観光名所のイベント!2023年の岡山城「夏の烏城灯源郷」と岡山後楽園「夏の幻想庭園」

岡山の観光名所といえば、岡山城と岡山後楽園!その名所が普段は閉園する夜間も開園し、ライトアップされています。毎年8月に開催される、岡山城「夏の烏城灯源郷」と岡山後楽園「夏の幻想庭園」と呼ばれるこのイベントに行ってきました。
掲載日:2023年08月04日
  • ライター:月子
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岡山城「夏の烏城灯源郷(うじょうとうげんきょう)」

岡山城は岡山駅から路面電車で約5分、下車後徒歩10分という駅近観光地。 
戦国時代の武将・宇喜多秀家が築いた岡山城は、外壁が黒塗りのため「烏城(うじょう)」と呼ばれています。「烏」とはカラスのことです。その歴史ある「烏城」をライトアップしたイベントが「夏の烏城灯源郷」です。

逆さ烏城

なんと幻想的!岡山城が旭川の水面に映し出されて、逆さ烏城が見られます。
この光景は、岡山後楽園側から見た岡山城。 岡山城と後楽園の間を流れる旭川は、岡山三大河川の1つです。 この日は条件が揃わず、ぼんやりとした逆さ烏城ですが、穏やかな水面の時には、鏡のように映る逆さ烏城が見られるので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

備前蝶の行灯

備前岡山藩・池田家の家紋はアゲハ蝶模様です。天守閣へと向かう階段にはこの「備前蝶」と呼ばれる家紋をあしらった行灯が並べられています。2023年8月13日(日)〜15日(火)には、備前蝶が描かれた手提げ行灯の貸し出しも行われます。
岡山後楽園正門前と岡山城廊下門前に貸出ポイントが設置されますので、行灯を手に散策するとさらに雰囲気アップしそうですね。

和傘あかり

別世界に来たみたい!天守前広場を彩る和傘あかりです。
厳かで存在感を放つ岡山城と色とりどりの和傘のコラボレーションは、まるで和風ファンタジーの世界のよう。

灯りのアート

中国デザイン専門学校の学生さんがデザインを考えた「灯りのアート」です。 「Galaxy summer fest!!」と題され、夏をイメージした金魚と宇宙をイメージした星などがモチーフとなった映像が球体に投影されています。周囲にはスタイリッシュな金魚やかわいらしい宇宙のイラストが書かれた灯りが柱を飾り、地面にも流れ星などの絵が投影されてます。
「Galaxy summer fest!!」が見られるのは8月16日(水)まで。8月17日(木)からの後半は、「花鳥風月」が展示されます。

城壁

岡山城西側、一段低くなった場所にある城壁では、 シャボン玉とも泡とも見えるような円がくるくると投影されています。 地面は青や緑に色が変わるライトで照らされ、夏の夜を涼しげに彩っています。

【岡山城・夏の烏城灯源郷】
開催期間:2023年8月1日(火)~8月31日(木)
開催時間:18:00~21:30(天守閣への入館は21:00まで)※日中も開城しています
アクセス:JR岡山駅から東山行き路面電車約5分、「城下」下車、徒歩約10分
天守閣入城料:大人400円、小中学生100円

岡山城と岡山後楽園を繋ぐ「月見橋」のアゲハ蝶

岡山後楽園は岡山城のすぐお隣!
ぜひ岡山城と岡山後楽園をセットでお楽しみください。
連絡橋の「月見橋」では色とりどりのアゲハ蝶が投影されて、蝶がひらひらと遊ぶように回っています。とってもかわいくてきれい!立ち止まって見ていると、地面が動いているような不思議な感覚に。

岡山後楽園「夏の幻想庭園」

思わず「うわぁ、きれい!」と口をつく光景。月見橋を渡って南門から入場すると、うす暗かった世界に突然カラフルな光が点々と広がります。こちらの写真は正門側に近いところから見た風景。幻想的な色とりどりの灯りと岡山城も見えて圧巻です。

竹細工でできた毬の照明

園内で光る灯りは、竹細工の毬でした!広い芝生をカラフルに彩り、夢のような世界を作り出してくれています。

宝石を散りばめたような園庭

唯心山の頂上から見た庭園は、さながら宝石を散りばめたよう。芝生一面の竹毬のセッティングには3日間かかったそうです。炎天下のこの夏に、広い芝生に設置してくださったおかげでこのように素敵な光景が見られることに感謝です。

延養亭のプロジェクションマッピング

「Beyond-今昔の暁-」と題された4分弱のプロジェクションマッピング。延養亭に桃の花や富士山、波や帯などの和の絵柄が映し出されます。迫力ある演出に、目が離せません!しかも、延養亭前の水路にも映し出されて逆さ富士まで見られますよ!

