カブライダーこばんが行く!vol.9 橋に胸キュン☆ご当地「欄干」めぐり

橋のふちにある飾り、欄干(らんかん)。その土地の特産や歴史がわかり、ご当地色が出ていて面白いんです。
カブライダーこばんが旅の途中で見つけた、岡山の胸キュン欄干をピックアップします。
ドライブの話題になること間違いなし!
掲載日:2018年11月16日
  • ライター:m.k
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美作市・淀橋 宮本武蔵

美作市の淀橋という橋には、巌流島の決闘や二刀流で有名な宮本武蔵の欄干があります。剣を二本持って、ちゃんと二刀流の姿をしているんですよ!
宮本武蔵は、岡山県美作市宮本で生まれ育ちました。淀橋から北へ行くと、「武蔵の里」として、生誕地が観光スポットになっています。
宮本武蔵生家跡、武蔵資料館など、散策しながら宮本武蔵の生い立ちを知ることができます。
中でも武蔵神社は、「生涯負け無し」の武蔵にあやかり、合格祈願や必勝祈願などに多くの方が訪れるそうです。絵馬には「剣道で勝ち進めますように」といった祈願も。

浅口市・新鴨方橋 天文台

浅口市の新鴨方橋の欄干には、小さな天文台が乗っかっています。
小さめなので、私も最初は存在に気づきませんでしたが、よく見ると階段やドームの造りなど、きちんと実際の国立天文台の姿が再現されています。
橋から見上げると、なんと実際の天文台も見えるんです。
カメラの望遠機能を使うと、本物の天文台をバックに、こんな写真が撮れました。
今では見える天文台は2つに。写真右側の新しい天文ドームには、日本一大きな3.8m天体望遠鏡「せいめい」が入っています。

浅口市・寄島町 通学船とガザミ

浅口市寄島町にある環状交差点(ラウンドアバウト)の西側には、通学船の像があります。
この場所は昔は海だったんです。今では地続きになってる「三郎島」という地域がありますが、昔は瀬戸内海に浮かぶ実際の島でした。
三郎島の子どもたちは船に乗って陸地側にある小学校に通っていたそうで、欄干にもそのことが記されています。
地元の方の話によると、潮が引いているときは、徒歩で行き来することもあったそうですよ!
ちなみに像の背景に見えるのが、今の寄島小学校です。
通学船の像の向かい側には、ガザミの像もあります。「ガザミ」とは寄島でたくさん捕れるワタリガニのことです。
潮流の速くない寄島の海では、ガザミがゆったりと良質に育つそうです。このあたりの名産です。
ガザミの像から東へ進むとある「よりしま海鮮市場」さんでは、本物のガザミを購入することができます!
年中購入できますが、10月後半から冬にかけては卵をもったメスも登場。
味が濃厚なので蒸して食べたり、寄島のお食事処ではお味噌汁に入って出てくることもあります。ぜひ味わってみてください。

新見市・美郷大橋 千屋牛

新見市で発見した牛の欄干は、もちろん新見市のA級グルメ、千屋牛にちなんだもの。
なんと、南側は立っていて、北側は座っているんですよ。実際に確かめてみてください。

新見市・新川合橋 大名行列

同じく新見市で見かけた、棒を持ったちょんまげ男の像。何かなと思って聞いてみると、大名行列(御神幸武器行列)に由来しているのだとか。
今でも毎年10月に「土下座まつり」が開催され、総勢64名が一定の順路で新見船川八幡宮と宮地町の御旅所を往復するそうで、この像はその中の一員なのだそうです。

岡山市足守・新大井橋 足守メロン

岡山市足守は、メロンの産地として有名! メロンの欄干がありました。
さすがフルーツ王国おかやま、県内にはほかにも桃やブドウの欄干もあるので探してみてくださいね!

高梁市・かぐら橋 備中神楽

高梁市成羽は、備中神楽発祥の地です。かぐら橋には、備中神楽の登場人物が!
カラフルで、大きくて、迫力満点。
橋の南側にいるのは備中神楽の主人公、素戔嗚命(すさのおのみこと)、北側にいるのは奥さんとなる希稲田姫(くしいなだひめ)のようです。
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