①屋上から瀬戸内海が見える「嘉美心酒造」
酒蔵見学の途中、屋上にも上がらせていただけます。寄島のまちなみと瀬戸内海を、広々と見渡すことができました。
高梁川流域は「備中杜氏」と呼ばれる酒づくりのプロが多くいた地域。ここ寄島も、かつては何百人もの方が酒づくりに携わっていたといいます。
たくさんの工程を丁寧に行うことで、美味しいお酒が出来上がるのですね。日本酒は、自然の力と真心の結晶です。
岡山県産のお米の旨味が生きた、甘口のお酒が特徴の嘉美心酒造。瀬戸内海の小魚料理に合う、甘口のお酒が発展してきたという海辺ならではの歴史があるそうです。
蔵祭りは年間を通じて、季節ごとに開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
酒蔵見学について、今後は有料(1人500円(税込))で、ミニおちょこ、試飲は3種類まで(4杯め以降、1杯100円)となるそうです。
一週間以上前からの予約制で、平日のみの受付。所要時間は、試飲を含め1時間程度となります。
②コンピュータも人の五感も活躍「平喜酒造」
同じ敷地内に2つの蔵があり、今回はどちらも見学させていただけました。コンピュータで品質管理を行う「黎明(れいめい)蔵」と、昔ながらの方法で酒づくりを行う「豊穣蔵」です。
平喜酒造では木桶仕込みのお酒もつくっており、昔ながらの製法となると、できあがる数は少なくなる上に手間もかかりますが、その分、うまさにこだわった酒づくりを行っています。
「喜平 純米大吟醸 雄町の雫」は、岡山県産雄町米を使っていて、お米の風味が華やかに出ていて上品!
「喜平 純米吟醸 木桶仕込」は、ほんのり木の香りが。まろやかな味わいが美味しく、「燗にするとどんな感じだろう?」と家でやってみたところ、さらに香りが引き立ちました。
どちらもやや辛口です。
酒蔵見学は事前予約制で、平日のみとなります。
③登録有形文化財の酒蔵が現役稼働「丸本酒造」
毎月日程を決めて、酒蔵見学が開催されています。
次回は、2020年1月25日 (土) 午前の部:9:00~11:00、午後の部:14:00~16:00 とのことです。
④金光教の文化と歴史を感じる「神露酒造」
門前町の中にある「神露(しんろ)酒造」は、創業1909年。立派な建物の歴史はさらに深いそうです。
酒蔵見学の実施はありませんが、営業日(基本的に月~土。日・祝はお休み)であれば立ち寄ることができ、商品が購入できる店舗になっています。
来店は、信者さんでなくても大歓迎とのことです。金光教の文化を感じに、ぜひ行ってみてください。