旬のぶどうが大集合!井原「葡萄浪漫館」で、ぶどうとジビエのソロキャンプ!

井原市青野町の農産物直売所「葡萄浪漫館」は、朝どれ新鮮ぶどうが並ぶ、ぶどうパラダイス。私も自転車ででかけ、お目当てのぶどうを買って、デザートを作りソロキャンプしてきました。ぶどう最盛期なので、種類も多く、お値打ちで思う存分ぶどうが楽しめます。あわせて、井原のジビエ(イノシシ肉)も試してみました。

掲載日:2023年09月08日
  • ライター:佐々木まゆみ
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葡萄浪漫館、どこにあるの?

「葡萄浪漫館」は、ぶどうの一大産地、井原市青野町にある農産物直売所です。
青野町は、県内有数のぶどうの産地であることから「ぶどうの里」と呼ばれ、丹精こめたぶどうがズラリと並びます。
斜面いっぱいにぶどう畑があって、壮観な眺めですよ。
また、ふれあいマラソン大会やマウンテンバイク大会など、自然の恵みを活かしたイベントも開催されています。

ぶどう色の看板が目印です

山陽自動車道笠岡ICから車で約25分、井原線井原駅からだと車で約10分ほどの小高い場所にある「葡萄浪漫館」。ゆるやかな坂で山に上がっていくと、ぶどうの色の案内板があり、迷わずに進めます。
「美味しいぶどうが食べられそう!」なんだかワクワクするような看板です。

葡萄浪漫館到着!

マスコットキャラクターの「でんちゅうくん」と「あおっぴぃ」の看板がある、本館に到着です。
9時オープンにあわせて、すでに駐車場にはたくさんの車が止まっています。
県外の福山や神戸ナンバーの車も来ていて、なんと1時間前に来られた方もいるようです。
駐車場は広くて、案内の方がおられて指示してくださいます。
ぶどうを楽しみに、みなさん開店を、今か今かと待っていました。

【葡萄浪漫館】
所在地:井原市青野町3535-3
TEL:0866-63-3126
営業時間 9:00~17:00
定休日:木曜日(7~10月は無休)、年末年始
駐車場:普通車53台、バス2台 ※臨時駐車場あり

新鮮ぶどうが大集合!

「葡萄浪漫館」館内は、お土産や贈答用の箱入りぶどうが並びます。
ぶどうの種類が多く、詰め合わせのパターンも予算も多様です。
お見えになっていた方とお話すると、「新鮮でおいしい」「近くで作っていて安心できる」「きれいなぶどうでお値打ち」とのことで、ここのぶどうが楽しみだそう。
お目当てのぶどうがある場合は、早めに行かないと売り切れてしまいます。
ここから配送も受け付けています。

めずらしいぶどうも!

近年、ぶどうの種類がどんどん増えて、美味しくなっていますね。私はこのぶどうは初めて見たのですが、「富士の輝き」という名にふさわしく、堂々とした粒で、輝くような美しさでした。
めずらしいぶどうに出会えるのも、産直ならではの良さですね。

朝早く出かけましょう

こんな詰め合わせいただいたら、うれしくなっちゃいますね。
毎年ここから県外のお友だちに送ってます、という方は、カートに何箱も載せて購入されていました。
みなさん、選ぶのが早い!ぶどうの箱はどんどんレジへと運ばれていきます。
種類を選びたい方は、朝一番から行かれることをおすすめします。
曜日によって混み具合は違うとのことですが、私が訪問した日曜日は、お昼までにほぼ売れていました。

手頃な自宅用、あります

建物の外に「屋外売場」と書かれたスペースが。
なんだろう?と思いのぞいてみると、ここにもぶどうや地元産の野菜が、かごに入って並んでいます。
自宅用といっても、種類は豊富できれいなぶどうで、うっとりしてしまいます。
訪問時(9月3日)は、シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツ、ピオーネ、安芸クイーン、ナガノパープルなどなど(数えきれない)が並んでいました。
朝どれぶどうなので、日によって種類も変わっていくとのこと。
新鮮なぶどうの香りいっぱいの売り場で、テンションが上がります。
お値打ちの理由は、不ぞろいや粒、キズのためで味は変わらないとのこと。
こちらの売り場も大人気で、かなり売れています。(午前10時時点)
種類によっては、冷凍してシャーベットや保存もいいですね。
特に皮ごと食べられる種のないぶどうは、ゴミが出ないので、アウトドアやキャンプにぴったりなんです。

