岡山後楽園から徒歩5分!ゆるくてディープな出石(いずし)路地めぐり

岡山後楽園へ行った後はどこ行く? それなら、近くてちょっとディープな出石町がおすすめ。
火の見櫓にお多福さんが連なる鬼瓦!? 天女に油掛大黒天、レトロな看板建築やトマソン階段など、路地を巡りながら探してみよう。見つけたらきっと癒されますよ。
掲載日:2023年11月28日
  • ライター:おもとまちこ
  • 2237 ビュー

鶴見橋を渡って旭川の向こうへ

岡山後楽園を散策したあとは、正面入り口からそのまま旭川の向こうへ。擬宝珠や春日燈籠が並ぶ鶴見橋を渡ると、明治から大正時代の風情漂う「出石エリア」がひろがっています。「トマソン芸術」が点在していたり、縁起の良すぎるスポットも凝縮。
深みにハマる、ナゾ深きカルチャーゾーンへようこそ。

【鶴見橋】
所在地:岡山市北区出石町(後楽園正面口前)

戦前からあるという石垣の道

のどかな旭川沿いの小径を歩いていたら、なんだか気になる路地を発見。入ってみると、片側に石の壁がつづいています。戦前からあるという石垣なんだとか。なにかが脈々とつづいている、不思議な魅力がこの界隈にはあるようです。

【石垣の道】
所在地:岡山県岡山市北区出石2-7-5付近

町を見下ろす火の見櫓

ちょっと大きな通りに出ました。
町を見下ろすように立っている火の見櫓も、洒落たデザインだったりします。

【火の見櫓】
所在地:岡山市北区出石2-13-21付近

お多福さんが連なる鬼瓦!?「瑞雲寺」

どんどん路地へ路地へと迷い込んでいくと、豊臣秀吉の養子・小早川秀秋公の菩提寺「瑞雲寺(ずいうんじ)」にたどりつきました。
ふと屋根を見ていると、なんとお多福さんが連なる鬼瓦が!
魔除けとして屋根に飾られる「鍾馗(しょうき)」さんの睨みをかわすために、お多福さんを向かいに飾ることがあるんだとか。福もたっぷり呼び込みそうです。

【瑞雲寺】
所在地:岡山市北区番町2-6-22

天女降臨!「天女のコテ絵」

新鶴見橋のたもとにある赤い壁の建物の2階には、コテ絵(鏝絵)が施されています。天女降臨。羽衣もうつくしく、左官職人さんの技が感じられます。縁起の良い絵柄は、江戸から昭和初期に流行したそうです。天女に見とれていたら、交差点の向こうから何やら香ばしいかおりが・・・

【天女のコテ絵】
所在地:岡山市北区出石2-1-1付近

ツヤツヤと黒く光る「油掛大黒天」

香ばしい香りは・・・
祠の中に、ツヤツヤと黒く光る大黒天さまが鎮座されていました。肩に担いだ袋に入っているという七宝が重いせいでしょうか?前かがみ気味で「ゴマ油」を浴びておられます。
七宝とは物質ではなく、愛嬌や寿命といった人間にとって大切なものを表しているそうです。まさに七宝を体現したかのようなお顔立ちですな。

【油掛大黒天神社】
所在地:岡山市北区弓之町16-8

マル福瓦(旧福岡醤油)

福福福福福福福福。
「福」の文字が入った丸瓦が横一列に並んでいます。鶴見橋をわたるとすぐ正面に見えてくるのが、出石町のシンボル的存在・旧福岡醤油の建物です。明治から昭和にかけて建てられたんだとか。黒漆喰の壁もかっこ良すぎです。
 
文化発信拠点として、貴重なアート作品の企画展などが行われています。
町並みの核となるべく、まだまだ進化していきそうな気配。町ぐるみで、岡山ぐるみで、見守っていきたいスポットです。

【旧福岡醤油】(福岡醤油ギャラリー)
所在地:岡山市北区弓之町17-35
 

連なる看板建築

空襲の焼失を免れたからこそ、戦前の歴史的建造物が多く遺る出石界隈。
通りに面して看板建築の建物も連なっています。右書き文字やレリーフの看板。色もかたちも様々です。まるで生きもののように、一軒一軒が違った魅力を醸し出しています。

【看板建築の建物】
所在地:岡山市北区出石1-8-6付近

のぼれない階段!?

古き良き建物に開運スポットなど、バラエティーに富んだ出石町。
散策すればするほどちょっと奇妙な光景に出会います。
路地の途中でうっかり見逃してはいけません。
ナチュラルに存在する「トマソン」(芸術的な無用の長物のこと)たち。
一体この階段はどこへつながっているのだろうか。

【のぼれない階段】
所在地:岡山市北区出石1-13-1付近

ナゾの体重計!

そして旭川沿いの小さな倉庫の傍らに、突如あらわれる野ざらしの体重計。生きていると、考えても分からないものに出会うものですね。後楽園や岡山城の計算され尽くした美。出石町の街角に潜むゆるっとした空気感。どちらも満喫してこそ岡山なり。

【体重計】
所在地:岡山市北区出石1-1-17付近
マップを見る

同じテーマの記事

このライターの記事