初日の出はここで見る! 歴史に想いを馳せながら拝みたい岡山の日の出スポット4選

岡山県内にある、土地の由来や歴史、伝承などに思いを馳せながら美しい日の出が見られるスポットを紹介します。
掲載日:2017年12月21日
  • ライター:おか旅編集部
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三ツ山(浅口市)

神功皇后が、遠征凱旋の途中に立ち寄ったことが地名の由来のとなった寄島町の島。高さ10m、長さ15m、相互に約6mの間隔をおいて規則正しく並んだ三つの小島は、応神天皇・仲哀天皇・神功皇后の三柱の神の姿として敬われ、祀られています。海面を染めながら昇る太陽と島のシルエットのコントラストが美しいと評判です。
撮影:田辺忠士「朝日に映える、三ツ山」

鬼ノ城(総社市)

石垣や土塁、排水施設の跡が残る国内最大級の古代山城の遺跡。昔話、桃太郎伝説の鬼のルーツ〝温羅(うら)″が住んでいたと伝えられています。吉備平野や、晴れた日は遠く四国山脈まで望める標高約400mの山の頂上からの眺めは絶景。実物大で復元された西門を照らすように朝日が昇ります。

虫明迫門(瀬戸内市)

「日本の朝日百選」に認定されている「虫明迫門の曙(むしあげせとのあけぼの)」。平安時代には既にその景色の美しさが風流人の間でも広く知られていました。平清盛の父・平忠盛が詠んだ「虫明の迫門の曙見る折ぞ都のことも忘られにけり」という歌が『玉葉和歌集』に残されています。

神道山(岡山市)

岡山池田藩の守護神社の社家に育った黒住宗忠が、江戸時代に開いた黒住教の本殿がある「神道山」。岡山市街が一望できる日の出の名所では、日の出を迎え拝む「日拝式」が毎朝日の出の15分前から365日欠かさず執り行われています。元旦の日拝式は7時から。三が日には4万5千人を超える参拝者で賑わいます。
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