1日1組限定の高原の宿「もりくらす」で、森に暮らすように泊まってきた!

岡山県真庭市蒜山(ひるぜん)に2021年4月にオープンした、森の中の喫茶とお宿「もりくらす」に行ってきました。
蒜山インターからほど近い森の中、杉の木に囲まれるようにたたずむ「もりくらす」は、喫茶スペースと一日一組様限定のお宿が一体となった施設です。到着してランチを頂いて、森の中に吸い込まれるように散策を楽しみました。時計も、テレビも、ケータイも見ることなく、太陽が沈むまで森を楽しみました。日が暮れてからも、テラスの灯りで森で採取してきた実や枝でスワッグを無心になって作りました。カフェと併設の宿泊スペースは、広いリビングに、フカフカのベッド、オーナーさんこだわりのインテリアもステキでした。森時間に身をゆだね、慌ただしい日常を忘れて、心身ともにリフレッシュできました。
掲載日:2021年12月22日
  • ライター:高杉郁子
  • 3004 ビュー

森の中の喫茶とお宿「もりくらす」

蒜山インターからほどなく走ると、道沿いに目印の丸い看板が見えてきました。背の高い杉の木の中に、溶け込むようにたたずむ建物が「もりくらす」です。2021年4月にオープン、だれでも利用できる喫茶スペースと、一日一組限定の宿泊スペースが一体となった施設です。まずは、ランチを頂き、今日はここに宿泊したいと思います。

森を大切に、森と共存

「もりくらす」のオーナー、植木さんは、蒜山で育ち、この森が、遊びのフィールドだったそうです。だからこそ、この森を大切にしていきたい気持ちと、ここで何かを始めたい気持ちがずっとあったそうです。そこで、友人の建築家の方にご相談をし、「もりくらす」のデザインが出来上がったそうです。建物の左側が宿泊スペース、右側が喫茶スペースになっています。森の木をできるだけ切らないように建物が設計されているため、森に守られているように木に囲まれています。建物真ん中のテラスには、大きな杉の木がそのまま生かされたデザインになっていて、森と共存している感じが伝わってきました。

喫茶スペース

訪れた日は寒い日でしたが、部屋の中は暖炉の薪が燃えていて、柔らかな温かさで心地よい空間でした。2階が喫茶スペースになっているので、森の木が目の高さに見え、森の中にいるような気持になりました。森に向かったカウンター席には、双眼鏡が置いてあるので、バードウオッチングもでき、森をとことん楽しめます。こちらの建物、オーナーの植木さんの手作りだそうです。鉄骨だけ作ってもらい、約1年かけてDIYでご自身で作られたそうです。

ホットサンドでランチ

ランチ難民の状態で到着したので、まずは森を眺めながら、ホットサンドでランチを頂くことにしました。他には、ベーグルサンドやシフォンケーキなどがあり、ドリンクもオーナーさんのこだわりがある飲み物がメニューに書いてありました。ベーグルは、総社市の人気のベーカリー、インダストリーのベーグルだそうです。暖かい暖炉の前に座って、森を眺めながら、美味しいホットサンドと紅茶・・・。幸せな時間でした。

インテリアがオシャレ!!

おしゃれなデザインの建物は、トイレもおしゃれに違いないとの予想は、当たっていました。トイレの中もオーナーさんのこだわりがあふれていました。
びっくりしたのは洗面台です。年代物の足踏みミシンを踏むと、なんと水が出てきました!
このお水、この森の地下から湧き出る美味しいお水だそうです。そして、洗面台の壁面のクリスマスリースは、オーナーさんが、森でツルと赤い実を探してきて、ご友人から頂いたブルーアイスの木で、ご自身で作られたそうです。ステキ~♪ 花心のあるオーナーさんです。

店内のインテリアに興味津々

店内には、カメラ好きにはたまらないレトロなカメラが並べてあったり、サンキライのドライフラワーが飾ってあったり、作家さんのアクセサリーが販売されていたり、Tシャツが販売されていたり、眺めているだけでも楽しくなりました。サンキライの実は、オーナーさんが森で採取してきた実だそうです。

森の中へ散策

ランチを頂きながら森を眺めていたら、小さな看板が目に入りました。「Wow's your hike going?→」。興味を惹かれ、さっそく森の中を散歩してみることにしました。

 

