倉敷・児島の新ご当地グルメ「児島塩ラーメン」とは?
倉敷市児島で最近話題の"塩ラーメン”を知っていますか?児島は昔から塩づくりが盛んな歴史があり、近年では「塩結びプロジェクト」と題して塩を中心に据えた町おこしが行われています。そこで生まれたのが「児島塩ラーメン」。麺好きライターが現地で実食してきました!
- ライター
- 大岩主弥
- 掲載日
- 2026年9月24日
目次
児島と塩作りの歴史
岡山県倉敷市の南部、児島地区。かつては瀬戸内海に浮かぶ島だったこともあり、古くから製塩業が盛んで塩田の町として知られています。平安時代初期に朝廷が編纂した歴史書『日本後紀』(にほんこうき)にも、児島の塩についての記述があるそうです。
児島の塩を語る上で忘れてはならないのが、野﨑武左衛門(1789〜1864年)。1827年に岡山藩から許可を得て製塩事業に着手した人物で、一代で広大な塩田を開発したことから「日本の塩田王」と呼ばれました。児島にある「旧野﨑家住宅」や「野﨑家塩田歴史館」では当時の様子を伺い知ることが出来ます。
倉敷児島塩結び(えんむすび)プロジェクト
先述の通り、瀬戸内海に面した当地では古くから塩業が盛んに行われていました。その塩に焦点をあてて始まったのが「倉敷児島塩結び(えんむすび)プロジェクト」。このプロジェクトについて児島商工会議所の小松原達矢さんに聞いてきました。
もともと児島はお土産が少ないため、訪れて気軽に買って配れるものがないかを考えていたそうです。そんな時下津井電鉄からの提案があり、児島といえばやはり"塩"なので、それを使って何か作れないか。塩を観光資源に出来ないか。というアイデアが生まれたそうです。そして、初めに作られたのが、旧野﨑家住宅(ナイカイ塩業株式会社)と下津井電鉄株式会社が開発した「塩田王 野﨑家の塩(下津井電鉄プライベートブランド)」です。1年目はその塩を使ったお土産・商品の製造を倉敷・児島や岡山県内外の業者に相談、塩で人・企業・地域の新たな縁(塩)を紡いでいく事を目指して開発を始めたそうです。そして2年目。実際に児島に来て塩を感じて欲しいと「児島塩ラーメン」が生まれたのだそうです。さらに3年目には、塩をテーマにしたイベント開催。4年目となる2026年(令和8)も関連イベントの開催を予定しているそうです。
児島塩ラーメン
2024年(令和6)、児島の新グルメとして「児島塩ラーメン」は誕生しました。新しいグルメを生み出すにあたり、児島に店を構える協力店舗が腕を競って珠玉の塩ラーメンを作り上げました。児島塩ラーメンを作るにあたっての共通ルールは「塩田王野﨑家の塩」を使用することのみ。各店がそれぞれの持ち味を生かした児島塩ラーメンぞろいです。
2026年9月現在食べられるお店は、「塩麺みずき」、「二代目麺屋ゆうじろう」、「鴻ノ池SA上り店・下り店」、「スープバル 8 by setoiro」、「三好野レストラン児島店」、「金烏RAMEN STELLAR EXPERIENCE」、「お好美屋」、「瀬戸内の味 清香」の9店舗。JR児島駅にも紹介看板が出ていますがどれも美味しそう!この中で私が個人的に気になったお店数軒に実食に行ってきました。
「金烏 RAMEN STELLAR EXPERIENCE」の塩ラーメン
JR児島駅から徒歩約5分の場所にある「金鳥(きんう)RAMEN STELLAR EXPERIENCE」。駅から近いこともあり、児島塩ラーメンにまず触れてみるのにおススメのお店です。2025年(令和7)10月末、児島7番街にオープン。ラーメンの説明は塩結びプロジェクト公式サイトの説明が愛情に溢れていて分かりやすいので、そちらから引用いたします。
※以下塩結びプロジェクト公式サイトより引用
「自慢の自家製麺と、淡麗系スープは「醤油」と「塩」の2種を提供。特に塩ラーメンは、黄金色に輝く上品な一杯で、鰹の本枯れ節、鯵節、昆布など海の旨味を凝縮したノンアニマル仕立て。児島の塩を使った塩ダレは、日本酒や白ワインの香りに白醤油を加え、深みのある味に仕上げている。オリーブオイルベースの香味油は優しくも芯のある味わいで、芳醇な細めの自家製麺がこれらと絶妙に絡む。具材は、真空低温調理で旨味を閉じ込めた優しくしっとりとしたローストポーク風チャーシューや、柔らかな穂先メンマなど素材一つひとつにこだわり、洗練された児島塩ラーメンとなっている。」
(引用終わり)
実食してみて、薬味として乗っている葱と三つ葉が口の中をさっぱりさせてくれますし、チャーシューもメンマも具材が大きく食べ応えあって良かったです。塩ラーメンなので全体的にさっぱり食べられて、具の味わいを楽しめるのも良かったです。
