岡山のご当地グルメを味わう!「直売所&道の駅併設レストラン」編

岡山を旅するなら地元食材を使ったグルメを楽しんでもらいたい!
ここでは県内の直売所や道の駅に併設するレストランの中から、旅の途中に立ち寄りたい、地元の食材を使ったメニューを提供する地産地消のお店をご紹介。使われている食材は道の駅や直売所で購入することもできます。“美味しい岡山”をぜひ味わってください。
掲載日:2023年11月02日
  • ライター:おか旅編集部
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1.お食事処星の郷(星の郷青空市)|井原市

岡山県井原市美星町産のブランド豚肉「美星満天豚」。豊かな自然と澄んだ空気の中、こだわりの飼料で育てられた「美星満天豚」はしっかりとした甘みが特長で、特に脂身の美味しさが際立ちます。この豚肉を使ったメニューを提供しているのが、直売所「星の郷 青空市」敷地内にある「お食事処 星の郷」。好みのソースが選べるとんかつをはじめ、生姜焼きや焼肉、さらにはカツカレーやカツ丼などのメニューが楽しめます。
35年前の直売所開業と同時にオープンした「お食事処 星の郷」では、当初から“美星産”にこだわった料理を提供し続けています。オーナー自らが育てた無農薬野菜をはじめ、お米、卵も町内産を使用。食事のほかにも、美星満天豚のパテと美星産の野菜を穀物パンで挟んだ「美星バーガー」(450円)やスイーツなど、テイクアウトできるメニューも揃う、安心安全で美味しい料理が味わえる一軒です。
2021年11月に国際的な認定制度である「星空保護区」に日本で3番目に認定された美星町の活性化につなげようと、町の自慢である「満天の星空」にちなんで名付けられた「美星満天豚」。平均標高300メートルの高原地帯で飼育されるこの豚肉は、JAグループにより一貫生産体制が確立されています。「お食事処 星の郷」では店の目の前にあるJAの食肉加工場から毎日新鮮な状態で仕入れ。肉自体の美味しさを活かすため、塩・こしょうなどの下味は一切つけないというのに味がしっかりしていて驚きです。
写真は「美星満天豚のとんかつ定食(自家製味噌カツソース)」(1,450円)。直売所にあるベーカリーの穀物パンを使ったパン粉はザクッとした食感で芳ばしく、ジューシーな豚肉とのバランスが絶妙です。少し甘めのソースも肉の甘みとマッチ。噛むほどに甘い肉汁が口の中に広がります。
【お食事処星の郷】
住所:井原市美星町西水砂45-1
TEL: 0866-87-3595
営業時間:9:00~19:00(L.O.18:30)※ランチサービスタイム11:00~14:30
定休日:火曜日
駐車場:あり

2.村の食堂(道の駅がいせん桜新庄宿)|新庄村

真庭郡新庄村の特産品として知られる「ひめのもち」。原料である同じ名前の米はもち米の中でも最高品種のひとつで、米自体がとても白く、口あたり滑らかできめ細かなお餅になります。そんな新庄村産ひめのもちを使ったメニューが食べられるのが「道の駅がいせん桜新庄宿」。館内の「村の食堂」では、雑煮やぜんざい、ひめのもちの麺を使ったうどんやラーメンなどが提供されています。さらに2023年秋から、丼やカレー、うどんに使われる牛肉も、村内の畜産農家から牛を一頭飼いして提供する新庄和牛に! 贅沢なブラッシュアップで“新庄産”へのこだわりが増しています。
まず食べたいのが、牛丼のごはんの代わりに餅が入った新庄村ならではのオリジナルメニュー「牛もち丼」(670円)。丸餅が3個も入ってボリューム満点。お餅の追加(1個100円)も可能です。あっさりとして上品な味わいのひめのもちと、旨みたっぷりの牛肉とスープが絡んで美味。驚くほどペロリといただけます。
新作が登場するとわざわざ食べに来る人もいるという人気メニューが、季節のカレーライス(800円)です。写真は新庄和牛の牛すじ肉を使った「牛すじカレー」。コク深く濃厚な肉やスープの旨み、野菜の爽やかさとまろやかさ、段階的に香るスパイスの複雑な風味。甘さ、辛さ、酸味が絡み合ったクセになる美味しさにハマる人続出! 専門店さながらの本格的なスパイスカレーは必食です。
ラーメンやうどん、そうめんなど、自社製麺の麺メニューも豊富。「牛すじみそうどん」(670円)は、ごま油で炒めた根菜と、やわらかく煮込まれた新庄和牛の牛すじを、塩分控えめの地元産味噌がベースの汁でいただく新メニュー。つるんとなめらかでもっちりとした麺の食感もたまりません。あっさりだけど滋味深く、ほんのり香る生姜が内側から身体を温めてくれます。
食堂で提供されている自社製のうどんやラーメンの麺は購入も可能です。食感やのど越しの良さはもちろん、どんなスープにもよく合う麺は、家庭でも大活躍間違いなし。実際に食べてその美味しさを知り、購入する人多数。麺や和洋菓子などのひめのもちの商品をはじめ、新庄村産の美味しいもの素敵なものがずらりと並ぶマーケットにはぜひお立ち寄りを。
【村の食堂】
住所:真庭郡新庄村2190-1
TEL:0867-56-2908(道の駅がいせん桜新庄宿)
営業時間:10:30~15:00 
※新庄和牛を使ったメニュー提供の有無は仕入れの状況により変わります
※道の駅は9:00~18:00(11~3月は17:00まで)
定休日:12月30日~1月3日、1月~3月は水曜日
駐車場:あり