味くらべできる詰め合わせがうれしい

いろんなぶどうを、ちょこっと食べてみたいな。味を試してみたいな。そんな願いに応える、味くらべできる詰め合わせも販売されています。
これは、瀬戸ジャイアンツとピオーネ、安芸クイーンの詰め合わせ。量もたっぷりで、十分満足できますよ。

ソロキャンプできるんです

「葡萄浪漫館」には喫茶コーナーもあり、ソフトクリームやパン、特産品をいただくこともできます。
そして、この「葡萄浪漫館」は敷地内でソロキャンプもできるんです。
小高い場所にあるので、緑いっぱいで町中より涼しく、風が抜けていきます。
早速テントを張ってみました。

自然のなかのキャンプサイト

ソロキャンプできるスペースが3区画あり、自然の中で静かなキャンプを楽しめます。
利用料はなんと500円。井原駅などの中心地からも車で10分ですので、観光もあわせて楽しめます。
今年の2月から始められたそうで、薪も販売していますよ。
予約、問い合わせは電話かメールで受け付けています。
「葡萄浪漫館」休館日や年末年始、イベント開催時は利用不可となります。

買ったぶどうでデザートづくり

デザート用に買った詰め合わせは、シャインマスカット、ピオーネ、安芸クイーン入りで750円。
「葡萄浪漫館」手作りシフォンケーキは150円。
手持ちの材料とあわせて、デザートを作っていきます。

ぶどうのデザートタイム~♪

シフォンケーキにクリームチーズとシャインマスカットを合わせた、簡単チーズケーキ。
ぶどうと生ハム、チーズのせて、オリーブオイルをかけたカナッペの完成です。
さわやかな初秋の味わいです。
落ちた小枝を使って火をおこし、次はジビエを料理しましょう。

もうひとつの名産 ジビエ

全国的にも、イノシシによる田畑や農作物の被害が問題になっていますが、ここ井原市でも、イノシシやアナグマの被害が増えています。猟をして駆除される野生動物たちを、ゴミではなく野生の恵みとして活かしたい、との思いからジビエ肉の精肉、加工がなされています。
今回は、「キジトラ招福堂」さんが捕獲、精肉した猪肉のミンチとバラ肉を料理してみました。

ひき肉はミートソースに!

驚いたのは、お肉を炒めているそばから、いい香りがしたこと。
匂いがあるんじゃないかな?と不安に思っていましたが、食欲をそそるいい匂いです。
玉ねぎのみじん切り、ニンニク、ショウガで炒め、赤ワインで下味をつけ、ホールトマトで煮込みます。
水は加えず、味付もコンソメと塩胡椒のみです。
ごろっとしたミンチ肉は、味わいが豊かで、特別な香辛料などなくても、じゅわっと旨みが広がります。

ぶどうとジビエのマリアージュ

パスタを茹で、赤ワインと合わせてみました。
農作物に悪さをするイノシシが、生まれ変わってぶどうと素晴らしいマリアージュ(結婚)をはたす。自然の恵みを生かした、井原の素晴らしいグルメだと思いました。

バラ肉はサムギョプサルに

楽しみにしていたバラ肉は、シンプルに焼いてサムギョプサルにします。
赤身の肉と白い脂がなんとも食欲をそそります。
こんがり焼けたお肉はモチモチして,味わい深い。そして脂が甘くて美味しいのにくどくない。
クセも匂いもなくて、他の部位も試してみたいと思いました。お取り寄せできるので、秋冬の季節にいろんな料理にチャレンジしてみたいですね。
自然いっぱいの井原で、美味しいぶどうとジビエを楽しんだソロキャンプ。
これから星空の美しい時期になり、井原のいい季節がやってきますね。
ぜひ、出掛けてみてください!
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