岡山人の常識「まるぶ」って?ぶっかけうどん発祥の店「ふるいち」の魅力を徹底解剖
倉敷発祥の「ぶっかけうどん」でおなじみの「ふるいち」。
岡山県民にとって「ぶっかけうどん」は、「まるぶ」の愛称で親しまれているソウルフード的な存在です。県内に10店舗以上を展開しており、日常のランチから観光の合間の食事まで、幅広く利用されています。今回は、ふるいちのぶっかけうどんの魅力とともに、数ある店舗の中から特に観光の際に立ち寄りやすい3店舗をご紹介します。
- ライター
- こばん(小林美希)
- 掲載日
- 2026年2月16日
目次
倉敷のソウルフード「ぶっかけうどん」と「ふるいち」
今や全国的に知られている食べ方「ぶっかけうどん」発祥の店と言われているのが、岡山県倉敷市の「ふるいち」です。
創業は1948年(昭和23年)。ぶっかけうどんが誕生したのは昭和40年代で、創業者が麻雀の合間に食事をする際、食事作りを命じられた子どもなりの「食べやすいように」という配慮から、ざるうどんを丼に入れ、たれをかけて具もその上にのせたのが始まりだと言われています。「これはうまい、店でも出そう」とメニュー化され、改良を重ねて現在の形になりました。
全国のご当地うどんが集まる「うどん天下一決定戦(2016・2017)」で2連覇を達成し、「日本一」の称号も手にしています。
こだわりの素材と、豪快な食べ方
ふるいちの美味しさの秘密は、厳選された素材にあります。
タレには利尻昆布、枕崎や山川の鰹節、大分産の乾燥椎茸といった国産素材をふんだんに使用。瀬戸内海の塩を練り込んだ自家製麺に、このタレが絶妙に絡みます。
店頭の看板でも推奨されている「美味しい食べ方」があります。
まずは「温・冷」の選択。一般的に「ぶっかけうどん」は冷たいイメージが強いですが、「ふるいち」では温かいぶっかけも根強い人気を誇ります。
それぞれの良さがあるので、その日の気分で選ぶのがおすすめです。
【冷たいぶっかけ】
麺が冷水で締められ、強いコシとツルッとした喉越しが楽しめます。添えられた「わさび」が、タレの味を引き締めます。
【温かいぶっかけ】
もちもちとした食感になり、麺にタレがよく染み込みます。添えられた「おろし生姜」の爽やかな香りが口の中に広がります。
温・冷どちらでも、トッピングされているうずらの卵を崩し、海苔やネギ、天かすなどの具材とタレが麺全体に絡むように、豪快に混ぜるのが、美味しくいただくポイント。
麺の食感とタレの甘辛さ、薬味の風味が一体となった味が楽しめます。
1.ぶっかけふるいち 仲店
ここからは、岡山県内に10数店舗ある「ふるいち」の中から、観光の際に立ち寄りやすいお店を3つピックアップして紹介します。
まずは1969年にオープンし、ふるいちの店舗の中でも歴史のある「仲店」。
JR倉敷駅に着いて、さあ「ふるいち」へ! 駅前の歩道橋を渡りながら正面に見えるレンガ造りのビルと、屋上の巨大な「ぶっかけうどん」の看板が目印です。このビルを横目に見て60mほど歩けば、左手に「仲店」が現れます。
商店街の中にあり、地元客はもちろん、倉敷へ観光に訪れた人々で常に賑わっている店舗です。
「ぶっかけうどん(冷)」と天ぷらを注文しました。
冷たい麺は、コシが強く、ツルッとした喉越し。わさびを混ぜるとタレのアクセントになり、箸が進みます。
揚げたてサクサクの天ぷらは、そのまま食べても良し、タレに浸して食べても良し。
店内を見渡せば、スーツ姿の地元客と観光客らしい人が並んでうどんをすすっています。
そんな光景からも、ふるいちが地元の日常に深く根付いていることが伝わってきます。
まるで普段着の倉敷に触れたような、温かい気持ちになるでしょう。
【ぶっかけふるいち 仲店】
所在地:岡山県倉敷市阿知2-3-23
TEL:086-422-2389
営業時間:9:00~21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休
駐車場:なし
2.ぶっかけ庵 ふるいち
2店舗目は、倉敷美観地区沿いに位置する「ぶっかけ庵 ふるいち」。こちらは他の店舗とは一線を画すコンセプトを持っています。
落ち着いた和の空間。そして岡山県の伝統工芸品「備前焼」の器も使用されています。
ぶっかけ庵 ふるいち限定のオリジナルメニューもあります。その中のひとつ、岡山を代表する魚「鰆(さわら)」の天ぷらがついたセットメニューを注文しました。ふっくらとした鰆の身と衣の香ばしさがたまりません。
セットには白玉とあんこのデザートが付いてくるのも嬉しいポイントです。
店内のお土産コーナーも商品充実。うどんやたれのほか、シールなどオリジナルデザインの文房具も並んでいます。
【ぶっかけ庵 ふるいち】
所在地:岡山県倉敷市中央2-1-16
TEL:086-435-3900
営業時間:11:00〜19:00
定休日:なし(臨時休業あり)
駐車場:なし
3.JR岡山駅新幹線上りホーム店
最後にご紹介するのは、JR岡山駅の新幹線上りホーム(23・24番のりば)にある店舗です。
店内は立ち食いスペースとテーブル席があり、移動の合間にサッと食事を済ませるのに最適。
また、新幹線車内への持ち込み(テイクアウト)に対応している点が、ホームにある店舗ならではの嬉しいポイントです。
私も新幹線に乗るときに利用してみました。
注文時に「タレをあらかじめかけておくか、後からかけるか」を選べます。
味がしっかり染みた麺が好みであれば、最初にかけてもらうのがおすすめ。テイクアウトした温かいぶっかけうどんは、時間が経つほどにタレが麺に馴染んで、もちもち・プルプルとした食感がたまりません。
車内でゆっくりと岡山の味を楽しめる、旅の締めくくりにぴったりな一品です。
【ぶっかけふるいち JR岡山駅新幹線上りホーム店】
所在地:JR岡山駅新幹線上りホーム(23・24番のりば 自由席寄り)
TEL:086-212-0050
営業時間:9:00~19:00
定休日:無休
駐車場:なし
公式オンラインショップ
「倉敷で食べたあの味が忘れられない…」「大切な人にもこの美味しさを届けたい」。そんな方には、ふるいち公式オンラインショップがあります。旅先で味わった感動をきっかけにファンになり、取り寄せて自宅でもその味を楽しみ続ける人も少なくありません。
オンラインショップでは、モンドセレクションで最高金賞を受賞した定番の「お土産セット(半生麺)」をはじめ、お店の味をそのまま楽しめる「凍らし麺(冷凍)」、親子でうどん作りが体験できる「手づくりキット」など、幅広い商品が揃っています。
スマートフォンやパソコンから簡単に注文でき、倉敷の味をいつでも手軽に取り寄せることが可能です。旅の思い出に、また大切な方への贈り物として、利用してみてはいかがでしょうか。
終わりに
倉敷の日常に溶け込み、時代を超えて愛されてきた「ふるいち」のぶっかけうどん。
今回ご紹介できたのはほんの一部の店舗で、岡山県内には10店舗以上があります。岡山・倉敷を訪れた際は、ぜひ「まるぶ」の味を楽しんでみてください。
紹介したお店の場所(地図)
- ぶっかけふるいち 仲店
- ぶっかけ庵 ふるいち
- JR岡山駅新幹線上りホーム店
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