3.ふれあいの館(道の駅かもがわ円城)|吉備中央町

日本各地で世代を超えて受け継がれてきた食文化を継承・振興する文化庁の「100年フード」に認定された「くさぎ菜のかけめし」。味付けしたくさぎ菜を茹でた人参、ごぼう、ささみに炒り卵と一緒に盛り付け、白ごまをふり、ネギを添えた上から出汁をかけて食べる吉備中央町の郷土料理は、じんわりと沁み込むような美味しさです。
山野の日当たりの良い場所に自生しているクサギ。吉備中央町周辺ではこのクサギの若芽を5月下旬頃に摘み取り、茹でて乾燥させます。調理する際には数日間かけてゆっくり水で戻し、重曹を入れてゆがいて灰汁を取り、水気を切って刻んだものをごま油で炒めて、醤油、みりん、酒で味付けします。なかなか手間がかかるものですが、かつては祭りや結婚式などで食べられていたハレの日の御馳走。現在は地元の食文化を残していくため、学校給食で出される日もあるそうです。
この郷土料理「くさぎ菜のかけめし」(900円)が食べられるのが、道の駅かもがわ円城に隣接する「ふれあいの館」です。ごはんは吉備中央町産のコシヒカリ、人参やごぼう、卵も道の駅に出荷される新鮮な地元産。うどんが人気のお店らしく、かつお、昆布でとった香り高いうどん出汁で食べるのが特徴です。添えられた漬物が特産品の加茂川キムチなのも地元感あり。「くさぎ菜のかけめし」は、1日の提供数に限りがあるので予約がおすすめです。
隣接する道の駅では、地元の人が出荷した乾燥くさぎ菜も販売されています。戻し方や調理レシピなども添えられているので、自宅で100年フードに認定された吉備中央町の郷土料理を作って、伝統の味を再現してみるのもいいかもしれません。
【ふれあいの館】
住所:加賀郡吉備中央町上田西2325-1
TEL:0867-34-1717(道の駅かもがわ円城)
営業時間:10:30〜16:00
定休日:水曜日、年末年始
駐車場:あり

4.那岐山麓山の駅レストラン|奈義町

なぎビーフ銘柄推進協議会が指定する配合飼料と勝英地域特産の黒豆「作州黒」をエサに、奈義町の限られた農場でのみ生産される「なぎビーフ」。稀少なブランド肉であるこの「なぎビーフ」を堪能できるのが、「那岐山麓山の駅」のレストランです。口どけがよく甘みのある「なぎビーフ」は、5年に一度開催される「全国和牛能力共進会」の2022年10月の鹿児島大会において優等賞を受賞。口に入れた瞬間に実感するやわらかさ! 一口噛めば旨みがじゅわっと溢れ出します。
「那岐山麓山の駅」では、ソテーやすき焼きなどのメニューで気軽に味わえるほか、前々日までの予約で「なぎビーフステーキランチセット」も楽しめます。一番人気は「なぎビーフソテー定食」(2,000円)。地元産の味噌やニンニク、しょうがを使ったオリジナルのタレが肉の旨みを存分に引き立てています。肉はもちろん、ごはん、付け合わせやサラダ、みそ汁の具材の野菜も地元産です。
売店では、地元特産品の販売も行われています。もちろん店頭にはなぎビーフも。他にも奈義町産おかやま黒豚、その日の朝に収穫された生産者直送の野菜、黒豆茶やお米なども並んでいます。
【那岐山麓山の駅レストラン】
住所:勝田郡奈義町高円591-1
TEL:0868-36-8080
営業時間:9:30~18:00(12~3月は17:00まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場:あり
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地産地消メニューが食べられるお店

岡山県農林水産部農村振興課が推進している「地産地消協力店登録制度」に登録されている飲食店では、地元食材を使った料理を提供しています。和食、洋食、カフェ、スイーツなど、様々なジャンルの地産地消メニューをお楽しみください。新規登録店も募集中!

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