森の中の収穫物

実やツルや杉の木など、私の大好きなものがたくさんありそうでした。オーナーさんにお許しを頂いて、ハサミをかりて採取してきました。写真を撮ることが仕事でしたが、森の中には、自然に身をゆだねた面白い形をしたツルや、珍しい黒や赤い実や、風で折れて落ちているスギの枝など、欲しいものが目の前にたくさんありすぎて、森から出てくるころには、首からカメラをぶら下げ、収穫物を両手では収まり切れずズルズルひこずりながら戻りました。まさに花材の天然宝庫!お花が好きな人にはたまらないフィールドです。日が暮れるまで、時間も忘れ、ケータイも置いて、夢中になって遊びました 笑。不思議と寒さも忘れていました。

宿泊は一日一組限定

建物の左側は、宿泊スペースになっています。リビングは、全面フォレストビューになっていて、森の中にいるような感じがします。明るく広々とした空間に、オーナーさんのセンスある家具や雑貨が置いてあり、オシャレです。窓際の赤と黄緑の椅子は、座るとユラユラする椅子で、座り心地もよかったです。

キチンは生活用品が完備

キッチンは、料理に必要なものがひと通り揃っていて、冷蔵庫、電磁調理器、トースター、電子レンジもあり、食材さえあれば何でも作れそうです。朝食は、付いていますが、自分で調理するシステムです。夕食は、付いてないので、スーパーでお鍋のセットを持ち込んで、ひとり鍋パーティーをしました。ケーキももちろん持参です。おひとりさまには広すぎるくらいの空間です 笑。オーナーさんおすすめの美味しいコーヒーやティーも置いてあります。

バス・トイレ・洗面所もオシャレ

リビングルームの隣は、バスルームと洗面所とトイレがあります。バスルームは、アメリカンスタイルのシャワーで広いお風呂でした。森を眺めながらゆっくりお湯につかることもできます。アメニティも充実していて、オーガニックなクオリティーの高いものが置かれていました。ラグジュアリーなホテルのアメニティと同じ感じです。

テラスではバーベキューも可能

全面フォレストビューのテラスは、バーベキューもすることができます。

ベッドルーム

部度ルームは、5台のベッドとロフトのベッド1台の広々とした空間です。全館Wi-Fiも使え、ベッドルームにはシアターセットも置かれている充実ぶりです。テレビは置かれていませんが、日常から離れた森時間をゆっくり過ごすことができます。お布団がフカフカで気持ちよかったです。

森の香りで深い眠り

森で採ってきた枝やツルや実でスワッグを作りました。ベッドルームにつるして、森の香りと、自己満足の世界に浸りながら、眠りにつきました。

朝食は蒜山(ひるぜん)の食材

朝食は、材料が入ったランチボックスをオーナーさんが届けてくださり、自分で調理しました。人気の蒜山ジャージー牛乳と蒜山ヨーグルトがセットになっています。レタスは、新鮮な高原レタスで朝から美味しくスタートがきれました。早めに出発して仕事に向かう予定でしたので、朝ご飯は、全部は食べきれず軽めに頂きました。ランチボックスにお野菜たっぷり入っていました。

朝食のモーニングボックス

タッパーに小分けにされた食材が丁寧に詰められています。ドレッシングも2種類入れてくださるお心遣いがうれしかったです。ヨーグルトが苦手な私は、フルーツに変えてもらっています。通常は、人気の蒜山牛乳と蒜山ヨーグルトが入っています。

中庭テラス

喫茶スペースと宿泊スペースの間に中庭テラスがあります。夜でも灯りが明るくて、オープンテラスで屋外でも楽しめます。森の木をなるべく伐らないように建物を建てられていて、大きな杉の木がテラスの真ん中に伸びています。昨晩は、森で採ってきたたくさんの枝やツルや実物を使って、このテラスで日没後に、時間を忘れて好きなことに夢中になりました。朝は、肌に突き刺す寒さでしたが、空気が美味しくて、テラスのブランコに座ってゆっくりしていたい気分でした。

森時間で心身ともにリセット

テレビや雑踏から離れ、森の中に身をゆだね、そこに住んでいるかのように生活してみました。忙しさで疲れていましたが、心身ともにリフレッシュできました。ここから仕事に向かうのが名残惜しいくらいです。テレワークやわーケーションも十分可能と実感できたので、また戻ってきたいです。「もりくらす」の近所には、蒜山ベアバレースキー場もあるので、レジャーかねてにもおすすめです。カフェだけでも楽しめますよ。

【森の中の喫茶とお宿「もりくらす」】
所在地:真庭市蒜山本茅部560-1
TEL:090-2009-3068
喫茶営業時間:9:00~18:00(L.O17:30)
喫茶定休日:第2・4日曜日、月曜日(祝日の場合は営業)
お宿の情報は、公式サイトを参照ください。
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