空から星が落ちてきた!?「真星 星の村キャンプ場」と「星神社」

岡山市北区にある「真星(まなぼし)星の村キャンプ場」は、岡山市街地から車で30分ほど、標高約340mの山中にある静かなキャンプ場です。敷地内の白土池にはデッキの遊歩道があり、朝の散歩にぴったり! 真星地区には「空から星が落ちてきた」という伝説が残っていて、落ちてきたとされる星(岩)を祀った「星神社」にもお参りしてきました。
掲載日:2021年02月08日
  • ライター:m.k
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真星 星の村キャンプ場

「真星」という地名は「まなぼし」と読みます。「空から星が落ちてきた」という伝説が由来となっています。
真星 星の村キャンプ場は、入口にある星・太陽・月の飾りがついた大きなヤジロベエが目印です。管理人さんお手製で、大きさは約14mとのこと!
左右非対称なところもかわいらしいですよね。
キャンプ場の広さは約200平方キロメートル。通年で利用でき、予約制です。
大人800円、小学生以下無料。電源の利用はプラス100円となります。
私が訪れた日は、土曜日の午前中でした。雪がちらつく寒い日でしたが、さっそく休日を満喫しようと、テントを張っておられる方が数組いらっしゃいました。
電源(有料)、簡易水洗洋式トイレ、炊事棟が備わっています。
キャンプ場内にも、星伝説にまつわるこだわりが。こちらは天の川をイメージして作られた、曲線の石畳です。
真星 星の村キャンプ場は、もともとは地域の寄り合いの場として誕生したそうで、イベント用につくったお手製のステージもあります。
「景観が良いから貸してほしい」という要望に応え、今は一般客も利用できるキャンプ場となっています。
キャンプ場から見渡せる「白土池」には散策用のデッキが備わっています。その名も「観蓮橋」。
かつては池に咲く大賀蓮が見ものだったそうですが、残念ながら、数年前に出現したヌートリアが食べてしまい、今は蓮は見られなくなったそうです。
池のほとりの朝はすがすがしく、お散歩にぴったり。池を眺めながら朝食を作ったりと、特別な時間が過ごせそうです。
夏の夜は蛙の大合唱になるとのことなので、耳栓を持参してのテント泊がおすすめです。

【真星 星の村キャンプ場】
岡山市北区真星
TEL:086-299-0022
年中無休(要予約)
大人800円、小学生以下無料
電源利用はプラス100円

星神社

「真星」の地名の由来、空から落ちてきたという伝説の星(岩)が祀られていると聞き、真星 星の村キャンプ場から車で5分ほど、山頂近くにある「星神社」へお参りをしに行きました。県道72号から坂道に上がるところに看板があるので、それが目印です。
途中から、真星 星の村キャンプ場を眼下に眺められるほど急な坂道となります。道幅が狭いので車の運転が不安な方は、歩いて行った方がいいかもしれません。景色はきれいです。
「こんな山の中に、ほんとうに神社が?」 というほど上がると、鳥居がありました。訪れた日はうっすらと雪が残り、とてもきれいでした。
長い階段の先に、立派な境内があります。ここに来るまで急斜面で道幅が狭く、これだけ立派な社をどのように建築したのか、とても気になりました。
およそ1300年前に天から落ちてきたとされる三つの星(岩)が祀られています。とても大きく、驚きました。
今でも秋祭りが毎年行われているそうです。地域の方々がこの地に残る星伝説を、今でも大切にされていることがわかる神社でした。
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