全国にその名を知られる『津山ホルモンうどん』は、長年愛されてきた庶民の味

歴史の中で育まれた食文化を背景に裏メニューとして愛されてきたひと品

近年のご当地グルメブームで、全国的に名を知られるようになった「津山ホルモンうどん」。
市内に食肉処理場があり、新鮮なホルモンが入手できる津山市では、日常的にホルモンが食されてきました。そして昭和の時代、鉄板焼のお店で酒のつまみとして提供されていた「ホルモン焼き」にうどんを加え、締めのひと品にすることが常連客の間ではやりだしたのです。
当時はメニューに記されていなかったため、もっぱら「ホルモンにうどん入れて」と注文していたとか。

津山市内の20軒以上が各店自慢のホルモンうどんを提供

人気の高まりを受けて裏メニューから看板メニューになった「ホルモンうどん」。
ご当地グルメでまちおこしの祭典!「B-1グランプリ」では、津山ホルモンうどん研究会が2009年にブロンズグランプリ、2011年にシルバーグランプリを受賞しています。
『お好み焼き 三枝』は、開店当初から「ホルモンうどん」をメニューに連ねている一軒。「市内の食肉処理場で経験を積んだ職人が厳選した、黒毛和牛のホルモンのみを使用している」といいます。
熱した鉄板上で、コテを使って一口サイズに切りながら焼いたホルモンに、野菜を加えてさっと炒め、その隣で温めていたうどんを乗せて、秘伝のタレをひと回し。全体を混ぜ合わせながら炒め、香り付けにタレを加えたら完成。ジュージューと食欲をそそる音とともに立ち上る湯気と香りが、期待感を高めます。

味の決め手は新鮮なホルモンとタレ、そして火力

「津山ホルモンうどん」を提供する店では、自家製タレやそれと相性のよい野菜を使い、独自の味を作り出しています。そんな津山市のご当地グルメを手軽に試せるのが、「津山ホルモンうどんたれ」。
美味しく作るコツは、フライパンやホットプレートをしっかり熱すること、ホルモンから脂が出るので油をひかないこと、そして、仕上がりが水っぽくならないよう野菜を少なめにすること。自宅でも「津山ホルモンうどん」を楽しんでみては。

取材協力:お好み焼き 三枝