甘い香りに誘われて。スイートピーの花摘み体験で春を満喫!!

スイートピーの出荷量第3位を誇る岡山!「晴れの国岡山」といわれる気候を生かして生産され、パステルカラーのスイートピーが日本だけでなく、世界に向けて輸出されています。「倉敷に新しい風を!!」と無農薬を目指してスイートピー生産を試みられている「ファームたかお」さんに行ってきました。スイートピー出荷が終われば、毎年人気の「スイートピー花摘み会」も行われます。そちらの情報もリサーチ!
掲載日:2020年02月19日
  • ライター:高杉郁子
  • 2086 ビュー

「ファームたかお」のスイートピー

今が出荷最盛期のスイートピー。9月初旬に種をまき、11月初旬から出荷が始まります。ひっつき虫の花を見かける季節がやってくるとスイートピーの出荷が始まる合図だそうです。そして4月の初旬に出荷が終わります。海外で出荷されているスイートピーは、ある程度の長さ基準はありますが、日本のスイートピーは、規格が決まっていて、長さも4つに分かれています。収穫されたスイートピーは、束ねられて、きれいな箱に入れられて、JA岡山西フルーツフラワーセンターを通じて、全国に出荷されています。

スイートピーハウスに森をつくる

ファームの土壌改良。ファームが土壌消毒を止めて、土を微生物と植物で改良して4年目だそうです。例年だと、草取りをすると、必ず根っこがプチっと切れてしまうのに、今年は、かなり大きめの草でも根ごとスポッと抜けるようになったそうです。それは、土が柔らかくなっているからです。今まで届かなかった深い部分まで耕すことができるようになり、耕運機の負荷が軽くなったそうです。土が肥えて、微生物が豊かで、土の肥料分を植物が吸収する手助けをしてくれたり、根の生長も手助けしてくれます。さらに病原菌の密度を下げて発病し難くしてくれ、土を柔らかく空気が通りやすくしてくれたり、肥料分が逃げないようにしてくれたりするそうです。写真の白いのは、カビではなく、微生物の土こうじと呼ばれるものです。

害虫を防いでくれるマリーゴールド

スイートピーの足元に、オレンジのマリーゴールドがたくさん咲いています。スイートピーの枯れあがりの原因となる害虫の線虫は、スイートピーの根っこを食べるのでそれを防ぐためにマリーゴールドを植えています。マリーゴールドには、線虫を駆除する成分があります。

土はぬか床

指がすっと入る柔らかな土。ハウスの中を歩いていてもフカフカしています。でも、この状態を維持するのは大変難しいそうです。ちょうどぬか床のようなものらしく、メンテナンスを怠ると、すぐにカビが生えて使えなくなるそうです。オーナーのご主人は、乾燥しないように、毎日、下からホースで、冬は2時間くらい、乾きやすい夏場はさらに頻度が高くなるので6時間以上、秋もその中間くらいの時間をかけて水をやりされています。また、有機物が入った液肥を与えられているそうです。温度と湿度管理も気を付けられています。毎日丁寧に水をやることで、小さな変化に気づき、病気の発生にも早く対処できるそうです。

枯葉も大事

ハウスの中を案内してもらっていて、「枯葉を踏まないでくださいね」と言われました。踏んでも構いませんが、枯葉の下には、活動中の微生物がたくさんいるので、できるだけそのまま動かさず落ち葉の状態にしておきたいということだそうです。なるべく動かさないということが大事だそうです。知らずに、危うく踏みつけてしまうところでした。

スイートピーのフローレン

船穂で育てられている全品種の中で色相ゼロ度(完全なニュートラルピンク)なのは、こちらのフローレンだけだそうです。花もちの良いスイートピーで、色合わせもしやすいです。
 

「ファームたかお」発‼染めスイートピー‼

「ハウスでの早朝の光、昼の伸びやかで怠惰な曲線、夕闇の空気、そういった花だけでなく、農園にある自然の空気感を花で表現できたら・・・」と奥様。そして生まれたのが、日本とフランスの染料をブレンドしてできた、大人色の新色モーヴ、モーヴピンク、アッシュブルー、グレイッシュブラウン、カモフラージュたちです。色止めをしっかりしてあるので、他の花への色移りがないのも魅力です。

スイートピー花摘み会

出荷が終わった後のスイートピー畑を開放してくださり、バケツいっぱいのスイートピーを収穫できるイベントです。楽しいお花のワークショップもあり、子供から大人まで楽しめます。丘の上のスイートピー畑は、気持ちの良い風が吹き抜けていて、甘い香りのするハウスのお花畑にいると、大人でも気分は少女です 笑。インスタグラムをフォローして、参加申し込みをする、完全予約制のイベントです。混雑時は、予約優先となります。ご予約がない場合は、入場をお断りすることもあります。詳細は、インスタグラムにてご確認ください。
(新型コロナウイルス感染防止のため、2020スイートピー花摘み会は中止となりました。)

子供と一緒に花摘み

出荷中は、ジャックと豆の木のように、上に上にツルを伸ばしているスイートピーですが、出荷が終わって花摘み会の時には、ツルをネットから外して低い位置に咲かせてくださるので、小さなお子様でも、花摘み体験が親子でできます。丘の上で、日差しが強いので、帽子があるといいですよ。
マップを見る

同じテーマの記事

このライターの記事