実は、かつては全国各地で見られたうどん自販機。今ではその姿を見かけることが少なくなりました。というのも、すでに自販機自体の生産が終了しており、機械を修理できる方もわずかなのだとか。
そんな貴重なうどん自販機が岡山県内には3ヶ所あり、24時間、温かいうどんを提供してくれています。今回は、まるで昭和にタイムスリップしたかのような、懐かしい体験ができるおすすめスポットを実際に巡ってきました。うどん自販機の使い方も含めて紹介します。
うどん自販機を楽しむための3つのポイント
【ポイント1】やさしく、丁寧に
うどん自販機は、とてもデリケートです。もう新しくは作られておらず、修理できる人も少ないので、みんなで大切に使いましょう。
お金を入れるときも、ボタンを押すときも、愛情を込めてそっと扱ってください。
取り出し口から出すときは、そーっと汁がこぼれないようにご注意ください。
両替機がないショップもあります。
あらかじめ100円玉や50円玉、10円玉を準備しておくとスムーズです。
美味しいうどんを堪能したら、食べ終わった器は必ず決められた返却スペースへ。持ち帰りはNGです。
うどん自販機はデリケートです。もしも訪れた時に修理中だったら、その日はご縁がなかったということで、またのリベンジを楽しみにしましょう。
ここからは、うどん自販機がある岡山県内の3スポットを紹介します。
自販機なのに手作り感!「ベンダーショップもみぢの里」(真庭市)
真庭市と高梁市を結ぶ国道313号沿いにあり、車やバイクがひっきりなしに訪れます。
自販機から出てくるうどんであるにも関わらず、もっちりとした食感と小麦の風味がたまりません。
そして、きつねうどんのボタンを押したはずなのに、天ぷらものっていました。なぜでしょう。
なんと、きつねうどんも天ぷらうどんも、サービスで季節の野菜の天ぷらが追加でのっていることがあるのだとか。(天ぷらうどんは、かきあげ+季節の天ぷら!)
写真は「大ちゃんうどん」。だしの香りが感じられて、具材はかきあげ、おあげ、肉、たまごとじ、わかめなど、ボリューム満点! 次もまた食べたくなります。
自家製の米を使ったおにぎりも美味しいと人気だそうですよ。
【ベンダーショップもみぢの里】
所在地:岡山県真庭市上中津井3422-3
TEL:0866-52-2987
店舗の営業時間:9:00~18:30 ※うどん自販機は24時間営業
定休日:なし
駐車場:あり
見逃し注意!ひっそりうどん自販機が佇む「おかもと」(津山市)
地元で長年親しまれている仕出し屋さんの軒先に、ひっそりとうどん自販機が佇んでいます。
自販機で提供されるうどんですが、こだわりが感じられる一杯でした。
さまざまなお弁当やお惣菜が並んでおり、離れのスペースでイートインすることも可能です。
おすすめのフライドチキンはお惣菜としても並んでいたので、ぜひ見つけたらトライしてみてください。
【おかもと】
所在地:岡山県津山市桑下1337-3
TEL:0868-57-3535
営業時間:6:00~14:00(売り切れ次第終了) ※うどん自販機は24時間営業
定休日:日曜・祝日
駐車場:あり
昭和ロマンに浸る「ドライブイン古城」(倉敷市)
ドライブの休憩に、ちょっとした冒険気分で立ち寄ってみてはいかがでしょう。
【ドライブイン古城】
所在地:岡山県倉敷市福田町福田2111-1
TEL:086-455-5190
24時間営業
定休日:なし
駐車場:あり
おわりに
それぞれのスポットに個性があるので、ぜひ訪れてみてくださいね。