美咲町でタイムトリップ。鉱山町再現やレトロな駅舎でノスタルジック体験

岡山県美咲町の旧片上鉄道の吉ケ原(きちがはら)駅舎と操車場のあった場所に作られた「柵原ふれあい鉱山公園」は、東洋一の硫化鉄鉱山として栄えた柵原鉱山の歴史や文化が楽しく学べるスポットです。 鉱山町の町並みや坑道を再現展示する資料館があったり、旧片上鉄道の駅舎や車両、ホームが保存されていたりと、昭和の時代にタイムトリップしたような気分に浸れます。レトロな鉄道遺構はフォトスポットとしても注目! 学びとノスタルジック体験の旅に出かけてみませんか?
掲載日:2022年06月21日
  • ライター:おか旅編集部
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赤いとんがり屋根がレトロモダンな「吉ケ原駅舎」

公園の入口で迎えてくれるのは赤いとんがり屋根の洋館風の建物。旧片上鉄道の吉ケ原駅舎です。国指定の登録有形文化財(建造物)の駅舎は、レトロモダンな雰囲気も素敵!
 
駅構内は実際に入って見学ができます。ホームに設置された木製の駅名標やベンチ、当時の姿のまま保存されている待合室、石造りの改札など、雰囲気抜群。

客車車両や運送用貨車を保存

鉱石の輸送用としてだけでなく、地域住民の足としても活躍した片上鉄道。現在も輸送用貨車、客車車両11両が保存されています。

線路内でレアアングルの写真も撮れる!

廃線になっているので線路内に降りて歩いたり、レアなアングルでの撮影をすることも可能。写真映えを狙える、知る人ぞ知る穴場フォトスポットです。

動画で体感!

広々とした芝生広場

線路跡に沿うように広がる広場は子どもたちの遊び場としても人気。晴れた日にはお弁当を広げる姿も見られます。柵原鉱山の坑道内で掘り出した鉱石を運搬していた電気機関車の実物のほか、江戸時代から吉井川を運航していた貨物船「高瀬舟」も実物大で再現展示。
公園の一画では、鉱石採掘の材料の揚げ降ろしや人員の昇降を担った竪坑櫓のレプリカ(高さを実物の約半分・12mに圧縮)も見られます。

鉱山の歴史を楽しく学べる「柵原鉱山資料館」

東洋一の硫化鉄鉱を産する鉱山として栄えた柵原鉱山は、昭和40年頃の最盛期には年間90万トン以上の鉱石を産出していました。しかし、海外から安い硫化鉄が輸入されるようになり需要が減少。平成3年3月に75年間の歴史に幕を降ろしました。資料館では鉱山町としての柵原の歴史や柵原鉱山のしくみなどを紹介。1階のギャラリーにはここでロケがあった映画紹介のパネルなども展示されています。

鉱山町の往時のにぎわいを再現

1階では柵原の歴史や暮らしが紹介されています。展示室に入ってすぐの場所にあるのは、鉱山町のにぎわいを再現したコーナー。部屋の中まで本物そっくりの鉱山社宅や、日用品が並ぶ供給所、自転車店やホルモン焼き店など、昔なつかしい町の雰囲気が体感できます。

柵原の歴史と片上鉄道のコーナー

江戸時代はじめに発見された硫化鉄の鉱山で全国的に有名になった柵原町には、仕事を求めて各地から人々が集まりました。ここでは鉱山町として栄えた柵原の歴史や、鉱石の運搬に活躍した「片上鉄道」について学べます。
実際に使われていた改札鋏や検印、切符、車両のブレーキハンドルなども展示。紙の切符に鋏で切り込みを入れていた時代が懐かしく思い出されます。

鉱山町のくらしを模型や写真で知る

学校や病院、供給所、社員クラブ、社宅浴場、集会所、有名スターがやってきた祭りの様子など、最盛期の繁栄ぶりが分かる写真や資料が展示されています。鉱山で働く従業員一家の日常が、立体絵日記で表現された柱状の展示もユニーク。

坑道の再現や鉱石・削岩機などの実物が見られる地階

エレベーターで地下へ降りると、そこはまるで採掘現場!? 地下400mの坑道の中、岩に孔をあける削岩作業や鉱石を運び出す様子が実物大で再現されています。

鉱山の仕組みを模型やパネルで紹介

坑道が縦横無尽に走る巨大鉱山の地下の様子を立体模型やパネルで紹介。まるで蟻の巣のように入り組んだ坑道内部に興味津々です。他にも、鉱石のでき方や柵原鉱山の硫化鉄鉱の使用用途、採掘から輸送までが一目でわかるコーナーも。本物の鉱石や削岩機、抗車も見ることができます。

サイクリストにも人気! 自然とロマンが溢れるスポット

かつて柵原と備前市片上を結んでいた片上鉄道の線路跡は、現在自転車道「片鉄ロマン街道」として整備されており、「柵原ふれあい鉱山公園」はその発着地としても親しまれています。レトロな駅舎跡はサイクリストの記念撮影にも人気。自然の中にある歴史とロマンを感じるスポットでノスタルジックな学び体験をぜひ。
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