【金烏 RAMEN STELLAR EXPERIENCE】
所在地:岡山県倉敷市児島駅前2-10-26
TEL:080-8898-5574
営業時間:11:00~14:30(L.O.14:00)
定休日:水・日曜日
駐車場:なし ※近隣に無料駐車場、パーキングあり
「二代目麺や ゆうじろう」の児島塩ラーメン
次は児島の知人に聞いたおススメ店。JR児島駅からは遠いので車推奨ですが、わざわざ行く価値のあるお店でした。
※以下塩結びプロジェクト公式サイトより引用
「豚骨ベースの味噌ラーメン(青みそ・黒みそ・黄みそ・赤みそ・中みそ・白みそ)が有名なお店だが、至高のいぶし銀メニューがこちらの児島塩ラーメン(1,020円)である。豚骨の濃厚な旨みの奥にすっきりとした味わい、塩味が広がる自慢の一杯。ゆず皮、下津井の鷲羽のりが、この児島塩ラーメン陰の立役者。鶏チャーシューとスープの相性も抜群。ホロホロのチャーシュー、煮卵がついているところも最高に推せるポイントだ。メニューが豊富なので、その日ごとに違ったメニューを注文し、自分の推し麺を見つけるのも楽しそう。もちろん推しは児島塩ラーメン。」
(引用終わり)
基本的に普通もりが煮卵を含め全部乗せなので食べ応え十分。こちらは薬味は三つ葉のみ。塩ラーメンのさっぱりした味わいに葱は強いので三つ葉にしているとの事。細やかな心配りに感動。スープに入っているゆず皮も利いていて、さっぱり食べられる工夫の数々が素晴らしかったです。
【二代目麺や ゆうじろう 】
所在地:岡山県倉敷市児島下の町4-13-56
電話番号:080-8898-5574
営業時間:11:00~14:00 ※夜営業はSNSでご確認ください
定休日:日曜日
駐車場:あり(7台)
「三好野レストラン 児島店」の鶏塩野菜ラーメン
天満屋ハピータウン児島店の2階にある「三好野レストラン」。昔ながらのファミリーレストランで座席が広く、家族みんなでゆったり食事を楽しめます。色々なメニューがあり、どれも美味しそうです。このお店で提供されている児島塩ラーメンは「鶏塩野菜ラーメン」。
※以下塩結びプロジェクト公式サイトより引用
「天満屋ハピータウン児島店の2階にある三好野レストランは、3世代のお客様にご利用いただけるファミリーレストランで、三好野本店のレストラン伝統の味や製法を取り入れ、幅広いメニューを提供している。そして、「児島らしいメニューを」との想いから生まれたのが「鶏塩野菜ラーメン」である。野菜、鶏肉、エビ、煮卵と具だくさんで、タンメンともいえるような児島塩ラーメンに仕上がった。自慢の鶏をベースにしたスープに、海鮮と野菜の甘味・旨味が溶け込んだ優しい味わいの一杯だ。ボリューミーな一杯だが、飽きなく完食できる。」
(引用終わり)
人気の岡山駅弁「祭ずし」を販売している「三好野」らしく、具だくさんで食べ応えのあるラーメン。柚子胡椒が添えられていて味変しながら食べられるのも嬉しかったです。
【三好野レストラン 児島店】
所在地:岡山県倉敷市児島駅前2-35
TEL:086-473-7629
営業時間:11:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:なし
駐車場:あり
塩結びプロジェクトイベント「備中塩騒 in 児島」
2026年10月31日(土)・11月1日(日)には塩結びプロジェクトのイベント「備中塩騒 in 児島」が王子が岳(山頂芝生広場)で開催され、会場で児島塩ラーメンを食べる事が出来ます。また、児島の塩と備中地域の特産品のコラボグルメも出店。ステージイベントやスタンプラリー・宝さがしなど、家族で楽しめる塩の魅力を感じることのできるイベントとなっているそうです。是非足をお運びください。
まとめ
「塩結びプロジェクト」ではラーメンだけでなく、塩を使ったお土産も販売中です!天満屋ハピータウン児島店内のギフトコーナーには「倉敷児島塩結びプロジェクト」で生まれた商品が沢山。児島地区内のホテルなどでも販売中です。詳しくは塩結びプロジェクト公式サイトをご覧ください。児島に立ち寄った際には是非お買い求め下さいね。
紹介したお店の場所(地図)
- 金烏 RAMEN STELLAR EXPERIENCE
- 二代目麺や ゆうじろう
- 三好野レストラン 児島店
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