城下町がさくら色に染まる!春爛漫の備中高梁ぶらり旅!

花もダンゴも味わうなら!桜咲く備中高梁がおすすめ!
天空の要塞・備中松山城、県最古の教会建築、ソロバン勘定の駄菓子屋さん。古い町並みをのんびりめぐったり、備中グルメを食べ歩いたり。桜に合わせて開催される雛まつりもカワいくて情緒たっぷりです!
掲載日:2020年02月26日
  • ライター:おもとまちこ
  • 7285 ビュー

JR備中高梁駅(高梁市)

TSUTAYAやカフェ、図書館までも隣接させた駅舎は実は開放感たっぷり!眺めが最高な4階テラスには木製遊具やすべり台もあって家族そろって寛げますよ。そして2020年5月にデビューする、瑠璃紺色がシックな長距離列車「WEST EXPRESS銀河」(関西~山陰)が、岡山県内では備中高梁駅のみに停車(復路のみ)する事も発表されたばかりです!

紺屋川(こうやがわ)美観地区

かつてのお堀だった紺屋川を桜や柳が彩ります。かわいいお宮さんや石灯篭、なまこ壁の蔵景色など情緒たっぷりの美観地区からは川岸へ下りられるようになっているので、趣がある石橋の下をくぐってのお散歩もたのしいですよ。ベンガラ染や高梁紅茶など、豊かな自然のめぐみを生かしたお土産なら、物産館へどうぞ。

高梁キリスト教会

札幌の時計台を模してつくられた鐘楼や、薄いブルーが桜に映える岡山県下最古の教会です。同志社大学をつくった新島襄はつながりのあった備中松山藩所有の船で脱国し、アメリカでキリスト教に出会った後にも2度も高梁を訪れたとか。新しい思想を受け入れる器がこの城下町に既にあった、という歴史的背景なども感じながら訪れたい史跡です。

城見橋公園(5合目/城まちステーション)

土日祝等には登城整理バス(シャトルバス)も発着する5合目までは、3連水車や小さな滝などがつづく里山風景の中をお散歩しながら目指せますよ。8合目のふいご峠からはいよいよ2本の脚だけが頼りです。備中松山城までは歩いて20分ほど。しっかりストレッチをしていざ天空の要塞へ!

備中松山城

下界と隔てられたかのような難攻不落の山城ですが、猫城主さんじゅ~ろ~さまに会えると思えばこの大義も受け入れましょうぞ。攻めるのを諦めてしまいそう?いえいえ、ふいご峠から天守までは距離にしてわずか700m。ゆっくり歩いても城は逃げません。日本全国数あるお城の中でも、心に残る名城ですよ!

石火矢町ふるさと村

ゆるやかな坂沿いは、家臣のお屋敷があつまっていた情緒あるエリアです。石高のちがう武士の住まいを見比べながら学べますよ!旧埴原家のお座敷には花頭窓や鎧兜、旧折井家の資料館には甲冑はもちろん火縄銃や袴など、日常の品々から当時の生活が偲ばれます。すぐそばの頼久寺庭園と合わせてお立ち寄りを。

植田菓子店

レトロな栄町商店街のアーケードからすぐそばに、昔ながらの駄菓子屋さんが。せんべい、豆菓子、ボーロ!木やブリキのアンティークな升器に入ったカラフルなお菓子たち。赤い暖簾をくぐってみれば、選ぶ楽しさや量り売り、まだまだ現役ソロバン勘定!今では貴重になってしまった古き良き体験ができますよ。

インディアントマト焼きそば(五万石)

大きな鉄板から、ジュージューと美味しい音が聞こえてきます!香ばしいにおいと相まってのこのライブ感!桃太郎トマトの生産量が県内一という高梁ならではのご当地グルメですが、ここ五万石の特製トマトソースがまた絶品なんです。フレッシュなトマト、薄焼き卵、ソースの味が一体となって箸がとまりませんよ。熱々をハフハフと!

高梁みやげ(高梁市観光案内所)

「つまらないものですが」とはまたまたご謙遜を!山に囲まれ寒暖差もある高梁で、大粒に育った甘~いドライピオーネです。買っても貰ってもうれしい!かわいいデザインのパッケージです。他にも、備中大納言小豆のあんこがたっぷり「極どら焼き」も納得の美味しさ!満足感あり!おすすめですよ。

町家通りの雛まつり

家々の軒先、座敷の奥、商店の土間。さらには酒樽や石の上にもひな人形が!こんなところにも!?と見つけながら楽しめるお祭りです。一軒ずつ巡るうちに、おウチに招かれているようなフシギな感覚になっていきますよ。歩行者天国になった通りを行きつ戻りつ。高梁ならではのご当地グルメの屋台、クレープの移動販売に茶席など!おいしい誘惑もいっぱいです。
アンティークの着物、吊るし雛、年代物の雛飾り。愛嬌たっぷりの泥天神や大きな張子虎!代々伝わる骨とう品や西日本の民芸品など、味わい深い魅力の品々たちが思い思いの感性で飾られていますよ。ピンク色の花々やカワイイ暖簾で賑わう町家通りへ、春を探しにぜひおでかけ下さいね!
【町家通りの雛まつり】
2020年4月4日(土)~5日(日)開催
※ひな人形展示:2020年3月27日(金)~4月5日(日)
 
マップを見る

同じテーマの記事

このライターの記事