【備前焼ロボ】は、遊んで動いて元気いっぱい!
前代未聞のナイスアイデアで新しい備前焼マスコット「BIZENYAKI-ROBOT」を生み出したのは、「柴岡陶泉堂」の柴岡力さん。
顔や胴体などのパーツを備前焼で作り、焼成後にネジやチューブと合わせて組み立てていきます。両手を広げてバランスをとったり、真剣な顔で本を読んだり。無垢で可愛らしい仕草を見ていると、なんだか守ってあげたい気持ちに…。
意味のないネジがついていたりと若干ポンコツな子なんだそうですが、看板ロボとして幅広い層に大人気。
いつも柴岡陶泉堂のショーケースに立ち、道行く人たちを魅了。備前焼の面白さをPRし続けているんですよ。
リアルさに歓声。生き物たちの細工物もカッコいい
大好きな水の生き物たちをじっくりと観察し、カメの鱗やカニの甲羅まで丁寧に表現されている様子は”カッコいい”の一言。
もともと器を作っていたところから、30歳を機に独学で細工物の腕を磨いて14年。力さんの作品を見ていると、身近なはずの生き物たちの魅力に改めて気付かされます。
【ミライノカセキ】が世界の見方を変える!?
という深いストーリーを持つこちらの作品は「ミライノカセキ」。土中で化石化したような風合いですが、れっきとした備前焼です。全国放送のテレビ番組でも取り上げられるなど、今各方面から注目を集めています。
神戸市出身の備前焼作家、渡邊琢磨さんは学生時代に取り組んだオーケストラの指揮者の経験を生かし、「物事を一旦バラバラにしてから再構成する」という手法で常に新しい備前焼を生み出してきました。
まさにメカ。激アツのスチームパンク備前焼
「魚のミライノカセキは、養殖魚や観賞魚も本当は工業用で、見えているものと実際は違うかもしれないよ…?というを込めて作りました」。
【ねこ玉・ぶた玉】で、人は優しく水は美味しく。
こちらは、冒頭のロボット君を作った柴岡力さんの弟さん、柴岡久さんの作品です。
使い方はカンタンで、お酒に入れるとまろやかになったり、花瓶の中に入れると水が長持ちしたり、炊飯器に入れてご飯を焚くとふっくら美味しくなったり…と、水モノと組み合わせると効果はバツグン。値段も手頃なので、気軽なお土産にぴったりなんですよ。
さらに、写真の後ろに見えるお香たても見逃せません。
煙草をふかすモアイが渋いお香たて
こういった、若手作家さんによる新しい細工物がいくつも登場しており、最近の備前焼は楽しさ倍増なのです。
日生の異端児【ペッカリーのさえずるボトル】で新年を!
2019年の干支はイノシシということで、来年はペッカリー需要が最高に高まる年になるはず。というわけで、こんな備前焼が登場しました。
お酒を入れると音が鳴る【SAEZURI BIZEN】
岡山大学や東京大学が研究に協力。そして備前市伊部の窯元「宝山窯」の森敏彰さんによって作られたハイクオリティな品です。新年を迎えるのにぴったりですね。
2018年11月20日までに予約した人限定の販売で、予定数量に達し次第締め切りなのでお早めに。問い合わせは、「BIZEN中南米美術館」へ。
SAEZURI BIZENの音が聞けます!
2019年3月17日までの「さえずる文明展」もおすすめ
スマホ片手に展示を回って、QRコードから実際に貴重なボトルに水を入れて音を鳴らしている動画が見られるシステムになっています。ちなみに館内にはFree Wi-Fi完備。写真の撮影&SNSにUPもOK。
美術館の新時代の幕開け!?とも言える本企画はぜひ行ってみて。