通町商店街のアーケード
玉島のレトロな商店街のイメージに合っていますよね。
胸キュン和スイーツ 松涛園(しょうとうえん)
私が訪れた銀座商店街にある松涛園さんは、明治から続く老舗のお菓子屋さん。細かい細工が施された練り切りは、定番の季節のモチーフのほかに現代風のハロウィンのかぼちゃまでありました。
玉島銘菓「玉の浦」「千石船」など、玉島ならではの和菓子もあります。
玉島のお茶文化を知る 器楽堂老舗
器楽堂老舗さんは茶道具屋さんで、ほかにもお茶や書道具、お香などの取り扱いもあります。器や掛け軸は見ているだけで心が和みます。
着物姿の上品な奥様と娘様が出迎えてくださいました。
玉島は、江戸時代の中頃、高梁川と瀬戸内海の流通を結ぶ貿易港として栄えました。日本海から山口県をぐるりとまわって大阪・堺へ向かう途中の北前船の寄港地ということで、豊かな商人たちでとても賑わっていたそうです。商人のたしなみとして、お客様をもてなすお茶室が、多い時は400も作られたという話も。
「見知らぬ人との会話や、商売の交渉の場などで、お茶を楽しむ文化は、コミュニケーションの『潤滑油』だったんだと思いますよ」という奥様のことばに、当時の賑わいが目に浮かぶようでした。
かつてこのあたり一体もアーケードでしたが、老朽化により数年前に撤去されました。
それをきっかけに閉めてしまったお店も多く「かなり寂しくなりました」と語られていましたが、一方で、インターネットで「お茶文化の玉島」を知り、関東や、海外からのお客さんもいらっしゃるそうです。
お店の奥はお庭を眺められるお茶室になっていて、定期的にお茶会やお香を楽しむ会が開催されています。気軽にご参加ください。
開催情報はリンク(器楽堂老舗さんのブログ)を参照ください。
「ふうまん(夫婦焼)」ってなに?! オリンピック商会
通町商店街の入り口付近、港橋近くにあるオリンピック商会さんに行ってみてびっくり、「ふうまん」は、大判焼き(今川焼き)のことでした。
正式名は「夫婦焼」となっていて、お店の方に「どうして夫婦焼という名前なんですか」と聞いたところ、上と下で合体させる作り方から来ているそうです。
オリンピック商会さんの『ふうまん』は、オリジナルの生地で、外はカリッ、中はもちもち!!
中の餡はあずき餡・うぐいす餡が選べて各100円です。うぐいす餡の香りがよく出ていて好きでした。
通いたくなるバリエーション! ジェラート オブラーテ
ジェラート オブラーテさん。オシャレなヨーロッパ風のお店で、10種類以上の味が楽しめます。季節によってバリエーションは変わるのだとか!
常連で来られるお客さんや、ドライブの途中にテイクアウトされるお客さんが多いそうです。私は外のベンチでいただきました。
シングル300円、ダブル380円です。(ピスタチオのみ+100円でした)
手間暇かかった町おこしメニュー しのうどん
玉島にある円通寺の修行僧が食べていたと言われているうどんで、十数年前に「玉島おかみさんの会」が玉島名物として発信し、復活したそうで、玉島で現在4店舗でいただけます。
一反木綿のような幅広の長ーい麺が特徴です!
きゃろっと亭さんのしのうどんは、鍋焼きスタイル。いりこ、昆布、かつおを使った風味抜群のおだしが、幅広の麺にしみこんで、すごく美味しかったです。
具は牛肉、さつまあげ、写真には見えていませんが、エビや卵も入って豪華。
一度うどんをゆがいて、さらに鍋で煮込むため、作るのに時間と手間がかかるので、しのうどんを食べたい方は、来られる前に連絡をいただけると嬉しいです、とのことです。
【きゃろっと亭】倉敷市新倉敷駅前5-244-2 086-526-8901
しのうどんは940円。ほかにも定食メニューなどがたくさんある、地元の方も御用達のお食事処です。
毎月開催! 備中玉島みなと朝市
清心町商店街、玉島港橋広場、通町商店街など、6つの会場で催されます。歩いて回れる範囲なので、朝市と同時に玉島の町並みを楽しむことができておすすめです。
焼きそば、焼き鳥、スイーツなどなど、「朝ごはんを食べに行こう」というキャッチコピーの通り、毎月、美味しいものがてんこ盛りです。
「地域の人に愛される朝市にしていきたいと思っています。玉島のみなさんと顔見知りになれるようになりたいです。気軽に『いずみん』と呼んでください!」
10月はハロウィンということで、かぼちゃデザインの入れ物にお菓子を入れて歩く子どもたちで賑わっていました。
毎月違う企画となっているので、ぜひ遊びに来てください!