスを盛り付けた彩り豊かな一皿です。主役は奈義町で丁寧に育てられた、甘みたっぷりのアスパラガス。多彩な具材をパンと一緒に頬張ると、口の中に“美味しい”が溢れます。
野菜の美味しさを引き立たせるソースも自家製。はちみつマスタードソースのまろやかな味わいが、それぞれの食材とよく合います。

奈義町産の黒豆を使った中東料理「ファラフェル」

本来はつぶしたひよこ豆と香辛料を混ぜて作られる中東のコロッケ「ファラフェル」を、奈義町の特産品である黒豆で再現。ヨーグルトにバジル、レモン、塩をあわせたさっぱりとしたソースをつけていただきます。プレート(単品)はサラダ付きで700円。動物性の材料を使っていないので、ベジタリアンの人にもおすすめ。
細かくつぶした黒豆に、ハーブ、クミン、パプリカ、塩・こしょうで味付けしたシンプルな料理。肉やつなぎのパン粉などを使っていないので低カロリーでヘルシーですが、ぎっしりと詰まった黒豆の歯ごたえもよく、満足感ある一品です。
ランチはセットにもでき、ごはん、スープ、プチデザートが付きます。デザートはシェフが研究を重ねて生み出した、しっとり濃厚な味わいの「黒豆のガトーショコラ」。黒豆とココアパウダーだけで小麦粉を一切使っていない、ここでしか食べられない特別なスイーツです。
セットのご飯は黒豆ごはん。大粒の作州黒がたっぷり入ってホクホクの食感も楽しめます。

町内産ブルーベリ―と黒豆ソフトクリームのパフェ

リユースもこちらのテーマのため、食器は元々あったものが使用されています。パフェの器はなんと500mlのビールジョッキ!ビッグサイズのパフェ(990円)は、特産の黒豆を使ったコクのあるソフトクリームと爽やかな酸味のフルーツソースが絶品にマッチし、手作りのフレークの食感と甘さがアクセントになっています。写真は「奈義町産ブルーベリーパフェ」。ランチの後に注文して、のんびりカフェタイムを楽しむ人も多い人気のメニューです。※ソースは時期によって変わります。
アルプスの山小屋をイメージして建てられた「那岐山麓 山の駅」の店内は、木の温もりがあふれる空間。開放的な高い天井と窓から入る陽の光も、居心地良さの理由のひとつです。山並みや町並みが見渡せるテラス席もあります。
【那岐山麓 山の駅】
所在地:岡山県勝田郡奈義町高円591-1
TEL:0868-36-8080
営業時間:4~11月 8:30~17:00(L.O.16:30)/12~3⽉ 8:30~16:00(L.O.15:30)
※ランチ 11:00~14:00(L.O.13:30)
※喫茶 14:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場:あり
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