昭和の雰囲気漂う映画『とんび』の世界へ! ロケ地・金光町大谷地区を歩く

町全体に美術装飾を施して、活気ある昭和の商店街として大規模撮影を実施した浅口市金光町の大谷地区。「古き良き町並みが今も生活の場として息づいている」と監督をはじめプロデューサー、美術スタッフからも絶賛されたノスタルジックな町並みは、映画『とんび』の中で主人公ヤス達が暮らす「備後市」の商店街として登場しました。実際に営業しているお店がそのまま登場したところもあり、撮影が終わった今もあちこちで作品の世界を感じられます。当記事では、ロケ地めぐりで立ち寄りたいスポットをまとめてご紹介。期間限定の関連イベントや名物グルメ、お土産情報などをチェックして出かけよう!
掲載日:2022年04月14日
  • ライター:おか旅編集部
  • 5180 ビュー

大谷みかげスクエア

映画『とんび』で薬師丸ひろ子さん演じる・たえ子が営む小料理屋「夕なぎ」として登場した「大谷みかげスクエア」。旅館「金正館」の食堂だった大正時代の建物を改修して生まれたコミュニティ&レンタルスペースです。
「大谷みかげスクエア」では門前町の活性化の拠点として、カフェのチャレンジショップやイベントなどが開かれています。焼菓子の「UNITE CAFE」やフルーツサンドの「cocotime」、コーヒーとケーキの「our coffee」など、気になるお店が日替わりで登場! ※4月中旬から映画上映中は、撮影時のセットを使って小料理「夕なぎ」の店内が復活。実際の営業も行われます。
【大谷みかげスクエア】
住所:浅口市金光町大谷294-7
TEL:0865-54-0995(一般社団法人moko’a)
営業時間:レンタル店舗によって異なる 
※各店の営業日・時間・休日は公式サイトのスケジュールで確認

古川酒店

「目の前の通りで撮影が行われました」と店主が話してくれたのは、明治時代に金光教の門前町に神器店として創業し、現在は酒屋として地域に根付いている『古川酒店』。趣ある外観や店先が、何度も映画の中に登場しています。岡山の地酒やワイン、オリジナルの麦焼酎などのほか、金光教の御神酒も取り扱っており、甘口の「神露」、淡麗な「天地乃雫」、辛口の「賀眞」の3種類すべてが揃っています。
店内には見事な木彫が! 実はこれ、店主の古川滋さんによるもの。 写真(右)の2点は、映画『とんび』の美術スタッフの目に留まり、映画出演を果たした作品。ナスとカエルは小料理屋「夕なぎ」のカウンターに、仏像は「薬師院」で海雲和尚がアキラに手紙を書くシーンにちらりと登場します。ぜひ映画の中でも探してみて。
※古川さんの彫った別の仏像は期間限定で瀬戸内市の「錦海倉庫特別ロケ地公開イベント」(4/25~4/28の13:00~16:00)にて展示
【古川酒店】
住所:浅口市金光町大谷301-3
TEL:0865-42-2208
営業時間:8:30~20:00
定休日:無休 ※臨時休業の場合あり

つちや食堂

1950年創業の大衆食堂。撮影期間中、映画のスタッフたちも通ったお店です。約40種類あるメニューの中で、ひと際個性を放っているのが「カツ丼(700円)」。カツ丼といえば卵でとじたものが一般的ですが、こちらでは透明なあんの上に卵黄トッピング。鶏がらスープのあんは深みがあるのにあっさりで、揚げ物との相性も抜群です。黄身をくずして絡めれば味の変化も楽しめます。そんな、ここでしか食べられないオリジナルメニューは、京都の有名酒場「スタンド」で料理を習った初代店主が作り方を忘れ、「こんな感じだったかな?」と再現したのが始まりという誕生逸話つき。
自家製デミグラスソースで食べるトンカツや、洋食の王道オムライスをはじめ、自家製麺のラーメン、ボリューム満点の定食など品数豊富。店の一番人気、野菜たっぷりチャンポン(700円)も必食です。
【つちや食堂】
住所:浅口市金光町大谷302-9
TEL:0865-42-2202
営業時間:11:00~14:30、17:00~19:00 ※金光教大祭時は変更
定休日:不定休 ※Instagram、Facebookで発信
つちや食堂 公式Instagram
つちや食堂 公式Facebook

小川屋

昭和15年創業の商店街中ほどにある店。地元産の卵をふんだんに使った生地に国産(北海道産)小豆100%の特製餡をつつんだ金光饅頭は、はちみつ入りの生地が風味豊か。上品な甘さのこしあんの、なめらかな口どけも自慢です。
小川屋の金光饅頭は、金光教本部の後ろにある丘、木綿崎山(ゆうざきやま)からその名を取って、「ゆうざき饅頭」と呼ばれています。正月や年2回の金光教大祭には数量限定で白あんバージョンも登場。乳製品不使用で餡の入っていない八波カステラ(390円)もあり、はちみつ入りの生地の美味しさをダイレクトに感じられると評判です。1個108円、6個(箱)770円、10個(箱)1,250円ほか。
【小川屋】
住所:浅口市金光町大谷294-1
TEL:0865-42-2218
営業時間:9:00~18:30
定休日:木曜日