幻想庭園の写真スポット

夏の幻想庭園の顔ともいえる、写真スポット!
竹には「令和5年 夏の幻想庭園」の文字や、金魚がくり抜かれています。固い竹をこんな繊細に細工できるとは、さすが匠の技です。

夏の竹提灯

そのような精巧な竹細工を購入できちゃうんです。購入できるのは、竹でできた竹提灯。金魚柄と波模様、色は赤・青・黄・緑の4色の組み合わせです。大きさも、竹によってそれぞれ違ってこの世に1つだけ!お好みのものを探してみてくださいね。
鹿鳴館の前庭で18:00~各日先着50名限定なので、お早めに!
私は赤い灯りの金魚と、青い灯りの波模様の2つを購入しました。暗い園内を周るのに優しい灯りがお供してくれるので、おすすめです!岡山後楽園「夏の幻想庭園」の思い出として、ぜひどうぞ!

涼の小径(風鈴のトンネル)

涼の小径は、地元の小学生が絵付けした風鈴が飾り付けられています。一つ一つ異なる絵柄で、それぞれお願い事が書かれていてかわいらしい。チリンチリンと良い音を奏でながら風に揺られる風鈴に、夏の夜風を感じます。素敵な光景を写真に収めていらっしゃる方もたくさんおられましたよ。

中の島の島茶屋(しまぢゃや)と太鼓橋のライトアップ

沢の池にある中の島の島茶屋と太鼓橋もライトアップされています。水面の綺麗なリフレクションが芸術的。奥には慈眼堂も照らし出されています。

折り鶴灯り

岡山後楽園には8羽のタンチョウが飼育されていますが、こちらは折り鶴の灯り。後楽園のシンボルのひとつである鶴、そして日本の伝統であり平和のシンボルである折り鶴を5色で照らしています。

光の道

園内の水路を灯りが煌びやかに縁取ります。なんとも優雅な曲線ですね。

花葉の池

奥の蓮池「花葉の池」もライトアップされています。

メインの庭園のみでなく、様々な場所がライトアップされ、夜間特別開園に伴ったイベントやプレゼントも実施されています。
曜日限定のうちわプレゼントや音楽演奏会、体験イベントなどがありますので、ぜひいろいろと楽しんでくださいね!

【岡山後楽園・夏の幻想庭園】
開催期間:2023年8月1日(火)~31日(木)閉園時間を21:30まで延長
開催時間:18:00~21:30(入園は21:00まで)※日中も開園しています
所在地:岡山県岡山市北区後楽園1-5
アクセス:(路面電車利用)JR岡山駅から東山行き路面電車約5分、「城下」下車、徒歩約10分
(バス利用)JR岡山駅から藤原団地行きバス約12分、「後楽園前」下車すぐ
入園料:大人410円、65歳以上140円、高校生以下無料

今年の幻想庭園は春・夏・秋で開催

(写真は過去撮影)

今年の幻想庭園は、春・夏・秋で開催されます。それぞれの季節で異なった演出がされているので、 竹細工の毬や風鈴などのライトアップを見られるのは今だけ!

夜間特別開園「秋の幻想庭園」は2023年11月17日(金)~26日(日)の予定です。
「春の烏城桃源郷」もレポートしましたので、ぜひご覧ください。
以上、岡山城「夏の烏城灯源郷」と岡山後楽園「夏の幻想庭園」のレポートをお届けしました。岡山駅からもほど近い岡山城と岡山後楽園の夏のイベントに、是非足を運んでみてください。
風情豊かな日本の伝統文化と現代の技術・ライトアップの粋な融合に、幻想的で心癒される時間を過ごすことができますよ。
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