総社市「たね井や」で味わう地元の旬!新鮮野菜のランチバイキングと果物が人気の直売所
岡山県総社市の北部、高梁川の穏やかな流れに沿うように佇む「たね井や」。木の温もりあふれる店内には、地元農家さんが育てる新鮮な野菜や季節の果物がずらりと並びます。さらに、併設されたレストランでは、直売所の新鮮な食材をふんだんに使った手作りランチバイキングが楽しめると人気。「おうち価格」で楽しめる直売所の秘密や、知恵と工夫が詰まったバイキングの実食レポートまで、その魅力をご紹介します。
- ライター
- こばん(小林美希)
- 掲載日
- 2026年7月16日
「たね井や」とは
「たね井や」があるのは、総社市の北部、吉備中央町や高梁市にもほど近い種井(たねい)地区。岡山の県南と県北をつなぐ国道180号線沿いに位置しています。山陽自動車道を利用する場合は総社IC、中国自動車道を利用する場合は賀陽ICから各約30分と、ドライブの目的地としても立ち寄りやすい場所にあります。
お店の建物は「地域の資源を地域内で循環させたい」という店主の思いから、可能な限り地元産の木材が使用されており、床から天井まで温かみのある木造りで仕上げられています。
驚くほどお買い得!直売所
直売所には総社市をはじめ、隣接する高梁市や吉備中央町などの地元農家さんが手塩にかけて育てた農産物が直接持ち込まれています。
毎年7月上旬からは岡山を代表する果物「桃」が店頭を飾ります。「はなよめ」から始まり、「白鳳」「清水白桃」「川中島」「白麗」など、9月頃まで時期ごとに異なる品種が次々とリレーのようにお目見えします。
また、7月中旬からは「ぶどう」の出荷も本格化します。大粒の「ピオーネ」や人気の「シャインマスカット」がメインとなり、なかでもシャインマスカットは保存の工夫を施すことで、なんと1月頃まで店頭に並ぶそうです。
桃やスイカが売り場に並ぶと、次々とお客さんが手に取っていき、旬の果物を楽しみに訪れている人が多いことが伝わってきました。贈答品のイメージがある岡山の果物ですが、自宅で味わえる手頃な「おうち価格」のものもたくさん並んでいるのが特徴です。
直売所には年間を通じて様々な地産食材が並びます。以下はほんの一例です。
春:つくし・わらび・ふきなどの山菜、しいたけ
夏:トマト、きゅうり、ピーマン、なす、ゴーヤ、とうもろこし
秋:梨、いちじく、柿(あたご柿、干し柿など)
冬:みかん(10月~)、いちご(3~5月)、キウイ、大根、かぶ、れんこん
この日並んでいた大量に入ったこちらの玉ねぎは、なんと1,500円でした。思わず「この量で!?」と値札を二度見してしまいました。
果物も野菜も、お手頃に手に入れられるのが魅力です。お手頃な価格なのには理由があります。それは、形が不揃いだったり、サイズが大きすぎたり小さすぎたりする「規格外」の品を、地元の農家さん自身が価格を決めて直接出品しているためです。「見た目は不揃いでも、味は一級品」という農産物が並び、そのお買い得感から一度訪れてファンになり、県外からお取り寄せする方もいるそうです。
さらに、地域の猟師が仕留めた冷凍のジビエ肉(猪肉や鹿肉)や、釣り好きの地元の方が趣味を活かして提供する、安くてボリュームのある調理済みの冷凍魚など、ここならではのユニークな商品も見逃せません。
知恵と愛情がたっぷり!ランチバイキング実食レポート
直売所のすぐ隣に併設されているのが、ランチバイキングレストラン。大人 1,600円、小学生 800円、3歳以上 500円。2歳以下は無料で利用できます。
こんなリーズナブルな価格で提供できる秘密は、直売所のサイズが規格外だった野菜や、熟し始めた食材などを無駄なく活用しているから。食材を大切にする精神が、そのままお財布に優しい価格へと還元されているのです。
バイキングは先に会計を済ませてから、お盆を持って時計回りに料理が並ぶカウンターを進みます。
目の前には、サラダ、煮物、焼き物、和え物、天ぷら、唐揚げ、魚料理など、約30種類もの色鮮やかなメニューがずらり。
これらのメニューは、厨房を担当する地元の主婦の皆さんが、その日の材料となる野菜を見て臨機応変に知恵を絞り、手作りしています。
私が料理を選んでいると、「今日はこのナスとキュウリの和え物がおすすめ。食べてみてね」と声をかけていただきました。シソがいいアクセントになっていて、さっぱりとした味わいでした!
野菜料理だけでも味付けのバリエーションが本当に豊富で、「こんな食べ方があるんだ」と思う一品ばかりでした。
新しいアイデアメニューも日々登場。「家での野菜料理の参考になる」とレシピのヒントを持ち帰るお客さんも多いそうです。
ごはんは地元・美袋(みなぎ)地区の山間部にて、清らかな水で育まれたお米を使用。一粒一粒がしっかりと立っており、噛むほどに甘みが広がります。卵かけご飯も最高でした!
周りを見渡すと、ジビエカレーを選んでいる方が多く、その人気ぶりがうかがえました。イノシシの骨からじっくりと丁寧にスープを取り、柔らかく煮込まれた猪肉が入った辛口の本格派カレー。深みのあるコクがたまりません。
デザートも充実しています。この日は旬の桃が入ったフルーツポンチや、びわのケーキ、コーヒーゼリーが並び、食後のコーヒーとともにほっとひと息。
料金は大人1,600円と非常に良心的ですが、さらに注目したいのが「ご長寿割引」です。70歳以上の方は200円引き、そして95歳以上の方はなんと無料(※自己申告制、95歳以上は証明書の提示が必要)となります。「シニアの方々にいつまでも元気でいてほしい、美味しいものを食べて笑顔になってほしい」という温かい願いが込められています。
直売所には農産物がずらりと並び、レストランのランチバイキングではお腹いっぱい新鮮な野菜を食べて、体も心も満たされる「たね井や」。夏の桃やぶどう、秋の柿、冬のいちごと、季節ごとに野菜や果物が変わるのも楽しみです。また違う季節にも訪れてみたくなりました。
【農産物直売所たね井や】
所在地: 岡山県総社市種井441-1
TEL: 0866-99-2233
営業時間: 直売所7:00~19:00(11月~2月、日曜・祝日は18:00まで)/ レストラン11:00~14:00
定休日: 直売所:元日 / レストラン:12月30日~1月3日
駐車場: 普通車70台、大型車5台
地図
- 農産物直売所たね井や
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◎ 岡山県農村振興課では地産地消を推進するため、岡山県産の食材を積極的に利用・提供する「おかやま地産地消協力店」(小売店・飲食店)や岡山県内の直売所をホームページで紹介しています。
お店を訪れ、岡山の食材を味わってみてください。
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