金悦堂 駅南店

JR金光駅の南側、里見川沿いにある金光饅頭の老舗店。明治の創業以来約120年、金光教の参拝客に愛され続けている「みかげ饅頭」は、カステラのようなしっとり生地に、北海道産の小豆を使った甘いこしあんがぎっしり。「この味じゃないと!」という昔からのファンが多い逸品です。焼きたてはもちろん、3日ほど寝かせてあんが生地に馴染む頃に食べるのもおすすめ。1個80円、10個(箱)850円、15個(箱)1,300円ほか。
御神訓がかかれた無添加でやさしい味わいの「御神訓せんべい」や、遠赤外線で煎ったピーナッツ入りの「ピーナッツせんべい」も人気です。
【金悦堂 駅南店】
住所:浅口市金光町大谷177-5
TEL:0865-42-2222
営業時間:7:00~19:00
定休日:無休

備中堂

商店街のメイン通りから東に入った場所に建つ「備中堂」。玉島の卵、児島の小麦粉など、国産の素材にこだわった生地がおいしいと評判です。ころんと丸いフォルムもこの店ならでは。お正月には限定商品も店頭に並びます。こしあん1個70円、その他1個90円。※販売は2個入り(2個単位)~、箱入りは10個~
こちらの「みかげ饅頭」は昔ながらの手焼き。1日に焼ける数には限りがあるので、確実に購入したい場合は予約がおすすめです。運が良ければガラス越しに手焼きする光景が見られることも。
2022年のお正月からメニューに加わった新商品は、クセになりそうなもちもち生地のニュータイプ。こしあんのほか、カスタードクリーム、チョコクリームなどがあり、洋風スイーツ感覚で子どもにも人気です。1個100円。※販売は2個入り(2個単位)~ 
※通常2週間ごとに3種類のうち1種類を製造。製造ごとにSNSで発信しています
 
【備中堂】
住所:浅口市金光町大谷294-1
TEL:0865-42-3026
営業時間:平日10:00~18:00頃
※休日はSNSで発信

藤井商店

明治16年創業の地元密着店。映画の中では冒頭、ヤスがオート三輪で慌ただしく乗りつけ、荷物を配達しに訪れる商店として登場しました。野菜や果物のほか、お菓子やドリンク、調味料などを扱っています。旬の時期には岡山産の桃やぶどうの地方発送も。
今も現役の秤(はかり)やそろばんなど、タイムスリップしたような雰囲気は映画『とんび』の世界とリンク。
【藤井商店】
住所:浅口市金光町大谷294-1
TEL:0865-42-2074
営業時間:8:00頃~夕方 ※要確認
定休日:不定休

ぼだいじゅの実

金光教本部の正門へ続くアーケードの入口にあるカフェショップ。障害者地域活動支援センターで手作りした焼菓子が地元の人や参拝客に親しまれています。きんかん、かぼちゃ、黒ごま、焼いもなど、全6種類あるマドレーヌはどれも110円。刻んだレモンの皮を生地に混ぜ込んだレモンケーキ(1本700円)や素朴な味わいのオートミールクッキー(130円)のほか、自家栽培の柑橘を使ったマーマレード(250円~450円)も並びます。まち歩きの途中に気軽に立ち寄れるお店です。
【ぼだいじゅの実】
住所:浅口市金光町大谷301-1
TEL:0865-42-6576
営業時間:10:00~17:00
休日:水曜日、祝日

土佐家旅館

江戸時代(文政10年)に港町・玉島の地で旅籠として創業。明治時代に玉島から金光へ場所を移し、現在当主は6代目という200年近くの歴史を持つ宿です。大谷の商店街からは徒歩圏内。館内は快適さの中に懐かしさも漂う居心地のいい空間です。2階にある客室はバストイレ付きの和室と特別室の計8室。多目的室や大広間もあり、研修や合宿などにも使われています。3日前までの予約で食事のみ(1,000円~予算にあわせて)の利用も可。
【土佐家旅館】
住所:浅口市金光町大谷228-1
TEL:0865-42-2157
チェックイン:15:00~20:00
チェックアウト:~10:00
宿泊料金:素泊まり5,800円、1泊2食(定食)7,800円、1泊2食(会席)11,000円~
※土日祝も同料金

金光町に映画のまち並みが期間限定で復活(2022/4/14~)

映画『とんび』の上映期間限定でこの町に「みゆき通り商店街」が蘇ります。主人公ヤスたち行きつけの小料理屋「夕なぎ」(大谷みかげスクエア)は、なんと店内まで復元。映画を観てから行けばより楽しめるはず。
<期間>2022年4月14日(木)~映画上映終了まで
ほかにも大谷地区にはフォトスポットが出現。この機会をお見逃しなく!

※大谷地区の駐車場は下記マップ内に掲載しています
※関連イベントは「岡山観光WEB/映画『とんび』×岡山ロケ地特集」をご確認ください

同じテーマの記事

このライターの記事